全日本インカレ3日前!〜マネージャーから見た選手③〜
こんにちは!2年マネージャーの園田です。
第92回全日本インカレが3日後に迫ってまいりました。少しずつ気温も下がり、部の雰囲気もピリつき、ああこの季節だと感じさせられます。今回の競走部チーム目標は男子30点、女子15点。決して簡単な目標ではありませんが、まとまった部の雰囲気や応援練習、出場選手の覚悟の集合を見ていると達成可能なチームだと思えます。当日は皆様ご声援のほどよろしくお願いいたします。
さて、本日も昨日に引き続き、全日本インカレに出場する選手を全体マネージャー視点からご紹介させていただきます。本日は短距離種目・4×100m種目に出場されるみなさんです。ぜひ最後までご覧ください!
廣木亮太(副将・短短4・理工) 男子100m
勝負強くていつでも安心してレースを見ていられる廣木さん。最後の全日本インカレが迫ってきていますね。
今シーズンは副将として、短短ブロックのエースの1人として部を牽引して下さっています。そんな廣木さんからは自分昔腐ってた話をたまに聞きます。確かに私の廣木さんに対する第一印象はチャラそうなお兄さん。軽くて足がとっても速いけどすぐケツワレしてマネージャーさんに足を振ってもらっているお兄さん(秘密だったらごめんなさい)。
しかし今思い返してみたら他の部員の走りに対する洞察力と圧倒的なコミュニケーション能力は当時から群を抜いていました。
今年の2月に短距離合宿に帯同させていただいてからはご自身の競技の専門的な話もしてくださるようになりました。いつか、自分は陸上競技においては理論派ではなくどちらかというと感覚を一つ一つ確かめる派だとおっしゃっていましたが、廣木さんの走りへの細やかな動作確認はどっちの要素も感じさせます。正直たまについていけなくなりますが、廣木さんはそんな私にも気づいてきちんとキャッチアップして下さります。本当に頭が上がりません。今シーズンの記録の伸びと本番での強さは凄まじく、本当に今年で競技を引退するつもりなのか、もう一度考えてほしいものです。
ちなみに多分私が廣木さんとたくさんお話をさせていただくようになったのは廣木さんが幹部になってからですね。なので私は正直、廣木さんのかっこいい背中しか印象がありません(調子には乗らないでください)。何度も映像と自分の走りの主観をすり合わせて研究していたり、マネージャーの仕事が少しでも減るようにとハイテクなものを提案してくださったり、廣木さんってチャラそうに見えて実は競技に対して誠実だし他人やチームのことよく気にかけているし、いいとこばかりです。チャラいのは変わりありませんが。
少し褒めすぎた感がありますが、盛りすぎとかではなく本心で私は廣木さんのことを尊敬していますし、廣木さんが全国の舞台で勝っているビジョンが見えます。
廣木さんには、最後の全国大会で上級生の意地を見せつけて慶應を沸かせるのがとっても似合っていると思います。今日の練習ではワクワクしていながらも少し緊張を感じました。それもこの4年間の集大成のような今大会へかける思いなのだろうと感じています。長くなってしまいましたが、とにかくみんなが廣木さんの走りを楽しみにしているので、一歩一歩踏み締めてきてください。現地で100mの間に声を枯らすつもりで応援してます。
(紹介文:園田・文2)
岩屋佑未奈(副将・跳躍4・経済) 女子100m
まだ、出会って一年も経っていませんが、僭越ながらゆみなさんを紹介させていただきます。
ゆみなさんはなんでもこなす超人です。
本来は七種競技を専門とされていてやり投から走高跳、ハードルに至るまで全ての競技をこなすことができます。七種競技を専門としながらも短距離種目は専門選手顔負けの競技力です。しかし、私が入部してから、思うように競技をすることができていない印象です。今年の関カレ前は既に標準を切っている100mで出場するか、無理をして七種競技の標準を切り、七種競技に出場するかという選択を迫られていました。競走部にどのように貢献するか、「勝つため」にはどの選択をすべきかを常に考えていらっしゃる、責任感の強い素敵な方です。
私がゆみなさんを普段見ていて素敵だなと思う点をご紹介させていただきます。
まず一つ目は一対一で人と話す際、まっすぐ相手の目を見て話すところです。私はゆみなさんにまっすぐ見つめられてしまうと照れてしまいます(笑)
もう一つはどんな人とも平等に接する姿勢です。誰にでも同じような態度で接し、好き嫌いを決して表には出しません。ゆみなさんがイライラしている様子を私は見たことがありません。(接する機会が短いからかもしれませんが…)そんな様子を見ているとゆみなさんは本当に器が大きいなと日々感じます。
そんなゆみなさんは競技への意識も人一倍高いです。
遠征先のホテルで美味しそうなスイーツが朝食で出た際にも、周りの選手は気にせず食べているにもかかわらず、競技前だからと食べたいの我慢されていらっしゃいました。周りの人から美味しいと感想を聞かされた時の食べれなかったことをかなり悔やんでいらっしゃる様子が可愛らしかったです。(先輩なのにすみません…)
ゆみなさんにはお茶目な一面もあります。
南部記念に帯同させていただいた時、北海道定番のジンギスカンをみんなで夕食で食べた後、締めのクレープを食べると言って誰よりもウキウキしていました。オンの時のしっかりしたゆみなさんとオフの時のホワホワしたゆみなさんのギャップはとても素敵です。
今年一年、常に自分の身体と向き合い、満足な走りができず、もどかしさ、歯痒さを感じていたことでしょう。最後の全カレは今出し切れる全力を出し切ってきてください!そして悔いのない走りをしてください。
先日の全体集合で大きな声援を受けながら走るのが好きとおっしゃていました。当日は腹の底から大きな声を出してゆみなさんを後押しできればと思います。
応援しています!
(紹介文:黒住・文2)
岩井章太郎(短短3・環境情報) 男子110mH
3年全体マネージャーの松木です。
みんなから愛される岩井を紹介させていただきます。
なんだかんだこの学年1の愛されキャラなんじゃないかとか思ってます。
先輩と話すと岩井の話題は度々出るし、よくご飯に連れて行ってもらってます。
この間先輩とご飯を食べていたら岩井が後輩と二人でご飯に向かっている様子が見えて、岩井って先輩なんだ、と話していました。
何事にもやる気が欠けていそうな雰囲気、彼の周りだけのんびり時間が流れているのではないかと思うような空気感をまとっています。しかし、なんだかんだ人に言わずにやるタイプです。
3年が目を背けている職探しとやらも何気にやっています。
練習もまわりが終わってきたかなという時間にハードルを跳んだり、マイペースな彼はひとりでもコツコツ進められるタイプとも言えるのかなんて最近になって思いました。
そんなマイペースな彼も最近は焦っているように見えることが多いです。
六大で怪我をしてからなかなか思うタイミングで復帰戦を迎えられず、もどかしかったと思います。その背景からこれまで以上に岩井が走っているとどうしても目で追ってしまいます。
これまで岩井がやってきたことを信じて、堂々と望めば大丈夫だよ。
今はただそう思います。そして、いつも通り帰ってきてください。
3日目早起きする準備はできています。
1年生の関東インカレでは、大会近くで怪我をし、きちんと走れたのは1週間前という中でも確実に自己ベストを更新。準決勝進出。
2年生も怪我明けの関東インカレで準決勝進出。
怪我明けも乗り越えてきました。
学生タイトルをとることを目標に続けてきた陸上競技。
目標に向かって本気で向きあってきたことはわざわざマネブロで言うまでもありません。
わからない方は手始めにノートでも。
😄|慶應義塾體育會競走部短長ブロック (note.com)
表彰台で今まで私が見たことないくらいの笑顔を見せてください。
想像したらわくわくしてきました(^^)
岩井の分まで感情を露わにしてエールを送ります!頑張れ!!!
(紹介文:松木・経済3)
篠宮健吾(短短3・法) 男子100m
篠宮が全日本インカレに個人でも、ここ数年でもかなりハイレベルな四継のメンバーに名を連ねていること、とても不思議な気持ちです。
不思議と言うのは上手く言語化できていませんね。
嬉しい、応援したい、そしてどこか少し遠くに行っているような、いろんな感情が混ざっての不思議という気持ちです。
だってですよ、いくら「こいつ伸びそうだなあ」と思ってたとしても、ここまで来ると思いますか??
今となって彼がは個人でもリレーメンバーに入ることは当然のことのようになっていますし、三輪、廣木さんと来て、篠宮です。しかし、入部時に目を移せば、彼は部内3本の指に入るスプリンターになるとは個人的に思っていませんでした。(別に悪く思っている訳ではなく、僕の見る目がなかったとか、篠宮が驚くほど伸びたという意味です笑)
入部時は107代のマネージャーは一人でしたから、1年生の時から個人的に、短距離では岩井、豊田、三輪が1年生の春から活躍を見せる中で、それ以外(と言ってしまうのは同期に大変失礼ですが、、、)の選手から誰が抜け出すのかを楽しみにしていましたし、当然、誰かが抜け出さないといけないと思っていました。それは、もう少しでやってくる107代を引っ張っていく人物が誰かもっと必要だと思っていたからです。
時は、入部時から一気に現在に。
別に彼は上記のような私の願いを叶えようとした訳ではないことはわかっていますが、まさに107代を引っ張っていける人材になったと思っていますし、それは私以外の多くの人が感じているところだと思います。純粋に脚が速くなりたいという気持ちが今の彼を競技面、マインド面ともに形成し、チームに良い影響を与えていると思います。特に同期は、「俺も・私もやってやる」と思っている人は多いはずです。第2の篠宮ではないですが、競走部で競技面、人格面で成長する篠宮のような人材が出てくることを楽しみにしていますし、1人のサポート部員、幹部として、そうした人材を輩出する組織でありたいと思っています。間違いなく、そう思わせてくれる存在です。
これまで自分なりに篠宮を(決して上からではなく客観的に)評価してきましたが、全日本ICにB標準で出ることや3枚目と呼ばれること、10”41の自己ベストは決して本人が満足するところではないと思います。
常に自分に厳しい目を向けているがゆえ、よく動画を見ながら芝生に寝っ転がって「自分、脚遅え」と萎えてる姿を心なしかよく見かけますが、ネガティブ発言も禁止されていますし、ポジティブ&リラックスで肩の力を抜いて全日本の舞台を楽しんできてください。
(紹介文:藤永・法3)
三輪颯太(短短3・環境情報) 男子100m、200m
(写真左から三輪、内藤(サポート3))
競走部屈指主力選手である三輪さんの紹介を僭越ながら私がさせていただきます。
私が三輪さんと初めてお話したのは体験入部の際でした。最初はすらっとした背丈であまり多くを語らない姿に凄まじいオーラを感じましたが、得意げに「陰キャピース」を披露してくださりチャーミングな一面もあるんだなと思いました笑笑
そんな三輪さんの走りに私はいつも魅了されています。長い足を活かし、大きなストライドで走る伸びやかな姿の中に力強さもあり、ビデオを撮っていてもタイムを読んでいても思わず三輪さんの走りに見入ってしまいます。
また私が入部以来見たきた三輪さんはいつもとてもかっこいいです。私にとって初めての試合帯同であった関東インカレ。三輪さんは男子200m決勝という大舞台で3位という華々しい記録を残し、競走部の得点に大きく貢献していました。その後も布施スプリントでのPB更新など競走部主力選手として文句なしの素晴らしい記憶を続々と叩き出していました。
そんな三輪さんは陸上競技にふさわしい身体能力、センスを潜在的に持ち合わせており、三輪さんの競技人生はいつでも輝いたものであると思っていました。それをトレーナーさんに伝えたところ「大学一年の頃はなかなかPBが出なかったんだよ」という驚きの事実を知りました。三輪さんの素晴らしい結果の数々はなかなか結果が出ないもどかしさや歯痒さを感じながらも懸命に耐え抜き、練習をやめなかった三輪さんの努力の上に成り立っていることを知りました。やはり勝負に勝っていく人は素晴らしいセンスの上に忍耐力も兼ね備えているのだなと思ったのと同時に尊敬の念も強まりました。
さていよいよ全日本インカレまで残すところ3日となりました。今三輪さんはどのような心境でいらっしゃいますか?いつも遠くから眺めているだけの私からどのような言葉をかければいいのか難しいところですが、とにかく三輪さんの全カレでの走りをとても楽しみにしています!
全カレという大舞台でかっこいい走りを見せ、「三輪 颯太」の名前を轟かせてきてください!!精一杯応援しています🔥
(紹介文:赤石・文1)
男子4×100mR
廣木亮太(副将・短短4・理工)
公式戦最後の4継。
日本選手権リレーは残っているものの、ここで塾記録、表彰台が見たいです。
おまけで「俺、カッコよくね?」もほしいです笑。
この目標に対して、4年生として、誰よりも熱い想いを思っているはず。
個人では、昨年はB標準を突破したものの、出場が叶わなかった舞台。
冷静な思考ができる方なので、1つ1つのレースを熱く、冷静にいってほしいと思います。
岡村大喜(短短3・法)
どのリレーも大体メンバーに名を連ねるものの、中々サブメンバーを脱出できません。
すいません。皮肉を言っている訳ではないです。同期として悔しいのです。
いろんな人の話を聞いて、真面目に練習をする姿を知っているからこそです。
早慶戦では4×200mRのアンカーも走っているし、経験は十分にあると思います。
自分自身のもどかしさを払拭する為にもブレイクスルーを期待しています。
篠宮健吾(短短3・法)
個人でも書きましたが、あらためて。
混戦必至で、もちろん低い目標ではないですが、塾記録と表彰台を期待しています。
篠宮が決勝の舞台で、最高に輝くことを願います。
三輪颯太(短短3・環境情報)
部屋員なので、込める想いは盛り沢山です。
ですが、部屋員ゆえにいざ言葉にして伝えることはあまり思い付きません。
別に恥ずかしいとかではなくて、言外の信頼と思ってください。
彼は部屋でバトン持ってるし、ムーブメントしてるし、変と言えば変ですが、
彼にはそこまでしてかける大きな想いがあると思っています。
3年目の日本インカレ、ここでの大きな飛躍を願っています。頼んだ。
大島琉偉(短短2・経済)
中々、怪我続きで状態が上がらないことを辛く思っていますが、
腐らずに辛抱強く復帰の過程を歩んでいること歩んでいることを我々は知っています。
また、最近は個人的に業務で関わることが多く、
2年生ながらALL KEIOに向けて渉外チームを取りまとめている姿を頼もしく思っています。
競技だけでなく、業務もピカイチで助かっているというか、何の心配もありません。
いつでも走れる準備だけしていよう👍 サポートも頼んだ!
中島叶雅(短短1・商)・林明良(短短1・法)
君達の代は見ていて面白い。勝手に未来がとても明るいような気がしています。
そして個人的に、中島・林が1年生ながらリレーメンバーにいることは1年生の短距離人を中心にとてもいい影響を与えると思っています。
109代の未来が明るいような気がしてるのは君達のおかげかもしれません。
今回のインカレ、当然頑張ってほしいのですが、後ろに控える先輩方から色々学んでほしいと思います。
自慢の先輩で、自慢の同期だし、ここ数年、もしかしたら歴代で1番速いチームになりうるので。
彼らがどんな想いでこの舞台に立っているのかを感じ取って、学んで、一緒に「勝利」を掴み取ってください。
その「勝利」の先にまた新たなものが見えてくると思います。
(紹介文:藤永・法2)