全日本インカレ4日前!~マネージャーから見た選手たち②~

こんにちは、1年全体マネージャーの赤石です。

全日本インカレまで残すところ4日となりました。本番に近づくにつれ、選手の全カレへの想いも高まってきております。
皆様、応援のほどよろしくお願いいたします。

さて本日も昨日に引き続き、「マネージャーから見た選手」を紹介していきます。
本日は中距離・短長種目に出場する選手7名を紹介いたします。

ぜひ最後までご覧ください!!

柴田 有仁(M2・短長)

柴田さん
柴田さんには同郷のよしみもあって入部当初から本当に良くしてもらっています。入部してしばらくはホームシックになっている私に地元トークをたくさん振ってくださり、不安を取り除いてくださいました。そんな全部員から愛される現競走部の長老(?)柴田さんのご紹介を僭越ながら私からさせていただきます。

今回は柴田さんの特徴を3つに絞ってご紹介させていただきます。
①マネージャーに易しい言語化能力
柴田さんはたくさん自分の競技について向き合い、それをきちんと言葉にしてマネージャーにも伝えてくれる数少ない選手の1人です。私にもわかりやすい言葉で自分の課題や挑戦していることについて教えてくださいます。柴田さんの動画を撮っていると自分自身も競技について詳しくなれますし、競技のことをもっと好きになれる気がします。
②圧倒的なポテンシャル
柴田さんといえば、なんといっても誰にも真似のできない身体能力が特徴です。色々な選手から柴田さんの走りが目標だけどあんなの誰も真似できないという言葉を聞きます。のびのびとしていて跳ねるような柴田さんの走りを見ているとこちらまで気分が晴れるような気までします。
③包容力
以前私がヘマをしてしまい、怒られると震えていたら「帰ってきた時の顔でヤバかったら慰めるから行っておいで」と言ってくださいました。なんて優しいんだろう、、と思っていたら、ニッコニコの笑顔で私の「怒られた報告」(実際には怒られませんでしたが)を待っていました。これも1年半の間に築かれた絆の証だと私は思っています。②で紹介したように競技について後輩や同期にたくさん質問を受けている柴田さんですが、他の選手の動画までスロー再生して細かい動作までアドバイスをしています。そういうところを見ると、やっぱり柴田さんしか勝たんな。と言う気持ちになります。もちろん部員の人生相談にもニコニコで乗ってくれます。

ここからは個人的な応援メッセージになってしまいますがご容赦ください。
もう柴田さんが白Kを着て出る公式戦が最後だと思うと本当に寂しいです。今は不安な部分が多くあるかもしれません。でも私たちサポートは柴田さんが大きな晴れ舞台である全日本インカレで「やってくれる」と信じています。全カレまで残すところあと3日ですが、全力でサポートさせていただきます。当日はいつものニッコニコの柴田さんの姿が見れること、非常に楽しみにしております。ファイトです!!!!!!🔥

(紹介:2年 園田 翼)

神田 陽向(4年・中距離)

 

 

ひなたはとても尊敬してやまない人のうちの1人です。
自分の芯がしっかりしていて、やると決めたことを必ずやり抜きます。どんなに忙しくても、自分がやるべきことを文句も言わずしっかりこなします。
それはたまに自分の限度を超えてしまっているのではないかと心配になるほどです。夏合宿前は、自分の大事な試験が数日後に控えているにも関わらず、準備に時間を費やしてくれました。
ひなたが日々こなしていることは、1日36時間あっても私にはできない気がします。

それから、
「慶應ミドルの強さを示す」
「慶應競走部というチームの価値を示す」
と、自分の目指す姿をしっかりと行動で示し、言葉で伝えていく姿がとてもかっこいいです。
行動で示しているからこそ、ひなたの言葉にはいつも心に響くものがあります。

さて、優勝を目指してやってきた関東インカレでは、決勝に進めず、その後の怪我発覚。悔しさと焦りと不安でいっぱいだったはずです。それでも今できることを精一杯積み重ねてきました。復帰後の早慶戦では、応援していたみんなに勇気を与えるようなレースをしてくれました。

やれることはやった。
それを胸を張って言えるだけのことをひなたはやってきたと思うし、ひなた自身もそれを感じているはずです。

今回、初出場の全日本インカレ。
標準を切ってはいたもの出場が叶わなかった、2年分のもどかしかった思いを、関東インカレでの悔しさを、全部ぶつけてきてください。そして、今年ひなたの背中を押してくれた後輩の思いを背負って、戦ってきてください。

いつも笑顔でいるひなたの周りには、たくさんの人で溢れています。そのみんなの応援が、ひなたの力になるはずです。

全カレでは声が枯れるまで叫びます!頑張れひなた!!!

(紹介:4年 桝田 咲)

奥 泰貴(3年・中距離)

 

3年全体マネージャーの松木です。

3度目の正直。
無事に初出場を決めた奥を私からご紹介させていただきます。

私事にはなってしまいますが、私と奥は高校の頃から共に競走部で活動してきました。
今大学で、私がマネージャーをして、同じ高校出身のすずがトレーナーをしているのは感慨深いです。

初めて出場したのは5000m。17’43”94。
はやいやつが入ってくると聞いてドキドキ見ていましたが、やっぱ初回の試合でそんなうまくはいかないよな、と思ったのが率直な感想だった気がします。

1ヶ月後の試合では30秒縮めました。

そこから徐々に短い距離に切り替え、初戦から約半年後に初めて800mに出場。2’04”61。
次の試合では2’01”91。
次は、2’00”57。

着々とはやくなり、練習でも前を走り、ひときわえぐっていました。
奥はドMだ、なんて同期と話していた気がします。

高2で初戦をむかえ、その年のベスト1’58”32から、あっという間に翌年には1’53”99を記録していました。

懐古が長くなってしまいましたね。
順調に思える奥の記録ですが、大学に入ってからつらいことも多かったのではないでしょうか。
3年間出場し続けた関東インカレは、一度も納得のいく結果ではなかったと思います。
その結果からか、wttkが始まる前には狙いすぎない方がいい記録が出る、と言っていました。
いつもうるさいくらいな奥のしょげた姿は胸に刺さるものがあります。
練習をみていて着実に力をつけているのに、ともどかしい気持ちでした。

加えて、wttkを控える週は、バイトとハードなインターンが詰まっており内心かなり不安でした。

だからこそ、奥にとって今年の全日本インカレ標準切り最後の機会、8月6日に行われたwttkで無事に標準を突破した瞬間、嬉しさと安堵が入り交じって密かに半泣きでした。

結局自己肯定感が高くて、いつも自信に満ちた表情をしている奥はちゃんと決めてくれました。

初めての全日本インカレ。まずは素直におめでとう。
奥はレベルの高い選手を前に物怖じするタイプじゃありません。そんなのは奥らしくない。
いつもの調子で、肩に力をいれすぎずお得意のスプリントで堂々と戦ってきてください。
wttkの翌週に行われた早慶戦では、400mのPBも更新し関東インカレB標準を突破した奥なら大丈夫。

17日にいつもの様子で感想を聞かせてください。全力で応援してるよ。

(紹介:3年 松木 裕佳子)

豊田 兼(3年・短長)

豊田兼は、誰よりもストイックで、そしてオンの時とオフの時のギャップが素敵な人です。
彼が入部してから今まで、その印象は変わりません。練習で自分を追い込み、出し切る姿は、常に競技場で練習する仲間に刺激を与えてくれます。SFCの授業もハードめなのをとっているなど、そのストイックさは陸上だけではないみたいで驚きです。
練習中は自分のことに集中しながらも、後輩を気にかけているのが印象的です。そして自分の意見をしっかり持ち、時には仲間に厳しい言葉をかけられる。そんな強さも兼ね備えていると思います。自分に厳しい彼の言葉だからこその重みがあるように思います。
オフな時は、ゆるりとした雰囲気とあどけなさが素敵です。

今シーズンは、「学生個人優勝」とタイトル獲得。順調なはじまりに見えたものの、関東インカレ後の体調不良もあり、日本選手権前の期間は、常に焦りと後悔が見えました。しかしその後の南部記念優勝、そして初めての国際大会であったユニバーシアードで優勝。
“メダルの色が金色に輝いた”ことは、自信になったはずです。

さて今シーズンの全日本インカレ400mHは六大学、静岡国際、木南、日本選手権に続く5戦目。
君のレースには競走部みんなの心を動かすものがあると思います。久しぶりに生で見るレース、楽しみにしています。
頑張れとよけん!!!!!

(紹介:4年 桝田 咲)

仲子 綾乃(3年・中距離)

仲子さん
仲子さんは「競走部」というストイックな人が集まるこの場所でも類を見ないストイックさを持っています。練習から0.1秒まで気にする姿、追い込んだメニューの後でも絶対にレーンで横にならないかっこよさには憧れてしまいます。仲子さんの練習中にやっぱり印象的なのは「やり切る」姿です。仲子さんはどんな追い込むメニューでも最後まで必ず走り切ります。レストに遅れることだってありません。これが試合のラストに発揮される「強さ」を作り上げるのだろうと感じます。

私は本当に仲子さんの走りが大好きなんです。本当に目が離せなくなります。しなやかで力強く、最初から粘り強く走り続けラストスパートで勝ち切る姿はいつも私たちの胸を熱くさせてくれます。先日行われた早慶戦でもそうでした。女子800mは非常に白熱したレースが行われており、資格記録が近い選手とのデットヒート中に見られた「勝ちにこだわる姿」は今でも鮮明に思い出すことができます。誰もが納得の女子MVP選手です。

ちなみに仲子さんは運もお持ちです。私と仲子さんは同じK-POPアイドルを応援しているのですが、先日私が落選してしまったライブにも当選し、しっかり推しを拝んでらっしゃいました。羨ましい限りです。


仲子さんの大学陸上は思い描かれていたものとは違っているかもしれません。高校時代から大きな実績を持っていた仲子さんは私が入部した当初、リハビリ中でありジョグをしているだけで先輩方が「走ってる!」と感動していたのをよく覚えています。思うように練習が積めず、悔しい時期もあったと思います。それが今シーズンは完全復活を果たし、競走部女子チームを牽引するエースの1人として前を走り続けてくださっています。そこに向けられた計り知れない努力も感情もこの全国の舞台でぶつけてきてほしいです。

私の大好きな仲子さんの走りはチーム慶應を勢い付けてくれるものだと確信しています。仲子さんはやっぱり一番が似合うし、勝ち切る姿が見たいです!

当日は仲子さんらしく走ってきてください。

(紹介:2年 園田 翼)

清水 美甫(1年・短長)

美甫は普段、基本ずっとふざけています。練習の合間や集合までの時間に最近習得したKPOPアイドルのダンスを見せつけてきたり、バイト先のマックで接客するテンションで話しかけてきたり、美甫といる時の私は基本ずっと笑っている気がします笑笑最近は素敵な話を聞くことが多くて嬉しいです。今度詳しく聞かせてくれよな!!また彼女はいつも時間に追われています。ばちばちに練習した後、少し休憩をしているのかと思うと本気ダッシュで帰っていく美甫の姿をよく目にします。後で聞くところによると、早いときは練習後から3分後発の電車に乗っているそうです。ちなみに一般人の駅までの所要時間は5.6分で、私生活でも競走部を活かしているなあと思いました笑笑

そんな美甫と私が初めて話したのは今年5月に行われた関東インカレの前々日でした。1年生ながら女子集合で自身の目標を堂々と話す姿に入部早々、すごい同期がいるなと驚いたのを今でも覚えています。そして本番、私が1番印象に残っているのは4×400mR予選での美甫の姿です。他大学の上級生たちに果敢に挑む強気な走りに応援席いた私は鳥肌が止まりませんでした。しかし惜しくも結果は伴いませんでした。思わず涙を流す美甫の姿から競技にかける熱い思いを感じ、大変心を動かされました。

私が思う選手としての「美甫」の強みはひたむきな努力を惜しまないところと圧倒的な集中力だと思います。それは最近美甫の練習帯同をしていてひしひしと感じます。冒頭で美甫のふざけた話をたくさんしましたが練習中は目の色を変え、競技者としての「美甫」になります。どんなに辛いメニューでも垂れずに全力で取り組み、いつも遅くまで競技場に残って練習しています。長時間の練習を淡々とこなすことができる凄まじい集中力は、一発勝負の陸上競技において必要不可欠であり、美甫の大きな強みだと思います。
また美甫を強い選手たらしめる大きな要因として挙げられるのは圧倒的な練習量だと思います。先ほども言いましたが美甫は毎日遅い時間まで競技場に残りメニューをこなしていて、走らない日はウェイト練習を欠かさずに行っています。時には集合より全然早い時間に競技場に来て練習したりしてします。それを雨の日も晴れの日も、リクルートで全国を飛び回ってくたくたになった日もひたむきに行う美甫は本当にすごい子です。また彼女の練習はただ長いだけでなくとても質の高い練習を行っています。練習動画をヘッドコーチの高野さんに送り直々にアドバイスをいただいたり、同じ種目の大先輩である豊田兼さんに練習を見ていただいたり、あらゆる人にウェイトの仕方を聞いて自分に適した方法を模索したり、自発的に練習をする姿を目の当たりにしてこういう人が勝負に勝っていくんだなと強く思いました。

さて美甫にとって初めての全日本インカレまであと4日です。
美甫のことだからものすごく緊張していると思うけど絶対に大丈夫!!どんなことがあっても美甫が積んできた練習の量は裏切らないよ!
ほんとにほんとに応援してます!!
頑張れ!!!!!!!!

(紹介:1年 赤石 楽子)

山本 凛(1年・短長)

 

私が凛と初めて会ったのは、実は競走部とは全く関連のない大学入学時のガイダンスでした。大学でまだ知り合いが少なく不安に駆られていた時、入学生の中で圧倒的優しそうなオーラを放っている凛がいてこの子なら話しかけても大丈夫だろうと思い、勇気を出して話しかけたのがとても懐かしいです。その後競走部というコミュニティで再会を果たし、今では凛に向けたマネブロを書いているなんて本当に人生は何があるかわかりませんね笑凛と実際に関わってみて私の第一印象に狂いはなかったことに気づきました。凛は本当に優しくて、しっかり者です。凛は個性が豊かすぎる一年生女子のお姉さん的存在です。どんな話でも笑顔で最後まで聞いてくれる優しい凛についついみんな話しかけてしまいます。また重要事項やみんなが忘れてしまいがちなことをいつも一年生内でリマインドしてくれるのは凛です。集合時にみんながまとまらない時は率先して声掛けをしてくれます。同期一同、凛のことを本気で信頼してると思います。いつも本当にありがとう!!

そんな凛の性格は競技面にもよく現れています。今シーズンの凛は怪我にずっと悩まされてきました。私も入部以来、凛がタータンで走っている姿を見たのはごく最近で、それまではずっとウェイトをしたり、軽くジョグをしたりしているイメージしかありませんでした。だから最初は凛の競技者としてのレベル感がわかり分かりませんでしたが、トレーナーさんから「凛ちゃんは化け物級のタイムを持っている」だとか同期の清水美甫から「凛に勝てるのは400mHしかない」だとか様々な人から凛の情報を聞いた後、実際に凛の実績をみて、顎が外れそうになりました。それからは凛の練習に要注目するようになりました。凛は怪我で走れない中でも毎日練習に参加し、汗を流すまで練習していました。時には競技場に出て、同期の練習動画を撮影し意見交換をしたりとにかく怪我をしている状態でも、決して後ろ向きにならず、やれることを懸命に探して日々精進していました。またしっかり者は凛は決して悩みを公にしていませんでした。怪我で走れない中、競技場で走っている人を見るだけで走りたくてうずうずするだろうに、さらに同期が試合で続々とPBを更新姿を見て、色々思うところがあったと思います。きっと今シーズンは誰よりも走りたいのに走れないもどかしさや怪我の終わりのなさを感じていたでしょう。しかし凛は決して腐らずに、努力し続けていました。ひたむきな練習の成果で日に日にできることが増えていく凛の様子に私は驚きが隠せませんでした。凛は本当に強い子だと思いました。そして怪我後初めて100%の力で走ることができた時の凛の笑顔が本当に忘れられません!!

凛の怪我後初の公式戦が間もなく始まります。
まずはここまでよく頑張ったね、本当に偉いよ!!!まだ色々な不安要素があると思うけど全カレで思いを全部ぶつけて、納得できる走りをしてきてね!凛なら絶対大丈夫、自分を信じて、胸張ってけーー!!!!

 

いかがだったでしょうか?選手たちの活躍に目が離せません!!
明日は短距離種目に出場する選手を紹介いたします。
乞うご期待ください!!!

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