関東インカレインタビュー(女子)
2週間にわたる関東インカレを終えて、入賞した選手たちにインタビューを行いました。
去年に比べて大躍進を果たした女子チームに、試合の感触を語っていただきます。
志比奈津美(総4) 女子400m 55”86 5位
Q、今回の関東インカレにはどのような思いで臨みましたか?
A、目標タイムとして55”2を掲げ、表彰台に乗ることを目指していました。このタイムは丁度3位入賞の記録だったので、目標設定は間違って無かったのですが、そのレベルまで自分の走りを持っていくことが出来なかったのは、自分の準備不足でした。しかし、去年の全カレで58秒代まで落ち込んだ状態から、今回の記録まで走りの状態を上げることが出来たことは良かったと思います。
Q、大学生活最後の関東インカレ、当日の自分の走りを振り返ってみてどうですか?
A、予選は走る前にものすごく緊張してしまったのですが、その割には良い走りができ、無事準決勝に進出することが出来ました。準決勝は予選の一本が自信となり、絶対に決勝に行けるという強い信念で気持ちよく走ったところ、良いレース展開に持っていくことが出来ました。そして決勝は死に物狂いでなんとか3位に入ろうとしたのですが、前半思うようにスピードに乗れず、悔しいレースになってしまいました。ただ自分の今ある力を出し切ることは出来たと思います。
Q、去年の点数に比べ、今年は女子の大躍進でした!ご感想をお願いします。
A、今回の関東インカレでは、去年の得点を越えようなど明確な目標設定はしておらず、それぞれの選手がそれぞれの力を出し切れれば良いということだけを考えていました。また、4日間を通して競技の流れが良かったこともあり、その結果各々が実力を十分に発揮することが出来たのだと思います。
Q、大きな大会がまだまだ続きますが、今後の目標をお聞かせください。
A、全カレ女子400mに慶應競走部から3人出ることが一つ大きな目標でもあるので、全カレA標準である55”5を直近の課題とし取り組んできたいと思います。また、全カレの400mは自分にとってラストの400mのレースになるので、最後に自己ベストを出して終われたらいいなと思っています。しかし、今は個人よりもマイルリレーに懸ける思いが強いので、マイルで好記録を出し、少しでも引退を伸ばして日本選手権リレーで表彰台に乗れるように、全員で3’46”00を切っていきたいと思います。
工藤裕実(医5) 女子400m 55”92 6位 PB
Q、初めての関東インカレでしたが、どのような目標を掲げていましたか?
A、目標は全カレのB標準記録を突破することでした。実際試合で走ってみると、周りの強い選手達に引っ張られて、自分の持っている力以上のものを発揮することができ、無事目標を達成することが出来ました。決勝で走ることが出来た経験を、今後の競技に活かしていきたいと思います。
Q、レース当日の走りの感触はどうでしたか?
A、試合を通してあまり緊張はしなかったので、予選は今まで通りの自分の走りをして、順当に準決勝に上がれたらいいなと考えていました。準決勝では、ラストのスパートの感覚をなんとなく掴むことが出来、その感覚を生かして、決勝では自分の納得のいく走りをすることが出来ました。
Q、工藤さんの競走部加入は、競走部女子に紛れもなく力をもたらしました!今回の女子の大躍進についてご感想をお願いします。
A、初めての関東インカレではあったのですが、競走部のために自分の出来ることを出し切ろうという思いでいたので、結果自分が得点を取ることが出来てとても嬉しかったです。リレーに関しては、今年で引退を迎える志比や町野のためにも全力を尽くそうと思って取り組んでいました。試合前から女子全体で盛り上げることが出来たことが、今回の良い結果に繋がったのだと思います。
Q、今回の関東インカレでは予選準決勝決勝と走るたびにベストを更新しました。今後の目標をお聞かせください。
A、志比と同じく、全カレのA標準である55”5を切ることを目標にして取り組んでいきたいと思います。また、大きな目標としては、関東選手権で3位に入り、日本選手権に出場したいと考えています。マイルは今回悔しい思いをしたので、全カレで必ずリベンジをし、みんなで笑顔で引退できればと思います。
石原菜美(商1)女子走り幅跳び 5m84(+1.6) 第6位
Q、1年生として初めての関東インカレを迎えるにあたって、どのような目標を掲げましたか?
A、今回の関東インカレでは、入賞することは最低ラインとして、より上の順位を目指すことを目標としていました。結果、目標を達成することが出来たことは嬉しいですが、5位とは1cm差であり、4位も狙える記録ではあったので、少し悔しさが残ります。
Q、2本目の跳躍で今回の順位を決定づけました。跳躍全体を振り返ってみてどうですか?
A、予選の跳躍は、4×100mの1走を走った勢いで跳べたという跳躍だったのですが、その勢いをうまく後の跳躍に活かすことが出来なかった点は反省点です。しかし、今後もこのような場面は多くあると思うので、しっかりと修正していきたいと思います。
Q、石原の得点が慶應女子を勢いづけました!ご感想をお願いします。
A、今回は去年に比べて女子が大活躍したということなのですが、その中に自分の得点が入っているということがとても嬉しいです。しかし、今回の女子の勢いが今年だけになってしまってはいけないと思うので、来年以降も自分が中心となって得点を取れる選手になるためにも、この経験を今後に活かしていきたいと思います。
Q、シーズンはまだまだ続きます!個人選手や全カレが控えていますが、今後の目標をお聞かせください。
A、1年を通した目標として6mを跳びたいので、自己ベスト更新を目指して取り組んでいきたいと思います。また、全カレも決して狙えない大会ではないと思うので、今回同様決勝で勝負出来たらなと思います。
大跳躍を見せる石原(商1)
瀧澤彩(総1) 400mH 1’00″04 第3位
Q. 関東インカレ全体の取り組みを振り返って
A.初めての公式戦で、高校とは部の雰囲気も大会の取り組み方も違って正直合わせるのが難しかったです。しかし先輩方に引っ張って頂いて何とか終えられることが出来ました。
Q. 予選の手応えと決勝での走りについて
A.予選はかなり体も動いて感触は良かったのですが、準決勝は後半が全然動きませんでした。決勝は前半は去年の良いときと同じくらい体が動いたのですが準決勝同様、後半かなり落ちてしまったので、自分の良いところと悪い部分が両方出た試合だったと思います。
Q. 今回の関東インカレでの目標と実際の3位入賞という結果について
A.目標は表彰台だったので順位には満足しています。しかし、去年の同時期に比べてタイムが悪いのでその点に関しては悔しく思っています。
Q. 今後の目標について
A.今年のうちに自己ベストを更新したいです。またシニアの大会でも決勝で走れるようになりたいです。
表彰台で笑顔を見せる瀧澤(総1)
女子4×100mR(石原-志比-町野-工藤)47″91 第8位
石原:四継で慶應が決勝に残るのは久しぶりと聞いていて、そういうレースを四年生、五年生の先輩方と走ることができてよかったです。今後も今回だせなかった塾記録、全カレ標準を目指していきたいです。
志比:関カレ前、私たちの目標は決勝進出でした。なかなか集合が合う曜日は少なかったのですが、そのための出来る限りの準備はできたと思います。まだまだ荒削りなバトンワークですが、まずは目標を達成でき、決勝を走れたことはとても幸せでした!
町野:入部してから4継で関カレ決勝に残るのが夢でした。
全カレ切れなかったのは残念でしたが、決勝で走れて本当に幸せでした。
工藤:決勝に行けたことは良かったのですが、目標としていた塾記録には及ばなかったのが残念です。
3走町野(商4)から4走工藤(医5)へのバトンパス
女子4×400mR(瀧沢-工藤-町野-志比)3’46”57 5位
瀧沢:目標は表彰台だったので5位は非常に悔しかったです。個人の400mでも調子が良くなく、もっとピークを合わせられていれば速く先輩にバトンを繋げられたと思います。しかし、その分収穫のあったレースだったので、しっかり修正して全カレに繋げたいです。
工藤:目指していた表彰台、日本選手権リレーの標準を切ることができませんでした。全カレでリベンジします!
町野:正直、これだけのメンバーがそろっているのでもっとタイムは出たと思います。
メンバーの足を引っ張らないためにも全カレまで、必ずパワーアップしてもう一度勝負しにいきます。
志比:タイムにも結果にも満足はしていませんが、最高のチームで戦えたことにはとても満足しています。今までで一番ワクワクし、楽しく走れたマイルでした。100%の満足感は、全カレ・日本選手権リレーで!!
バトンを受け取り走り出すアンカー志比(総4)