箱根駅伝2日前!~応援メッセージ①~

こんにちは!1年長距離マネージャーの中井です。

2022年も本日で最終日となりました。いよいよ箱根駅伝が開幕しますね!最近は冬らしいからっとした晴天続きですから、箱根本番もぜひ良い天気で迎えたいものです。

さて、今年も弊部から関東学連選抜の一員として箱根路を走る選手がいます。環境情報部、4年の貝川裕亮です。貝川さんは大学での競技人生ラストイヤーにして箱根出場の切符を勝ち取りました。

現時点では1月3日、復路の10区にエントリーされています。

貝川さんがゴールに白のKマークをまとって帰ってくる姿をぜひ見てみたいですね!

今回のマネブロでは、10名による貝川さんへの応援メッセージを2日にわたってご紹介させていただきます。

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◎鯉渕 温子 (法4)
1ファンとして見る箱根駅伝は、現役時代と比べると物足りないような予感がしています。(仕方ないよね!?)
だからこそ、オープン参加の学連チームが大いにかき乱してくれることを、貝川が見る人の心も目も離さない走りをしてくれることを、期待しています!

一足お先に引退させてもらったけど、貝川のいない飲み会はどこか物足りなかったよ。
陸上選手人生の最終章を最高に美しく描いてください。そしてたくさんたくさん労わせてください。

私が、同期みんなが、チームみんなが、慶應が、岐阜が!、貝川を応援してるよ👍夢の舞台へ、いっけー!!!!!!

写真右:鯉渕

◎前原 裕磨 (法4)
4年間の競走部生活で最初で最後の応援メッセージを貝川に捧げます。

貝川へ

まずは学生連合への選出、本当におめでとう。

初めて貝川に会ったのは、入学前の多摩川会の新入生研修だったね。
あどけない眼差しと甲高い声で「よろしくね!」と言われた時は、『こんな可愛いらしい奴が、本当に高1の時に5000m14’50”で走ったのか?』と疑ったよ。

でも入部して最初の練習で貝川の走りを見た時、その疑いは一瞬にして消え去った。

1年生の頃の貝川は、言うなればセンスで走る選手だった。
決して綺麗なフォームではなく、バネの力強さも感じない。だけれど何故か速かった。
こういう人が天才なんだなと思った。

でも、そこからの2年間はとても苦しかったと思う。調子が上がると怪我と復帰の繰り返しで、思うようにいかない時期が続いていたね。正直、俺が貝川の立場だったら、ここまで競技を続けられてないかもしれない。
それでも君は決して腐らずに、補強やバイクに取り組み続け、必ず怪我をする前よりも成長して戻ってきた。
そしていつの間にか、君はセンスで走る選手から、努力で走る選手へと変わっていた。
 

話は変わるんだけどさ、3年生のときの予選会のことを覚えてる?
初めてチームで「箱根駅伝出場」を夢ではなく目標として掲げ、挑んだ予選会。
最初の5キロを予選会突破圏内で通過したもの、多くの選手が後半にペースダウンしてしまい、結果は19位だった。
今だから言えることなんだけど、俺は15キロ通過で予選会突破がかなり厳しくなったとき、頭では諦めてはいけないと分かっていても、体が動かなくなっていた。
そんな状態でラスト1キロを迎えた時に、貝川が追いついてきて、「来年に繋げる走りしろよ!!!」と言ってきたこと覚えてる?

あんなに辛くて、苦しくて、厳しい状況だったにも関わらず、貝川は前を向いていた。


あれから一年を経て挑んだ最後の予選会。
チームでの出場は叶わなかったけれど、学生連合として箱根路を走るチャンスが与えられたのが貝川で本当に良かった。
あと1秒が足りずに学連11番目というのがなんとも貝川らしいけど、最後まで諦めないかどうか、神様が試しているのかもしれないね。
でも貝川なら大丈夫。
絶対に走ってくれると信じているよ。

現時点の発表によると、貝川は10区に出走予定だね。
これまでの陸上競技人生の集大成として、最高の舞台じゃんか。
1月3日、貝川が最高の笑顔でゴールしてくれることを心から願って、大手町で待ってるよ。
がんばれ貝川!!!

 

◎森田 剛史 (経4)
この度、貝川の応援メッセージを書かせていただきます、長距離ブロック4年の森田です。
今まで共に練習をしてきましたが、応援メッセージを書いたことはなかったので上手く書けるかわかりません(笑)
僕なりに全力でエールを送らせていただきます!


まずは学連、そしてメンバー入りおめでとう!
共に練習してきた仲間が箱根路を走れる日が来ること、同期としてとても嬉しく誇りに思います。

貝川は4年生になるまで怪我で走れない時期が多く、誰よりも苦しんでいたと思います。多分同期で1番辛い時期が長かったんじゃないかな。
ですが怪我をしても空白の時間を作らず、常に最善を尽くして前へ進んでいた姿は後輩だけでなく同期のお手本ともなっていました。
また、その怪我を教訓に彼自身に合う走り方を見つけ、この1年で急成長しました。


本人に直接言ったことはないですが、彼は競走部員の中で最も精神的に強いです。辛い時、苦しい時に一切弱音を吐いてこなかったことをとても尊敬しています。

予選会以降、気持ちの面も含めて上手くいかない時の方が多かったかもしれない。でもね、他の人が貝川と同じ立場になってたらもっと崩れていただろうから、貝川は色々な意味でこの2ヶ月間は強かったなと感心してました。


「成長のコツはコツコツ」彼の座右の銘を引用しました。まさにこの通り、誰よりも地道な努力を続けて獲得した箱根路を誰よりも楽しんできてください!!

選手人生としての最後の走り、悔いのないよう走り切れることを切に願ってます。

今度会った時にたくさん感想も聞かせてね。
最後まで腹圧入れるの、忘れるなよ!!

 

◎黒澤 瑛紀 (総3)
僭越ながら貝川さんにメッセージを書かせていただきます。3年の黒澤です。


まず、箱根駅伝10区選出、おめでとうございます。
今までの苦労が報われて良かったと、本当に心から思います。
競技人生ラストランが箱根の10区ってドラマですか。陸上の神様からの贈り物ですね。最高です。


競技人生振り返ってみて、おそらく誰よりも怪我に悩まされ、苦しんできたのではないでしょうか。僕が下級生だった時は、何度も疲労骨折や故障を繰り返して、治療院に頻繁に行っていたイメージがありました。ただ、骨は折ってもハートを折ることは決してなく、誰よりも怪我と向き合い、ひたむきに努力してきた姿を僕は知っています。同部屋だったこともあり、長い間近くでその姿を見て来ました。だからこそ、夢を叶えてくれて自分のことのように嬉しいです。


特に今年は「あ、どこか顔つきが変わったな。」と個人的に感じた1年でした。頼もしい杉浦さん世代が抜けてから、自分たちが最上級生としてチームを引っ張らなければいけないという責任感、優しい顔の中にあった覚悟、箱根駅伝へのパッションがひしひしと伝わって来ました。苦しめられていた怪我も完全に克服して、常にチームの最前線で引っ張ってくれて、その背中は大きく、本当に頼もしかったです。

4年生のためにも、箱根駅伝予選会は突破したいという想いを強く心に刻んでいたのですが、僕の覚悟も足らず、チームでの出場は叶いませんでした。レース後、貝川さんが結果を知って泣き崩れた姿は、僕の目に未だに焼き付けられています。そんな中、貝川さんが学連11番手で選出され、僕たちの希望を繋いでくれました。
その瞬間、「正しい努力をすれば、いつかは陸上の神様は微笑んでくれる」ということを体現してみせたと思いますし、そんなひたむきな姿勢を見習わなければいけないです。何度も怪我を繰り返し、陸上の神様に裏切られながらも、ここまで熱量を持って取り組んでこれたメンタルの強さ。圧倒的熱量。本当に尊敬します。


当日は、こんなにも偉大な先輩の給水係を担当させていただけること、大変光栄に思います。
今まで支えてくれた方々の想いも乗せて、苦しかったこと、嬉しかったことを思い出し、噛み締めながら目一杯楽しんで走ってきて欲しいです。
僕はその勇姿を目に焼き付け、来年以降の糧にしたいと思います。

15km地点で待ってます。

頑張れ🔥ゆうすけ🔥🔥

 

◎田島 公太郎 (環2)
あなたとの出会いは上京したての空港、保科さんの付き添いで羽田まで僕を迎えにきてくれました。田島公太郎、人生で初めて生で見た慶應生が貝川裕亮です。

1日目からバチバチにホームシックで死にかけていた僕をご飯に連れ出してくれたり、一緒に怖い映像を見て眠れなくなったり、またまたご飯に連れ出したくれたり。どんな時にも優しく、温かく包み込んでくれるお兄ちゃん。それが彼でした。
しかし、走る時には一変して頼れるアツい漢になります。特にこの一年その情熱は甚だしく、冬季の走り込みにおいても、夏合宿においても常にAチームを引っ張ってくれていました。絶対に負けたくないと思っていた夏の慶同戦でしっかり優勝を持ってかれた時には言葉失いましたね。圧巻のスパートでした。

貝川さん、日々を丁寧に丁寧に過ごしてきたからこそ箱根への切符を掴むことができたんだと僕は思います。毎日を妥協なく過ごしてきたから。
それは何よりも当日、あなたを肯定してくれます。すんごい大事な要素です。
自信持っていきましょうや。あなたはチームのために何か残さないと、とプレッシャーを感じているかもしれません。でも、僕たちは貝川さんが貝川さんのために精一杯笑顔で走り切る姿を心から望んでいます。きっとその姿がみんなにたくさんの感動を届けてくれるはずです。大丈夫です、いつでもチームがそばにいます。

最後に経験者として一つだけアドバイスを。楽しんできなさい。前日の夜から急に込み上げる緊張感、当日会場入りした瞬間に跳ね上がる鼓動、周りにいる強豪校の貫禄、全部含めて箱根駅伝です。自分の世界に籠ったまま終えるなんて勿体無いです。記録会なら如何に自分をブラさないかが大事になるかもしれませんが、今度は箱根です。雰囲気に呑まれないためには、圧巻されるのではなく思いっきりその空気を吸い込んで楽しむのが一番。自分の力で勝ち取ったその大舞台を貝川さんが独占してきて下さい。

それ行け僕らのキースケくん。

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左から 前原(4)・安倍(2)・貝川(4)

明日も貝川さんと関わりの深い5名からの応援メッセージをご紹介するのでお楽しみください!

結びになりますが、本記事が今年最後のマネブロとなります。慶應義塾體育會競走部への多くのご支援、ご声援を賜りましたこと改めて感謝申し上げます。来年もよろしくお願いいたします。

みなさま良いお年をお迎えください!