合格体験記ー木村知哉ー
木村知哉 商学部2023年度入学
慶應を選んだ理由
自分が成長できる環境が揃っていると思ったから。
入試対策
私は国立大学を第一志望としていたため、商学部の対策を特別に行うことはありませんでしたが、そのような点も含め受験生に少しでも役立つ情報をお伝えできればと思います。➀各科目の対策(A方式(英語、数学、日本史))と②国立校併願としての対策についてお伝えします。
➀まず英語について。合計400点満点のうち200点分を占める英語は特に大切な科目となります。英語は時間が厳しいので、膨大な量の文章に対して時間をかけすぎず、かつ丁寧に読み進める必要があります。ただ、最後の文法以外はすべて選択問題であり、問題文も平易なものが多いので共通テストを難しくしたものと捉えても問題ないと思います。
一方で文法が苦手だった私にとって最後の文法問題は苦戦を強いられました。複数形にするのか過去分詞なのかどうかなど本当にわかりませんでした。さらにそれが問題の終盤で時間が無いことも相まって終わってから手応えがが無かったのを覚えています。
受験生は夏休みまでは単語帳と共通テスト英語の対策を強くおすすめします。この基盤ができていればその後の勉強もかなり優位に進められます。お勧めの単語帳は、『鉄壁』です。単語の語源を絵から学ぶことが出来るうえ、派生語も幅広く載っており圧倒的に覚えやすく、他の単語帳とは一線を画しています。確認テスト欄もあるので覚えやすいです。単語が出来ればあとはひたすら読解問題に取り組むのみです。文法は基本的な事が分かっていれば読む分には問題ありません。それがしっかりできていないと私のように苦しむので最低限の内容は学校の参考書等で覚えましょう。最後の文法問題で高得点が取りたい場合は丁寧に学習すると良いと思います。
数学について。数学は英語に比べると時間があり、考えて解く時間があります。問題は複数の分野から総合的に出ることがありますが、問題を丁寧に読み込み、何をすれば答えが導けるかを考えると解法が思いつきやすいです。過去問で練習するのが一番ですが、個人的に上智大学の文系数学の問題は慶應商の数学と似ている気がします。マーク式問題が多く、難易度も似ているので時間があれば取り組むことをお勧めします。
歴史について。問題内容は教科書レベルですが、日本史・世界史ともに100択程度のマーク式問題が出題されます。これが意外に面倒くさい。しかも思っていた答えと似ている選択肢があるとやっぱこっちかも?などと惑わされることもしばしば。自分の答えに自信を持って、試験に挑んで欲しいです。特に歴史はマークミスに注意してください!
②数学と社会が必須という面から、国公立勢にはかなり狙い目な受験科目になっています。もし併願するなら、まずは国公立の勉強を優先して良いです。国公立レベルの勉強が出来ていれば、数学・社会は過去問をあまり解かなくてもすでに有利な位置にいます。私立だからと歴史などの激ムズな問題のために特別に勉強する必要はありません。コスパが悪いし、他の受験生も解けません。ただ、英語は時間配分がやや難しいため2~3年分程度は解いておきましょう。
慶應競走部の魅力
充実した設備と、共に高め合える仲間です。私自身競走部についてあまり詳しくないまま体験入部に行きましたが、まず大会が開ける程の充実した環境に驚かされました。さらに、他の部員の方々全員が優しく接してくださり、他の新入部員含め全員が高い目標を持って主体的に陸上競技に取り組んでいたことが強く印象に残っています。大学でも全力で物事に打ち込みたい、そう思っているなら競走部にぴったりだと思います。
受験生に向けてのメッセージ
受験が終わるまで、模試で一喜一憂したり、急な不安に襲われたりと、すごく安定した受験勉強を行うことはなかなか難しいと思います。でも、完璧な受験勉強をできた人なんてそうそういないでしょう。自分の立ち位置とゴールまでの距離を見定めて、今やることはわかれば、自ずと気持ちは楽になります。気を張りすぎずに頑張ってください。競走部でお待ちしています!