AO入試:守屋明穂

プロフィール

  • 氏名:守屋明穂
  • 学部学年:環境情報学部3年
  • 出身校:日本大学高校(神奈川)
  • 所属パート:中距離
  • 自己ベスト:800m:2’13″50

慶應を選んだ理由

 私が慶應を受験しようと決心したのは、高校2年次の2月ごろです。私はインターハイ出場などの大きな功績はなく、高校3年次のインターハイ路線をもって陸上をやめようと考えていました。そんな中、高校2年次に出場した日本ユースで慶應競走部から勧誘を受けました。しかし、AO入試はスポーツ推薦と違い、受験すれば入学を保証してくれるものではないので、その場では受験の決断には至りませんでした。その後、進路を考えるにあたり、慶應競走部の練習に何度か参加しました。そこで、慶應競走部の自由な雰囲気や自らの力で上を目指す強い選手を目の当たりにし、慶應競走部へ憧憬の念を抱きました。それに加え、AO入試で慶應に合格すればブランクなしで陸上が続けられると考え、受験を決意しました。

入試対策

 高校生の皆さんにはまず、SFCの理念・概要をご覧になることをお勧めします。SFCには総合政策学部と環境情報学部がありますが、どちらの理念にも未解決の問題に取り組み、社会に貢献するという内容が含まれています。SFCの求めている学生が分かれば、自ずと志望理由にするべきテーマも定まるかと思います。
 慶應のAO入試は、主に「志望理由書」、「自由記述」、そして「面接」の3つに分けられます。ここでは、私が実際にどのように入試対策を行ったかをお話しします。
まず、志望理由書についてです。志望理由書には、SFC入学への思いを2000字で綴ります。これは、慶應AO入試の中で最も重要な書類だと思います。志望理由書を書く際のポイントは2つあります。1つ目は、問題だと感じるものを実際に自分の目で見ることです。本当に問題だと思っていても、実情がわからなければ解決策を考え、講じることはできません。自らの目で見て、問題解決への思いを強めることは面接にも活きるはずです。2つ目は、何度も書き直す覚悟をもつことです。志望理由書の2000字を一発で書いて合格するツワモノは、そうそういないと思います。何度も思いを言語化し、推敲しているうちに考えが深まったり、より良い解決策が思い浮かんだりすると思います。
次に、自由記述についてです。自由記述はA4×2枚という指定のみで、自由に自己PRができる書類です。私は、1枚目には志望理由書をチャートにしたもの、もう1枚には自身の記録向上のグラフを書きました。
最後に、面接についてです。慶應AOの面接は、面接官3人に対して受験生1人で30分行われます。私は面接対策として、家族や学校の先生などに志望理由書を読んでもらい、疑問点を何十個も集めました。そして、それらに対する答えを考え、口に出して練習しました。本番は予想していなかった質問も中にはありましたが、疑問点に対する答えを考える過程でさらに考えが深まっていたため、スムーズに答えることができました。自分の頭の中を整理するためにも、声に出して練習することをお勧めします。

慶應競走部の魅力

 慶應競走部は、他大の体育会と比べて自由な雰囲気で有名です。上下関係はしっかりしていますが、フレンドリーで話しやすい先輩が多いです。練習に関しても、メニューを自分で考え、試行錯誤している選手がたくさんいます。また、大学で競技を始める選手からインターハイチャンピオンまで、幅広い戦績・経歴の学生が所属しています。競技面だけでなく、今まで自分が経験したことのない世界を教えてくれる学生が必ずいます。SFC、また競走部というコミュニティーだからこそ得られる仲間、知識があり、それらは自身の成長の糧になると思います。

受験生に向けてメッセージ

誰よりも頑張ってきたこと、自分にしかないものを包み隠さずに表現することが合格への近道だと思います。受験は精神的に辛い時期もあると思いますが、合格への努力を惜しまず、最後まで自分を信じて頑張ってください。
慶應競走部に興味のある方は、ぜひ一度日吉にいらしてください。

受験に関するお問い合わせはこちらまで
受験担当:向吉未来也 manager.keiotf@gmail.com

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