箱根予選会1日前!~目標宣言・応援メッセージ④~

こんにちは!4年長距離マネージャーの空岡です。

ついに予選会前日となりました。

今回は昨日に引き続き、箱根駅伝予選会にエントリーされている安倍立矩(理3・厚木)・尼子夏年(政3・慶應義塾)・大木啓矢(政4・鎌倉学園)・黒澤瑛紀(総4・新島学園)の4名の目標宣言並びに応援メッセージを紹介させて頂きます。

 

安倍立矩(理3・厚木)

目標

62分台

意気込み(一言)

タイム稼いできます!

左から安田(2)、安倍(3)、田島(3)、木村(3)

応援メッセージ①(From:杉森星彦・長距離1)

安倍さんの応援メッセージを書かせていただく長距離1年の杉森星彦です。

安倍さんには同じ理工学部の先輩として、入部前からお世話になっています。何もわからない自分に対して、授業のこと部活のこと丁寧に教えていただき、本当に助かりました。この先輩、面倒見よくて、信頼できるなと思っていました。

実際入部してからも、僕の安倍さんへの絶対的信頼感は変わっていません。陸上のことでも勉強のことでも何か相談したら笑顔で的確なアドバイスをしてくれたり、今日の練習どうだった?と僕のことを気にかけてくれたり。

初めて安倍さんと一緒に走った1次合宿のポイント練のときには、「いいよ〜」と励ましてもらったり、きつくなってからは「この1本頑張ってつこう」と背中を押してもらったのを覚えています。本当に心温かいです。安倍さんの魅力、凄さはこれだけではありません。理工学部の中でも一番忙しいであろう学部にいながら、陸上、勉強ともに好成績を修めています。いつ勉強してるのか、時間はどこから生まれてくるのか、いや生み出しているのか不思議です。安倍さんはまさに文武両道で自分にとっての理想像です。    予選会でも、信頼感のある走り、大黒柱としてチ−ムを箱根へと導く走りを期待してます。頑張ってください。

応援メッセージ②(From:貝川裕亮・23年卒OB)

あべりくへ

思い返せば、去年の予選会は君が僕の選手紹介をしてくれ、僕が君への応援メッセージを書きました。そして箱根本戦では、君が僕への応援メッセージを書いてくれました。今回の応援メッセージで2往復となります。もうここまでこれば文通だね。

冗談はさておき、この度、元部屋子であり弟分であるあべりくに応援メッセージを送らせていただきます貝川です。
太陽に引き続き、二人も応援メッセージを書かせていただけるなんて嬉しすぎだよ。ありがとう。

さて、ここで本来なら早速あべりくの紹介から入りたいところですが、もう言わずと知れた神奈川のスーパースター、慶應のトリプルエースの一角、文武両道の鬼、みんな周知の事実だらけでしょう。これ、僕からの説明いる?!っということで、割愛させていただきます。
杉森くんがその分、彼の魅力をたくさん語ってくれることでしょう。

君にとっての3度目の箱根予選会。今の心情はどうかな。

苦しい苦しい2回の予選会。
2回も絶望を味わってもなお、君はこの舞台に帰ってきた。
今度こそリベンジの舞台だよ、過去最高のメンバーで本戦出場を狙う今年。
今最高に楽しみなんじゃないかな。

そういえば去年の予選会の1週間後ぐらいに、二人でとらひげの定食食べながらプチ反省会したよね。
確か、「チームのことでもやもやしてる時間がもったいない、まずは自分が結果を出すことに専念するしかないや」という話に辿り着いたんだっけ。
その時からかな。君は、吹っ切れたように練習を積み、ぐんぐん力をつけていきました。
ついには10000mの当時の塾記録を更新。あの時、本当に嬉しかった。自分も頑張らないと!って思ったのは今でも覚えています。

そのあべりくの成長に応えるかのように木村があっさり塾記録塗り替えちゃったね。
他の選手もぐんぐん力をつけて行って、気づけば自他ともに認める過去最強のチームに。
今の慶應の流れを作ったのは間違いなくあべりくだよ。
まさに「チームを強くするには個から」を体現してくれました。

よくどん底から戻ってきました。
一度は絶望の淵に立ちながらも、逃げることなく這い上がり、慶應のヒーローになった男、
それがあべりくです。

強く逞しくなってくれて、本当にありがとう。

でも、君が本当のヒーローになるのは、10月14日予選会当日です。
ここまで来たら、いっちょ2年分ぶつけてやろうや。

嬉しいことに当日君にはたくさんの頼もしい仲間がいます。
後ろは黒澤たちがなんとかしてくれます。
隣には日本人エース対決に参戦するであろう田島、木村がいます。

何も心配なことなんてないよ。
みんなを信じて、自分を信じて、思う存分、あべりくらしく伸び伸びと走っちゃって!

君たちと過ごした現役時代は最高の思い出です。本当に楽しかった、いい後輩たちに恵まれたと思っています。だからこそ一緒に箱根でタスキを繋ぎたかった、最後の予選会めちゃくちゃ悔しかった。君らには僕らの分まで、本戦出場を決めてきてほしいんだ。

私ごとですが、予選会の応援には行くことができません。30年ぶりの復活という奇跡的瞬間に立ち会うことができず非常に残念です。(当日の午後東京に行くのに、、)本当に申し訳ない!

それでも、本戦出場してくれるから大丈夫だよね。今から1月2日、3日の本戦の給水のご依頼お待ちしております。

あべりくならできる、なんたって僕の部屋子なんだから。

終わった後、
「本戦決めたよ!!!!!21kmめちゃくちゃ楽しかったああああああ」
って連絡くれること楽しみしています。

みんなの応援を力に、今までの努力を自信に、
がんばれ!あべりく!!!!!!

貝川より

 

尼子夏年(政3・慶應義塾)

目標

64’30″、予選会通過

意気込み(一言)

自分を信じて、みんなを信じて駆け抜けます!

応援メッセージ①(From:松尾史弥・長距離3)

法学部3年の松尾史弥と申します。尼子とは中1からの付き合いです。

尼子。
言いたいことは色々あるが、ニコイチの片割れにつらつら長ったらしく書くつもりはない。

苦しい期間は誰よりも長かったはず。
ここまでよく耐えてくれた。
お前は1番報われるべき人間だと心から思う。
予選会すら走れなかった俺の分も、存分に苦しんで、箱根の切符を掴み取ってきてほしい。

頑張ってね。

 

応援メッセージ②(From: 鈴木輝・22年卒OB)

尼子へ

合宿所で同部屋だった後輩がついに予選会を走る!ということでワクワクしております、104代の鈴木です。やや堅苦しいメッセージですがお許しください🙏

 

ちょくちょく連絡はしていますが、最近も好調を維持しているようで何よりです。

今の長距離ブロックで、「飛ぶ鳥を落とす勢い」という枕詞に君ほどふさわしい選手はいないのではないでしょうか。

誰もが口を揃えて語る昨今の君の躍進は、君をよく知る先輩として喜ばしい限りです。

 

一昨年、僕が4年生だった時、君はまだ1年生でした。

その年の予選会では、僕に応援メッセージをくれましたね。

合宿所の部屋で同じ時を過ごし、僕の姿を一番近くで見ていた君の言葉は、予選会に向かう僕の背中を優しく、そして力強く押してくれました。

 

あれからもう2年が経ち、今度は僕がこうしてメッセージを贈れることを嬉しく思います。

 

さて、今でこそ調子が良いらしい尼子ですが、1、2年次には悔しい思いもたくさんしてきたと思います。

特に、ちょうど1年前の予選会の頃。

直前の故障によりメンバー入りが叶わなかったその悔しさは、筆舌に尽くしがたいものと想像します。

 

その後約半年にわたって怪我に苦しみ、練習に復帰したのは今年の春でしたね。

4月に会った時はポイント再開して間もない頃だったと思うけど、それはもう希望に満ち溢れ、「これから見ててください!」とでも言うかのような表情をしていたのを覚えています。

そこからの躍進劇は、良い意味で僕たちの期待を裏切ってくれました。

 

スプシを見ていて一番印象に残っているのが、紋別合宿の最後のポイント練習(20 km)です。

ラスト5 kmを14分56秒と、自己ベストとほぼ同じタイムで走るなんて。正直びっくりしました。

怪我を克服し、ここまで順調にきている今の君は、めちゃくちゃに強いです。波に乗っています。

 

でも、これだけは忘れないでください。

今の君があるのは、1年前メンバー漏れした悔しさ、そして怪我に泣き、もがき苦しんだ期間があるからだと。

人間誰しもうまくいくことばかりではなく、苦しい場面に出くわすこともあると思います。

そんな時、これからどう行動していくのか、どう結果に繋げていくのか、これらに人としての真価が問われると思います。

中々良くならない怪我に悩まされながらも、「絶対に箱根路を走る」という幼い頃に掲げた目標に向けて、直向きに努力を続けてきたこと。それこそが君の底力です。

辛い状況をも腐らずに乗り越えられた、その揺るがない事実に是非自信をもってください。

それはきっと、今、そしてこれからの君を支えてくれるはずです。

 

さあ、満を持してメンバーに選出された今回の予選会も、もう間近に迫ってきました。

これまで悔しい思いをしてきた分、かける思いも人一倍だと思います。

奇しくも今年は、箱根駅伝第100回という節目の年。

そんな記念すべき大会で慶應が箱根路に復活する、その立役者となる日はもう近いです。

是非気持ちを強くもって、全力で21.0975 kmを駆け抜けてください。

そして、本戦への切符を勝ち取ってきてください。

 

来たる2024年1月2、3日

箱根路で、君たちの走りを応援できるのを楽しみにしています。

 

鈴木

 

大木啓矢(政4・鎌倉学園)

目標

65’30”

意気込み(一言)

4年分の思いをぶつけます

左から黒澤(4)、大木(4)、渡辺(2)、東(2)

 

応援メッセージ①(From:イベルブランドン/岩井章太郎・跳躍3/短短3)

大木さんへ
環境3年の岩井章太郎です。

大木さんとはかなり仲良くさせていただき、ご飯もよく連れて行ってもらいました。そこで感じたことは競技にとても真摯に向き合う漢だということです。
いろいろあった4年間だとは思いますが、それを乗り越えた大木さんは誰よりも強いと思っています。

僕が言えたことではありませんが、
これまでの経験はすべて価値あるものだと思います。結果がどうであれ、誇って下さい。
終わったらまたお疲れ会しましょう。

 

大木くん
ネタが多すぎて、とりあえずchat GPT使っていいですか?

以下、提供いただいた情報を基におおきけいやさんの特徴や経歴についての文章を作成します。

おおきけいやは、初めて会ったときの印象として野原ひろしだと感じる人が多い。彼の毛は特に濃いことが特徴だった。しかし、1年目の夏合宿では中途で離脱。食事の摂取が難しくなり、痩せてしまった。その後、私と岩井と親しくなるようになった。彼は独特のボケを持つようになり、時に周りを驚かせた。練習に関しては順調ではなく、部内での存在感を放つことが難しくなった。大木じゃあない、もはや小草。2年目の夏には突然、坊主に。これには多くの部員が驚き、距離を置く者も出てきた。もはや根毛。

だが、時間と共に彼は回復。練習のペースにもついて行くようになり、冷静にトレーニングを積んでいった。その結果、動きやタイムが向上。元気を取り戻し、他者への気配りや余裕も持つようになった。その後、毛が再び伸びてきたのと同時に、彼の実力も向上。結果として、箱根予選のメンバーに名を連ねることができた。大森!

出来事の一個一個が大きいですね!笑
なんか映画のような起承転結のある学生ライフじゃないですか?

今の大木くんはまさに大木。最後の結びを過ごしていると思います。
結びまで持ってきた強い意志。半端ないですね。

思い返せば岩井や僕の無茶振りやイジリをすべて受け止めてくれました。
自分がどんな状況でも、変わらず僕らと接してくれたことを今になって気付かされます。
最初から最後まで野原ひろし
ありがとう!!

僕らは決して大木くんにとって力になれてた自信はないですが、大事な結びのシーンなので背中を押させてください。

もす。

 

応援メッセージ②(From:山口さわ・サポート4)

こんばんは、トレーナー4年の山口です。普段は投擲と短距離の担当をしているので、大木くんは担当というより良いお友達です。まさか予選会の応援メッセージを頼まれる日が来るとは思ってもみませんでした。大変名誉です。

なんで大木くんと仲良いの?と聞かれることも多いのですが、単に趣味嗜好が似ているだけです。YouTubeの登録チャンネルや読んでいる漫画、変な人が好きなところとか。素直さと天邪鬼なところ、逆張りしちゃうところ、人懐っこいところが似ていると、勝手に思っています。そしてトレーナーとしての感情を抜きにして、単に良いお友達として、本当に本当に箱根路を走ってほしい人です。

大木くんとは良いお友達、と言ったけど、8月くらいからぼちぼちトレーナーとしても関わりを持っています。普段長距離担当の井上が合宿でいない間に、テープを巻いてほしいと頼まれたのが始まりだったと思います。ちがうかも。ちがったらごめん。
君がちょくちょくケアを頼んでくれるようになって、自分がトレーナーで良かった、と思いました。夏の離脱でメンバーに入る可能性が低い中、全部ひっくり返そうと本気で全ての練習に臨んでいて、予選会に出てほしいと願ってきた大好きな友達に、直で貢献できる。こんな嬉しいことはなかったです。美味しい思いさせてくれてありがと。

彼は長距離以外のブロックにファンがたくさんいます。ライトなコミュニケーションが得意なのもあると思うけど、彼が箱根に賭けている想いがみんなに伝わっているからだと思います。
オフ日に1時間くらい延々と超音波をかけているし、大事な練習の前には顔真っ白になってる時もあります。全カレの時は全体応援組だったのに、朝日吉で練習してから熊谷まで応援しに来ていました。めっちゃいいやつ。それはもちろん全体組にも伝わっていて、この2ヶ月くらい、「マジで大木頑張ってほしいよな」「お前絶対走れよな」という声をたくさん聞きました。某短距離の後輩は記録会の応援にも行っていました。「あいつの応援マジで頑張れるんだよな」とさらっと溢した彼の言葉に、人間性が詰まっていると思います。

大好きな友達に、ラスト笑顔で終わってほしいと思っています。そう思ってる人がたくさんいます。
サマーランドは終わっちゃったけど、さっぽろ雪まつりがあるからね。

がんばって!

黒澤瑛紀(総4・新島学園)

目標

箱根本戦出場・65’00切り

意気込み(一言)

今まで支えてくれた方々のために命を懸けて走ります。

左:黒澤

応援メッセージ①(From:梅澤周平・長距離2)

どうも。黒澤さんが愛してやまない可愛い後輩、うめしゅーです。

「応援メッセージ書けたら良いなぁ」なんて思っていたらマネさんからご指名いただいちゃいました。どうやら去年は中距離の梅沢さんからの応援メッセージだったようで、これで2年連続”from ウメザワ”応援メッセージになるわけですね。

ジョの部屋割りが一緒だったわけでもなく、キャンパスが同じなわけでもなく、考えてみると共通点は意外と無いはずなのに気付いたら仲良くなっていました。なぜでしょうかね、黒澤さんの素敵な人柄のおかげですかね。あ、お互い日本語ラップがちょっと好きっていう点は珍しく共通していましたね。

たくさんご飯も連れて行ってもらったし、たくさんイジられたし(笑)、一緒にジョグもしたし、色んなこと話したし、たくさん可愛がってもらえました。僕のことをおもちゃだと勘違いしているんじゃないかと思うくらい雑なイジりもありましたが。それでも僕ら後輩の雑な絡みを嫌な顔せず対応してくれる辺り、やっぱりいい人です。

そんなイケメンな黒澤さんですが、なかなか長い期間試合では結果が出ず、春先は就活も重なって不調気味だったときもありましたね。関カレ辺りは特に元気も自信も喪失していて、弱音も上げることも多くありました。「あなた4年生でしょ」なんて偉そうに言ったりもしましたけど、あの頃は本当に心配で仕方なかった。それでも4年生の意地か、ラストイヤーの覚悟か、夏で一気に調子を上げてくる辺りは流石だなと思います。僕が長い間励ましてあげたおかげですかね。嘘です、黒澤さんの力ですヨ。

珍しく今の黒澤さんは自信に満ち溢れています。覚悟決まった顔をしています。間違いなく良い記録で走れることでしょう。僕が言うんだから間違いないです。どのくらい良い記録で走ってくれるか、ワクワクしています。黒澤さんもそうなんじゃない?

残念ながら僕は予選会エントリー外で一緒に走れません。戦力にはなれなかったけど、やっぱり黒澤さんを励ましてあげる人が試合中もいてくれなきゃでしょ。当日の応援は僕にお任せ下さい、ゴール前で喝入れ直してやりますぜ。だから思い切りのびのび走ってきて下さい。もう少し黒澤さんと一緒に走りたいので、絶対に絶対に本戦決めてきて下さい。

バイブスぶち上げでぶちかませ☝☝

 

応援メッセージ②(From:杉浦慧・22年卒OB)

黒澤くん

君の初の部屋親、杉浦から渾身の応援メッセージを書かせていただきます。
まずは思い出の振り返りから。

君が入学した年は、まさにコロナ真っ只中。入寮から1週間で合宿所が閉鎖され、地元グンマー帝国にとんぼ返りさせられていたのが印象的です。
どんな大学生活をイメージして、それと比べて、どんなに違った入学となったことでしょう。僕には想像もつきません。

そんな君ですが、帰ってきてすぐに行ったエアコン掃除では、森田とフィルターを持って遊んでいましたね。昨日のことのように覚えています。なつかしいね。

英語の授業では、毎週先生から怒られていて、なのに全然響いてなくてケロッとしている姿も覚えています。こいつおもろいなって思いました。

冷凍パインをこぼしながら食べていたのも、
スマホを見て薄ら笑いしながら食堂にいたのも、
ソファーで爆睡かましていたのも、
合宿所前の坂でバレーボールをしたのも。

よくよく覚えています。君は僕の合宿所生活を彩ってくれた一人でした。
ありがとう。

お礼と言ってはなんですが、
爆音で洋楽をかけることや、レポートはとにかく帳尻を合わせるように頑張ることなど、
徹底した英才教育を施したつもりですが、覚えてくれていますか?
あっさい君なので、忘れていそうで怖いですが。

そう言えば、入学前から僕は君を少し知っていました。
僕のPCには今でも、「黒澤くんAO指導」というファイルが残っていて、たくさん書き直しさせた志望理由書などが入っています。
当時から、しっかり返信してくれたし、ずいぶん頑張る子だな、という印象でした。

そんな君も、もう4年生ですか。僕の中では、一生1年生かもしれません。
ここまで走りの思い出が一切出てこないこと、少し焦っています。頑張って思い出します。

僕が練習をやるとき、基本同じチームにいてくれましたね。君は信頼できる、Aチームの引っ張り屋さんのイメージです。後ろにつくと、リズムがいいから走りやすいんよ。ここでもありがとう。
とにかく跳ねる、勢いのある走りが特徴です。

その分疲れた時は分かりやすくて、
引いてくれている時にたれそうになると、途端に跳ねなくなって、右腰かな、が落ち始めて、リズムが悪くなります。
粘るときはそこから頭を前に傾けて腕を抱えて頑張るよね。粘るときは!!!

あと、いつしか朝練もみんなより少し早めに始めるようになったよね。
特に、足首チューブはよくやっていたイメージ。

気付いたら走ってきて、「しこジョグしてきました、まずは一勝!!!」とか言っていて、やりおったこいつ、と思ったのも良い思い出です。

隠れて努力するのが好きよね。
4年生になって、後輩だらけになっていく中で、それはどんな風に進化したんだろうか。

あんなに近くで見ていた君の成長が、間近で見られなくなったのは少し悲しいけど、
まあ、それは予選会で、形にして見せてくれれば十分です。


いろんな人がいて、いろんな4年間がある中で、
まるまるコロナにいじめられて、同期も少なく、減っていく中で、

そんな中でも腐らずに、淡々とやり抜いてきた君の努力は、
間違いなくオンリーワンの努力だよ。

3時起きの練習量も、1000㎞走った経験も、
今では俺らなんかよりも遥かにあるはずだよ。
そしてそれは、単純な話、俺らより強いってことだよ。間違いなく!!


ここで、今まで君に言えなかったことを2つ言っておきます。

まずは、君が1年生の予選会。
直前で風邪を引いてDNSになってしまったけど、あれは完全に僕のミスです。
君の定位置ソファーに風が当たりすぎていたよね、絶対防げたのに、本当にごめん。
あれは本当に悔みました。調子も良かったし、直後10000で29分台を出してくれた時は、嬉しい反面、予選会走らせられればなああ、って悔みました。ごめん。

2つ目は、去年のこの時期だね。キャプテンの話。
君は、本心どう思っているか分からないけど、遠慮した発言をしがちです。
周りが見えているからかもだけど、ついつい大局を読んで無難を取るような気がします。
今のチームは君の下支えがないといけないから、その点は役割を全うしていると思うけど、
たった一度きりの人生の中で、君がチームを率いていた場合も見てみたかったなー!


君が入部してきた時、しきりに言っていた言葉を思い出しました。
「箱根が100回大会の時、俺4年で集大成なんすよ。そこで絶対箱根出ます。」って。

遠慮なんかしなくていいよ、君の年なんだから。
言っていた通り、100回大会を4年で迎えられるのは、君だけだ。

頼むよ

 

***************

いかがでしたでしょうか。

予選会メンバーもそうでない選手も、コーチもマネージャーも、全員が明日の予選会だけを見据えて、ここまで走り続けてきました。生活から陸上を意識し、多くのものを犠牲にしてここまで頑張ってきている選手を自分が一番間近で見てきたからこそ、今年の慶應チームが報われてほしい、と本当に強く思っております。
多くの皆様のご支援やご尽力があり、これまでにないレベルでの財政難でありながらも普段通りの活動と、合宿を行わせて頂けたこともあり、チームとしたかなり力をつけることができました。そして、今の慶應チームには相手のことを思いやる、チームとして箱根駅伝を目指す雰囲気があるように感じております。

惜しくもメンバーから漏れてしまった選手も悔しさを見せず、練習と並行して予選会メンバーのサポートを多く行ってくれています。予選会メンバーはそれに応えようと、毎回毎回非常に緊張感を持って練習しておりました。
実力も雰囲気も非常に良い状況だと断言できますのであとは、明日までしっかりと準備をし、スタートラインに立つのみです。
30 年ぶりの悲願達成はなんとしても今年達成して、皆様に素敵なご報告ができたらと考えております。

 

また、当日はテレビ放送及びネット配信がございます。

  • テレビ放送
    SAPPOROスポーツスペシャル 第100回箱根駅伝予選会(地上波日本テレビ)
    2023年10月14日(土)9時25分から11時25分
  • ネット配信
    第100回箱根駅伝予選会 スペシャルライブ配信(TVer)
    2023年10月14日(土)9時25分から11時25分

現地へ足を運ぶのが難しい方は、こちらから応援していただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

以上です。失礼いたします。