箱根予選会2日前!~目標宣言・応援メッセージ③~

こんにちは!3年長距離マネージャーの小林です。

予選会まで残すところ、2日となりました。

今回は昨日に引き続き、箱根駅伝予選会にエントリーされている木村有希(総3・葵)・田口翔太(政3・慶應志木)・田島公太郎(環3・九州学院)の3名の目標宣言並びに応援メッセージを紹介させて頂きます。

木村有希(総3・葵)

目標

62’30 日本人トップ

意気込み(一言)

頑張ります

応援メッセージ①(From:稲生健人・長距離1)

 木村さんの応援メッセージを書かせていただきます稲生です。木村さんの弟子です。
 もともと文章を書くことは得意ではないのですが、師匠が本番に少しでもいい走りができるようにという気持ちを込めて、しっかりとかいていこうとおもいます。

 僕が木村さんと関わるようになったのは夏合宿からだったと思います。僕は3つの合宿期間中、きつい練習で体の疲労や張りであちこちが痛くなり、満身創痍の状態でした。でも、そんな中で怪我なく、そして集中を切らさずに練習できたのは木村さんのおかげです。練習終わった後、張りがあるところをオイルマッサージしてもらったり(本当に木村さんのマッサージはお金取れるレベル)、練習前のストレッチやルーティンを教えていただきました。本当に感謝してもしきれないです。

 そんな木村さんの凄いところはまず、練習に対して誰よりも真剣に、高いアスリート意識で向き合っていることだと思います。
 普段6時から始まる朝練では、一時間前に起床してストレッチポールなどを使いストレッチ、アップをすませて、10分前にはいつでも練習を始められる状態にいるのを目にします。その高い意識は、誰かに言われてやるものではないと思いますし、やろうと思ってもなかなか継続してできることではないと思います。それを毎日淡々と積み重ねている姿に凄みを感じます。

 そして、何より練習でのハートがめちゃくちゃ強いです。(500hill×5)×3ではキツさで涙が出るほど追い込み、紋別最後の15+5では最後までチームを引っ張り、やはりラストも足がぱんぱんになるまで追い込んでました。
 その気持ちの根底にはエースとしての自覚があると思います。木村さんは「俺ができなかったら誰もできないから外せない」と自身にプレッシャーをかけて練習に向き合っていました。頼もしすぎます。

 できる限りの全てをこなしてきた木村さんの姿は、僕の陸上への向き合い方を変えてくれました。ありがとうございます。
 予選会では、日本人トップで帰ってきてくることを期待してます!!
 木村さんの努力が花を咲き実を結ぶことを切に願っています。
 最後に… たのんます!!!

応援メッセージ②(From:安西秀幸・全国都道府県対抗男子駅伝福島県チーム監督)

木村有希選手 

箱根駅伝予選会がんばってください。
当たり前のことですが、個人的な結果もチームの結果も求められます。
日本人トップを獲れ、このくらいのタイムで走れなどとは言いませんが、
あなたには慶応大学を箱根に連れていく責任があるし、必ずできると思っています。
よくプレッシャーを感じずなどと耳にしますが、そんなのは甘えです。
大きな責任を背負って覚悟を持ってレースに臨んでください。
勝ちにいって勝ってきてください。

走りのアドバイスするとしたら、「ちゃんと保科コーチのいうこと聞きなさい」です。
保科コーチを胴上げしてください。
僕はしました。

福島より応援してます。
がんばれ!

安西

田口翔太(政3・慶應志木)

目標

予選会突破

意気込み(一言)

今日までの全てをぶつける!

応援メッセージ①(From:森内拓人・長距離3)

田口へ

 

唯一の深夜ラジオリスナー仲間の田口くん。

ぼくが「今週の〇〇、聴いた?」と尋ねると、大体アイドルのようなニコニコの笑顔で「聴いたー」という返事が返ってきます。聴いたという返事が安定なので、もはや話しかける前に話の内容について考えています。

 

そんな田口くん。

女の子座りができるほどの柔軟性の高さによる故障離脱の少なさ、飽くなき向上心から積み上げたチームトップの走行距離によって、底なしのスタミナを手に入れ、走りの方でも抜群の安定感を誇ります。

練習でも試合でも安定感抜群で、もし苦しくなったとしても必ず後半に浮上してきます。こと長距離においては、全く外す姿が想像できません。

みなさんも、どうでしょう?

ハーフマラソンで撃沈する田口は想像できますか?おそらく1人もいないでしょう。

 

そんな2番セカンドのような計算できる選手の田口くん。

予選会でも確実に走ってくれるだろうという安心感があります。だから(こんなことを応援メッセージで書くことは不適切かもしれませんが)全く心配していません。どんな気象条件であれ、どんな展開であれ、田口ならば絶対にまとめてくれます。

 

と、ここで、締めても良かったのですが、1つ思いついてしまいました。

「本当にそれだけでいいの?」と。

 

我々の好きな深夜ラジオ。もちろん、毎回面白いですが、その中でもリスナーの記憶に深く刻まれる「神回」なるものが存在します。田口の中にも思い出の「神回」がきっとあるはずです。(おそらく提言回でしょうけどね)

 

そんな「神回」を“ランナー・田口翔太”でもお送りする必要があるのではないでしょうか?

そのレースを観た人が、「あのレースの田口は凄かった」と未来永劫語り継ぐようなレースをする必要があるのではないでしょうか?

田口の安定感やスタミナがどれほど凄いかというのは、見る人が見れば分かると思います。しかし、それだけでなく、もっと多くの人にその凄さを知ってほしい。その凄さを知っている“ランナー・田口翔太”の1リスナー?として切にそう思います。

 

だからこそ、どんな人が観ても凄さが分かるレースをしてもらいたいと思うし、しなければならないと思います。

箱根駅伝予選会と言う舞台の大きさ。積み上げてきた実力。そして、直近の調子。

「神回」を披露する舞台は整っているはずです。あとは“田口”を置いてくるだけですね。

 

多くの人の計算を大きく上回るような爆走(といっても、道交法は違反しちゃダメよ)を期待してまぁーすっ!!

 

真っ直ぐ勝負してきたアイドルみたいなやつは自信もって走れよ田口

 

P.S. ふざけすぎて怪文書になってしまいました。ごめんね。

色々書いたけど、「神回」なんて起こそうと思って起こせるものではないので、気負わずに走ってください。走り終わった後にニコニコの笑顔でただ楽しかったと言ってくれるようなレースになることを願っています。

 

P.P.S 当日、どうしても緊張が解れなかったら駐屯地内の滑走路を眺めて

「飛行機が飛び立つところだぁ」とつぶやいてみてください。

某スペシャルウィーク効果で、きっと緊張が解れます。

 

森内より

応援メッセージ②(From:甘利早希・駅伝主務/長距離マネージャー4)

田口へ

2年前、「お父さんが競走部OBで、サッカー部だった子が入ってくるよ」と聞いた時、いったいどんな子が来るんだろうとワクワクしていました。
そうしたら本当にサッカー少年が来て、芝を走っていました笑

ここまで急速に成長するとは誰も思っていなかったでしょう。

強い選手の見様見真似で練習に取り組み、圧倒的な粘り強さでメキメキと速くなっていったね。
田口の成長にはみんなが目を見張っていました。私も見ていて楽しかったです。

2年生の予選会が終わってなかなか記録が出なくて悔しさを滲ませることも多かったと思います。それでも前を向き続ける田口の姿に私も励まされていました。

田口の素直さ、真っすぐさ、そして負けず嫌いなところは、本当に大きな武器で、これは私の(みんなの)田口の推しポイントです!

この夏、誰よりもテーマを持って臨めたのは田口だったと私は思います。
Bチームのキャプテンをやる勢いで臨んだ夏合宿。ポイント練習は毎回しっかり目標定めて宣言し、ジョグは距離を誰よりも踏み、一皮剥けようとしているのがよくわかりました。
あどけなくて可愛かった田口が、頼もしく見えました。

その一方で、ポイントで思うように走れなかった後に、尼子たちに悔しさをぶちまけて、
でも私に話をしてくる頃には「もう復活しました!」とニコニコしているところは、やっぱり田口は田口だなぁと、微笑ましかったです(笑)

夏合宿前に「とことん甘利さんたちを使い倒します」と言ってくれたこと、嬉しかったです。
そして、”今年絶対行く”という強い気持ちを持っていることがすごく伝わってきて、胸が熱くなりました。

先日の、
「調子あがってきてます、任せてください。」
その言葉を信じてます。

得意のラスト5キロ、期待してます。 

公園内で田口!!!って全力で叫ぶので、しっかり反応してね。ギアアップだよ‼︎


ゴール後に、嬉し涙を一緒に流せたら最高です👍

予選会突破したら、ご褒美のパンケーキ食べに行こう。笑
楽しみにしてるよ!!

甘利

田島公太郎(環3・九州学院)

目標

日本人トップ

意気込み(一言)

ワックワクします

応援メッセージ①(From:伊藤達也・主将/投擲4)

田島

主将の伊藤です。
106代として最後の公式戦である箱根駅伝。その予選会に挑戦する長距離ブロックを率いている、田島に応援メッセージを書けるなんて大変光栄に思います。主将としてしっかりと背中を押せるよう、心して取り掛かります!

はじめに、今年、長距離ブロックは本当に成長したと思います。長距離の練習を直接目で見る機会は少なかった自分が何を言うかと思うかもしれないけど、心からそう感じます。体の絞れ方、一人一人の練習中の目線、ジョグや補強への取り組み方。外からでもほんとうに見違えたと思います。そして、今の長距離ブロックの成長は田島のおかげだと思っています。

昨年の10月長距離ブロック長を務めてきた田島ですが、冬季期間には、自分の箱根への熱意とチーム全体の士気とのギャップに悩み、苦しんでいたのを鮮明に覚えてます。競技場に向かう際に嘔吐を催すくらいだったよね。
俺も当時の長距離を見ていて、競技力とモチベーションの個人差が大きすぎて、正直チームとして本気で箱根を目指しているとは思えていなかったです。

それでも田島はあきらめずチームと向き合い続けて、誰よりも練習で鼓舞して、誰よりも檄を飛ばしていました。田島は正面からチームとぶつかり合える、今の時代に本当に稀有な存在だと思います。俺も主将を務めていますが、田島の真似は絶対にできないし、3年生であれほど情熱の溢れるリーダーシップを取れる田島のことを本当に尊敬しています。

そうやって、苦しみながらも戦い続けた田島の奮闘が実を結び始めたのか、長距離の雰囲気が少しずつ変わっていきました。それに伴って、木村の塾記録更新や、安田や東の台頭、イキのいい1年生の入部、波に乗るかのように、箱根に向けて勢いのあるチームに変貌していったと思います。ください。

節目節目で、田島には「最近長距離どうよ」って聞いた時に、「今年はマジでいいです!」と自信満々に答える田島を見て、今年一年で本当にチームの結束が強くなったのだと実感しました。田島がだんだんと生き生きしているのを見て、僕ら主幹部も実はすごく喜んでました。

田島は自分に厳しいからそう思えるか分からないけど、「今の長距離ブロックがあるのは君のおかげだ」と、一緒に戦ってきた俺ら幹部は胸を張って言えます。そのくらい田島の頑張りは見てきました。同じ幹部として、ここまでのチームを作り上げてくれた田島には感謝しかありません。だからこそ、当日は誰よりも胸を張って走ってきてほしい。そして、心から喜ぶことのできる結果を残してきてほしい。

何かと慶應は甲子園の勢いに乗っていると言われがちだけど、田島が作り上げてきた今のチームの勢いがあればそんな勢い必要ありません。自分たちの実力に自信とプライドを持って挑んできてください。

当日は誰よりもでかい声で応援してます。

伊藤達也

応援メッセージ②(From:甘利早希・駅伝主務/長距離マネージャー4)

田島へ

田口に続き、田島に応援メッセージを書かせてもらえること、嬉しく思います。

書きたいことがたくさんあって何を書くか迷うけど、応援の前に感謝を伝えさせてください。

まずはこの一年、駅伝主将という大役を引き受け、ここまでチームを引っ張り続けてくれて本当にありがとう。

新チームの始動、チーム内のいざこざ、幹部としての仕事…
考えなければならない事、やらなければならないことがたくさん増えて、それを一気に抱え込んだ時は、全部辞めてしまいたい、と言ってたよね。

それでも、
田島が、一年生の時に箱根に出て、チームであの場所に帰りたい、と強く思ってくれたから、今のチームがあります。
田島がいなかったら、こんなにいいチームにはならなかったと思います。

田島の、練習での檄が、粘り続ける走りが、ミーティングでの言葉が、どれだけチームに影響を与えてきた事でしょう。

ミーティングの数は多くはなくても、
一人一人がやるべきことをやる、それが伝染する、当たり前の水準があがる。
結果と言葉と背中でチームを引っ張る田島のリーダー像がこの一年で出来上がったのかなと思います。

みんなからは怖いと思われることが多いけど、本当はとても優しくて、ちょっと臆病なところもあって、
「こう言ったらこう思われるかな」「言い過ぎちゃいました」とか、誰よりも考えて悩んで行動してきてきたのを見てきました。
言いたくないことを言わなければならない、嫌われるかもしれない、
それも全部呑み込んでチームを引っ張ってくれてありがとう。

今年の関カレでも直前に怪我をして、誰よりも悔しい思いをしたはずだけど、すぐに切り替えて黙々と淡々とトレーニングを重ね、マッチョになっていったのもさすがだなとしか言いようがないです。


一年前、2年先を見据えたチームづくりが始まると思っていた私に、今年でますよ、今年でなければ来年はないですよと冷静な声で話をして、田島の覚悟を感じました。

とんでもなく頼りない駅伝主務で申し訳なかったけど、間違ってる時はズバッと言ってくれて、時には笑い飛ばしてくれて、ありがとう。
一緒に走ってこられてよかったと、心の底から思います。楽しかったです。

最近、自分が日本人トップ集団で走っていることをイメージしてゾクゾクしてきた
と言っていたよね。
それなら、絶対に実現できるよ。

田島と木村が日本人トップ争いして、みんながあと1秒を削って走ってきて、みんなで結果発表を待って、歓声をあげているところを、私も想像できる!

チームのみんなは絶対に田島の後を追っていくから、あとは自分のことに集中して!

田島は、本当に強い。
だから、自分を信じて、チームを信じて、日本人トップをとってきてね。

必ず、今年、チームで箱根に出よう。

甘利


いかがだったでしょうか。
選手への熱いエールを感じていただけたでしょうか。

いよいよ、予選会まで2日となりました。
私たち、長距離ブロックはこの日のために学生生活のすべてをかけてきました。
ほとんど毎日ある朝練も、合宿にすべてをつぎ込んだ夏休みも、ほぼ真夜中に起きて練習したことも10月14日に結果を出すためのはずです。

当日は後悔のないように、すべてを出し切ってください。

 

また、当日はテレビ放送及びネット配信がございます。

●テレビ放送
SAPPOROスポーツスペシャル 第100回箱根駅伝予選会(地上波日本テレビ)
2023年10月14日(土)9時25分から11時25分

●ネット配信
第100回箱根駅伝予選会 スペシャルライブ配信(TVer)
2023年10月14日(土)9時25分から11時25分

現地へ足を運ぶのが難しい方は、こちらから応援していただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

以上です。失礼いたします。