慶應義塾體育会競走部 慶應義塾體育会競走部

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2026.9.2

マネブロ

日本インカレ3日前!マネージャーから見た選手~赤石編~

こんにちは。全体マネージャー4年の赤石です。

ついに、全日本インカレまで残り3日となりました。今回は神奈川県・日産スタジアムでの開催ということで、部員全員で臨む全日本インカレとなります。皆様ぜひ会場まで足を運んでみてください。

さて、本日も「マネージャーから見た選手たち」をお届けします。今回は倉田(女子やり投)、須﨑(男子走高跳)、三宅(男子200m、4×100mR)をご紹介いたします

ぜひ最後までご覧ください!

倉田紗優加(投擲4・副将)女子やり投出場

倉田紗優加

4年目にして、初めてさゆかの紹介ブログを書く権利を勝ち取りました。毎回マネージャー内で激しい争奪戦が起きるさゆかの紹介文ですが、ラストシーズン、私のずっと伝えたかった想いを全部込めて応援したいと思い立候補しました。
端的に言って、さゆかはずっと私の憧れです。
1年生の時、初めて1人でさゆかの試合帯同に行った日のことを今でも鮮明に覚えています。「絶対にやりを跨がない」という道具への徹底したリスペクト、そして試合が終われば関わった全ての人にお礼を言って回る姿。「日本トップクラスの選手って、技術だけじゃなく人間性がこんなに素晴らしいんだ」と強烈な衝撃を受けました。
副将として部を引っ張る格好よさも、たまにおっちょこちょいで周囲をパッと明るくする愛くるしさも、全てがさゆかの魅力です。
そして何よりさゆかは、人の努力に誰よりも敏感で、強い正義感を持っています。陰で泥臭く努力を重ねる仲間にしっかりとスポットライトを当て、後輩や同期のPBを自分のこと以上に無邪気に喜んでくれる。そんな温かく頼もしい姿を見るたびに、「こんなにも素敵な人が上に立ってくれているんだ」と誇らしい気持ちになりました。

でも、その華やかな実績と笑顔の陰には、私には計り知れない努力と葛藤がありました。1年生の冬に右手の薬指を粉砕骨折し、「もうやりが投げられないかもしれない」という絶望的な状況に直面したときのこと。さゆかは下を向くどころか「手以外の全身の動きを見直す絶好の機会」と前向きに捉え、泥臭く課題に向き合い続けました。1日に100本以上も投擲を重ねる圧倒的な練習量、そして未経験から猛勉強してコーチとして隣に立ち続けてくれたお母様との絆。どんな困難も「マイナスをプラスに変える力」で乗り越えてきたからこそ、今の強いさゆかがあるのだと実感させられます。

実は私はさゆかを尊敬しすぎるあまり「私なんかが至らないサポートをするより、適任な先輩方に任せた方がいいんじゃないか」と気後れし、あえて一歩引いてしまっていました。上手くコミュニケーションが取れず、サポートしきれない自分にずっと申し訳なさを抱いていました。
けれどラストシーズンの今、その迷いは完全に吹き飛びました。本調子が出ずにもどかしい状況でも一投ごとに必死に修正を試みる姿、胸が熱くなりました。
薄い言葉にはなってしまうけど、本気で向き合っているからこそ、悔しさやもどかしさを抱える瞬間もあると思う。けれど、さゆかが心からやり投げを楽しんで輝いている姿が、私にとっても、部のみんなにとっても、間違いなく一番かっこよくて強いと信じています。
後ろには、これまでさゆかの背中に勇気をもらってきたたくさんの仲間と、温かい応援がついています。大丈夫。誰よりも練習し、誰よりも競技を愛してきたさゆかなら絶対に投げられる。
ずっとずっと応援しています。頑張れ!!

須﨑遥也(跳躍4・主将) 男子走高跳出場須﨑遥也

須﨑とちゃんと話すようになったのは、109代の幹部になってからでした。
1年生の頃の須﨑は、まさに「香川の神童」として鳴り物入りで慶應に入ってきてくれて、部としては本当に「願ったり叶ったり」の存在でした。
1年目から当たり前のように主力として活躍し、あの白Kを着て高く跳んでいる姿を、私はただ遠くから「須﨑はすごいなあ」と圧倒されながら眺めていました。もし自分が普通の大学生活を送っていたら、きっと一生交わることもなかったような、どこか遠い世界のアスリートなんだろうなとさえ思っていました。
でも、幹部としてチームの運営に関わるようになって、須﨑がこれまでどれだけのものを背負って跳び続けてきたのか、その凄まじさを思い知らされました。入部してすぐに白Kを纏い、慶應の看板を背負ってチームの命運を決める。その果てしないプレッシャーの中で結果を出し続ける彼の精神力には、何度も胸を打たれました。109代チームが掲げた「実力主義」という公約も、誰よりも自分に厳しく、どんな状況にも甘んじず自分を追い込んできた須﨑だからこそ掲げられた言葉です。
怪我に苦しんでも諦めず、暗闇の中でもがき抜いて塾記録を打ち立てたあの瞬間は、鳥肌が立つくらい迫力がありました。
その強さを支えていたのは、妥協を許さない徹底的な自己管理でした。日々の生活習慣はもちろん、就活のスケジュールまで「競技で結果を出すため」に組み立てる徹底ぶり。それだけでなく、単身で自分の身体の繊細なコンディションと日々丁寧に向き合いながら、自らコーチの指導を仰ぎ、愚直に自分の跳躍を磨き続けていました。本人は「当たり前だよ」と言うかもしれないけれど、私にはそれがどれだけ難しくて、凄まじい覚悟と自己規律の上に成り立っているのかが分かって、心から尊敬していました。
ただ強い選手でいること以上に、「強者であり続けること」を求められ続けた須﨑。常に勝つことを強いられ、エースとして、そして主将としてトップに立ち続けることがどれほど孤独でハイプレッシャーだったか。横で見ているだけの私ですら恐ろしくなることがあったくらいだから、須﨑自身が抱えてきた葛藤や思いの重さは、きっと私たちには想像もつかないくらい大きかったはずです。
それでも須﨑は、絶対に自分の苦しい顔を周囲に見せたりせず、多くを語らない姿が印象的です。後輩の指導をしている時の須﨑を見ていて、いつも感銘を受けていました。
一つのことを極限まで突き詰めてきたからこそ、後輩が悩んでいる時の身体の小さな異変や感覚のズレ、ケアの方法まで、本当に自分のことのように親身になってアドバイスできる。その知識の深さと熱量には、本当に頭が下がる思いでした。

ずっと全国の舞台で戦い続けてきた須﨑の競技人生も、この全日本インカレがいよいよラストステージですね。
これまで積み重ねてきた果てしない努力も、人知れず味わってきた悔しさも、みんなで掴み取った嬉しさも、全部その足に溜め込んで、最後の大舞台を思いっきり楽しんできてほしいです。
これまでチームを引っ張ってくれて、ありがとう。
同期として、須﨑が跳ぶラストパフォーマンスを近くで見届けられることを心から誇りに思っています。
最後は背負っているものも全部解き放って、自分のためだけに、最高の跳躍をしてきて!
最高の笑顔で終われるように、最後まで全力で応援しています!

三宅陽立(短短2) 男子200m、4×100mR出場


「おとなしくて真面目な好青年」――入部当初の三宅陽立にそんなイメージを抱いていた人は多かったはずです。しかし、ALLKEIOでまさかの「みゃくみゃく」の仮装を全力で披露してその印象は一変。愛してやまないCoCo壱のバイト募集に3回落ちたり、高校時代に「10.6台を出さなかったら坊主」という条件を見事クリアしたにもかかわらず結局なぜか普通に坊主にしたりと、お茶目なギャップが次々と発覚しました。その抜群のユーモアと愛くるしさで、今では男子部員をはじめ同期からも先輩からも可愛がられまくる、競走部随一の愛されキャラです。

私自身、彼の帯同を初めてしたのは去年のトワイライトでの帯同でした。当時はまだどこかガチガチに緊張していて、レース前も固くなっていた初々しい姿が今でも印象に残っています。
しかし、そこからの彼の精神的・競技的な進化は本当に目を見張るものがありました。
親しみやすい素顔の一方で、陸上競技に対する探求心は部内でもトップクラスに熱く、そして緻密です。高校時代のオーバートレーニングによる挫折や苦しい暗黒の受験期を乗り越えて慶應に入学した彼は、高野さんのセッションや独自の動画分析を通して理論的に走りを追求。「自分の主観だけに頼らず、客観的な意見とすり合わせてセンスを磨く」という貪欲な姿勢で日々の練習に取り組んでいます。さらに、自身の技術向上だけでなく、リクルート活動への視点や合宿所でのゴミ捨て係の仕事にまで誠意を持って向き合い、部全体の発展を真剣に考えている姿には、マネージャーとしても本当に頭が下がる思いでした。

そんな地道な試行錯誤と日々の努力が見事に花開き、今年は200mで21″06、100mで10″59と自己ベストを連発。着々と頭角を現し、ついに今回、全日本インカレ(200m・4×100mR)という最高峰の大舞台への切符を掴み取りました。まさにこれからの慶應短距離ブロックを引っ張っていく、頼もしきキーマンです。

普段はシャイな面もありますが、実は「大きな試合になればなるほど緊張よりもテンションがぶち上がる」という最高の強心臓と根性の持ち主。トワイライトのときに見せていたあの緊張感を乗り越え、今では大舞台で強いパッションを解放し、チーム全体にポジティブな熱量を与えてくれる頼もしい選手へと成長してくれました。

初めて帯同したあの日から、大きく、そして力強く成長した三宅。大舞台だからといって肩に力を入れすぎず、持ち前の根性と伸び伸びとした走りでレースを思い切り楽しんできてね。
200mでもリレーでも、チームを勢いづける最高の走りを期待しています!

 

最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
明日は柳田編です!乞うご期待ください!!

 

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