合格体験記ー松下烈ー

 学部 年度入学

松下烈

学部: 理工学部

出身校: 静岡高校

所属ブロック: 短短ブロック

高校時自己ベスト: 100m 10.74

入試形態: 学校推薦型選抜

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慶應を選んだ理由

高2の冬に慶應競走部からAO入試の案内をいただいたことがきっかけです。(それまでは国公立の大学を受けようと思っていました。)「あの慶應大学から声をかけてもらえた!」と非常に嬉しかったことを覚えています。それから競走部主催のAO入試説明会に参加して慶應義塾の理念や競走部の活動方針などをお聞きしました。そこで慶應を目指そうと決めました。

入試対策

高3の10月までは一般入試に向けて勉強していたのでその話をします。高校一年生の時は、数学を特に勉強していました。4stepという問題集と青チャートを一通り解いて間違えた問題に印をつけて、何度も解き直しました。その次に頑張ったのは英語でした。学校で渡されたLEAP英単語帳で一週間に50個弱の英単語を暗記していました。あと、基本的な文法は覚えました。理科は学校の進度が遅かったため、あまり勉強しませんでした。(特に化学)  高校二年生の時も、やはり数学を優先しました。高2までで数学はほとんど履習を終えました。高2までは4stepと青チャートしか解いていませんでした。英語は苦手では無かったのであまり勉強しなくても定期テストや模試ではそこそこ取れました。理科の優先度はあまり高くありませんでした。  高校三年になり、本格的に理科を勉強し始めました。物理は得意だったのですが、今までおざなりにしていた化学を本気で勉強しようと決意しました。高3から個別指導の塾に入って、化学、数学、英語を教えてもらいました。集団授業よりも個別授業の方が今の自分に必要なことをやりやすいので私はお勧めしたいです。勉強の7割は理科でした。特に有機化学は暗記量が多いので割く時間が多くなりました。入試問題を本格的に解き始めたのは高3の夏からです。物理、化学はまだ学び終わっていませんでしたが構わずにやりました。どんなに遅くても8月には入試問題に触れておいた方が良いです。もし全く解けなかったとしても、入試の難易度を知ることで自分に足りないものを知ることができ、逆算して秋からの勉強のスケジュールを立てやすいからです。夏休みの間に少なくとも五年分の過去問は解いておきたいです。答え合わせと間違い直しが重要なので怠ってはいけない。苦手な分野を見つけたらそこを重点的にやる。他の大学の問題を解くのも大事なので、赤本は3冊くらいあるといいと思います。夏は過去問5割、履習し終えていない理科の勉強3割、それ以外の勉強2割といった感じでした。英語は一日一長文を心がけました。英語は毎日読まないと読解スピードが落ちます。細かいイディオムの確認もこの時期から始めました。秋からは理科の演習を徹底的に行いました。  今こうして振り返ってみて、思ったのは、数学の演習が不足していたということです。高2まではかなりやっていましたが、範囲を全て履習し終えた途端に勉強量が少なくなり、高3の4月から夏休みが始まるまであまり数学に触れませんでした。私は問題集を解き終わってゴールしたつもりになっていましたが、そこから入試問題へ移行して多くの難しい問題を時間をかけて考えていくことが入試で求められる思考力を育むことに繋がります。あと、無機化学はそこまで先取りする必要性を感じないので焦らずやればいいと思いました。理科は二年の秋くらいからでも十分間に合うと思いますので、高一高二では数学と英語に注力した方がいいと思います。

慶應競走部の魅力

頼りになる先輩、同期が多くいること。恵まれた施設、環境。

受験生に向けてのメッセージ

この文章を読んでる人は高校で陸上競技部に所属していて、なかなか勉強時間の確保が難しい人が多いと思います。しかし、部活を引退してから頑張っただけでどうにかなるほど大学受験は甘くはないと思います。一年生の頃からしっかり基礎を固めておくことを強く薦めます。基礎さえ固まっていれば三年生になって応用問題や入試問題に取り組む際、スムーズに移行できます。運動と勉強の両立は忙しいとは思いますが、逆に限られた時間だからこそ集中できるという側面もあります。それを最大限に活かして受験勉強頑張ってください。心より応援しています。