2022年6月20日
/ 最終更新日時 : 2023年4月29日
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合格体験記ー松尾直樹ー
松尾直樹 文学部2022年度入学
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プロフィール学部学年: 文学部 出身校: 八王子東高等学校 所属ブロック: サポートブロック 高校時自己ベスト: 入試形態: 一般入試 |
慶應を選んだ理由
初めに、私は一浪で国立大の受験に失敗し、慶應に来ました。すなわち、慶應は第一志望ではありませんでした。
それを前提とした上で、慶應を選んだ理由を2つほど、紹介させていただきます。
1つ目は、慶應の文学部ならば、自分が第一志望の大学で勉強したかった内容(社会学)に近いものができると考えたからです。
せっかく大学で勉強できるのなら、自分の興味があるものをたくさん勉強したいですよね?そうした考えが、大学選びの一つの指針でした。
2つ目は、慶應の競走部なら陸上競技とより真剣に向き合えるのではないかと考えたからです。
元々、どこの大学に行ったとしても、何かしらの形で陸上競技に関わっていたいと思っていました。第一志望の大学に落ち、合格したいくつかの大学の陸上部を調べていたとき、慶應の競走部の整った練習環境やサポートブロックの存在を知り、この組織の一員になりたいと思うようになりました。
入試対策
私は文学部の一般入試での入学ですので、①一般入試試験の特徴
②対策
の2点に絞って、それぞれ全体と各教科に関して記載させていただきます。
①一般入試試験の特徴
【全体】
・英語(150点)、世界史or日本史(100点)、小論文(100点)の合計350点。
※私は世界史を選択しましたので、以下では世界史に関して言及しております。
・合格ラインは例年、合計得点で6.5割ほど。
【英語(150点)】
・時間:120分
・例年、超長文(1500〜2000字ほど)が1つ出題。その中に軽い選択問題、内容説明問題、英文和訳、和文英訳の問題がある。
※選択問題以外は記述問題
・2つまで辞書の持ち込みOK
【世界史】
・時間:60分
・文章の穴埋めと一問一答の2パターンが出題
・論述はなし
【小論文】
・時間:90分
・文章が一つ出題。
大問1→360字程度の要約
大問2→400字程度での自分の意見の論述
②対策
【全体】
・私は国立大対策が最優先で、直前期にその合間を縫って慶應文の対策をしていました。そのため特別力を入れることはしなかったのですが、文学部一般入試はすべて記述式であるため国立大入試と通ずるところがあり(特に英語)、解きやすいなという印象でした。
・英語の配点が少し高いですが配点の偏りはあまりないため、バランス良く得点することが大切だと感じ、一つの教科に偏ることなく対策しました。
【英語】
・単語について
ターゲット(青1900と黄1000)を使って"毎日少しずつ"を意識して取り組んでいました。
辞書の持ち込みがOKとのことですが、だからといって、単語の勉強をしなくていいわけがありません。正直、辞書を引いている時間はあまりありません。当日に辞書を使わないつもりで(もちろん使うことにはなりますが)、単語はしっかり覚えましょう。
・超長文について
とにかく文章が長く特殊なので、慣れが必要です。過去問を複数年分はやることをお勧めします。私は国立大対策の合間を縫って3年分だけ解きました。
また、辞書が使えるということは単語で他の受験生と差がつきません。求められるのは、"文章全体の構成や内容を正確に把握する力"すなわち精読力だと思うので、精読力向上に力を入れることをお勧めします。
【世界史】
私が志望していた国立大が長い論述問題を出題する大学であったため、穴埋めや一問一答形式は少し苦手意識がありましたが、論述練習をしていたり教科書をしっかり読み込んでいれば知っているような単語ばかりが出題されるので、そこまで苦ではありませんでした。マニアックな単語はあまり出ません。
教科書は本当に大事です。優先的に使って読み込むことをお勧めします。私はどの大学の対策も教科書中心で、そこに資料集や用語集を取り入れる形をとっていました。
【小論文】
私は塾の先生に過去問2年分ほどの添削をお願いしました。小論文の書き方を自分一人でマスターするのはなかなか難しいと思います。学校でも塾でもいいので、誰かに添削してもらうことをお勧めします。