関カレ直前特集②

こんにちは、全体マネージャーの原田です。

昨日に引き続き、関カレ直前特集として4年生の「関東インカレに懸ける思い」をお届けいたします。

本日は中距離ブロックの漢たちです。

この冬季、誰よりも強い覚悟を持って競技とチームに向き合ってきた4名の熱い思いを受け取っていただければ幸いです。

 

関東ICに懸ける思い-田村颯斗(主務・中距離)-

男子1部1500m出場

「最強の主務」

関東ICまで残り11日となりました。
皆さん今どのような想いを抱えていますか?

 

今回は「関東ICに向けて」僕の個人的な想いを書かせていただく機会をいただいたので普段考えていることをそのまま共有できればと思います。

 

まず主務になってから僕がずっと目指してきたことから発表します。
僕がずっと目指してきたことは【最強の主務】になるということです。


中距離ブロックの部員はよく知っていると思いますが、決意表明もかねて改めてこの場で皆さんに発表させていただきます。

 

 

まあ急に【最強の主務】って言われても「何?」ってなると思いますが、この目標立てたときは僕も「これまでの主務像を塗り替えたるわ、見とけよ」っていう単純な反骨精神しかなかったです。選手としての自分をあきらめてたまるか!という感じでした。


一言でいえば「主務で競技も頑張ればかっこいいやん」ってところです。
軽い気持ちでこの目標を立てた割に自分って無力だなと感じることはその後何度もあり、この目標を立てた自分を責めた日もありますがそれは置いときます。

 

そんでそれからなんやかんや健人とチームのことについて話す機会が増え自分の中でこの言葉の意味合いは大きく変わりました。当初のような単なる自己満の反骨精神ではなくなりました。

 

今、僕の中で【最強の主務】というのは健人の横にいるための最低条件という位置づけになっています。


半年間、健人とチームのことを考えてきて健人は【最高の主将】であると確信しています。健人がこの代の主将になったからここまでやってこられているというのも確信しています。そんな健人を支える立場であるからこそ僕は【最強の主務】でありたいと本気で思っています。

 

関東ICはそれを実現させる最高の舞台です。
標準記録の突破は果たすことができました。でも健人と肩を並べるにはまだ足りません。
僕は1日目の男子1500mに出場します。しっかりと走り切ってPBを出し決勝に進出します。
それが果たせれば健人に少し近づける気がするので何としても達成します。

 

個人的な原動力もありますが、主務として「健人のために、健人のチームのために」塵になるまで自分を燃やしていきますので応援よろしくお願いいたします。

 


皆さんへ

5月19日から22日は本当に濃い4日間になると思います。
一人一人ができることを最大限行い、チーム一丸となって戦い抜きましょう。

 


そして最後に健人へ

いつもありがとう。関東ICでは自分を「解放」して楽しんで走ってくれ。
俺は健人以上に健人を信じてるから何も気にせずかましてきてほしい。
健人が笑えるように最強の主務になるから4日目笑って閉会式を迎えよう。

関東ICに懸ける思い-梅沢龍輝(副将・中距離)-

男子1部800m出場

「神打開」

神打開


こんばんは。中距離4年の梅沢です。

公式戦直前特集~中距離ブロック・梅沢龍輝編~


はじめに、シーズン前に書いたものですが、こちらもご覧いただくとお腹いっぱいになるかと思います。

以下に、関東インカレにかける思いを記します。

 


今から約1年前、3度目の予選落ちをしたあの日から、この大会で勝つことだけを考えて過ごしてきました。

最後の冬期では、ずっと逃げてきた自分の弱さとひたすら真っ直ぐ向き合い、やれるだけのこと全てやりました。
もうこれ以上の努力は出来なかったと断言できます。

大袈裟かもしれませんが、正直これまで生きてきた中で一番命を懸けてやる、という覚悟を持っています。きっと、この先どんなことがあっても、今の覚悟を超えるものはなかなか無いんじゃないかな、とも思えます。

そう思えたのも、これまで苦しい中でも前に進めたのも、他でもない、今まで自分に関わってくださった全ての人たちのおかげです。

その人たちの為に。この競走部の為に。この一心が、自分を大きく変えた気がします。


僕はこれまで、中学、高校、なんなら大学3年くらいまでは、陸上をやるのは結局は自分のため、自分の信念を貫き通すために高みを目指す、という気持ちが強かったのかなと思います。

しかし、立場が人を変えるとは本当にそうで、半年前に副将に就いてから主将の健人ィ、主務の田村、同じく副将の昴と細井を中心に競走部を強くさせるべく毎日考え抜いてきました。
本気で全員で勝ちに行く、強いチームを作る、という思いを持って取り組むうちに、次第にこのチームに対する愛着のようなものが湧いて、自分の頑張る原動力が自分中心なものから他の誰かの為のものへと変化していきました。


同期、先輩、後輩、マネさん、トレーナーさん、そして、何より中距離同期のみんな。毎年期待を裏切ってばかりだった自分を、それでも期待してくれ、支えてくれました。本当に人に恵まれ、成長させられたと感じます。
最後の関東インカレは、この人たちに笑ってもらう為に、チームの勝利の為に、全てを懸けて臨みたいと思います。

 

話は変わりますが、少し、メッセージを伝えさせていただきます。

 


ケンティ、田村へ。

みんなをここまで導いてくれて本当にありがとう。2人が主将、主務で本当によかった。
あとは思うままに走るだけ。やったろう。

 


部員の皆さまへ。

どうか、4年生のワガママにご協力ください。
全員で勝ちに行きましょう。

 


そして最後になりますが、ミドル同期へ。

陸上人生最後のシーズンを、君らと歩めて心の底からよかったと思っています。
全部やり切って、最後に笑って旨い酒のもうぜ。

 

 

1年目、予選落ち。
2年目、予選落ち。
3年目、予選落ち。

落ちに落ちた今の僕が迎える4年目最後の関東インカレ、決勝進出という神打開をお見せいたします。

 


かみ-だ-かい
【神打開】
圧倒的最下位から、キラーやサンダー等のアイテムを駆使して1位になること。
(出典:某マリカー実況者)

 

関東ICに懸ける思い-井関亮太朗(中距離ブロック長)-

男子1部800m出場

「悲願」

男子800mに出場させていただく、中距離ブロック4年の井関亮太朗です。


今回はこのような貴重な機会を頂いたので、自分の「関カレに懸ける思い」を書かせて頂きます。自分を鼓舞し、そしてあわよくばこれを見てくれた誰かが何かを感じてくれたらな、なんて思います。

 

選手としては最初で最後、競走部員として最後の関東インカレです。
成し遂げたいことが2つあります。

 

1つ目。競走部105代として、何としても1部残留して、ここまでチームを引っ張ってくれた主将の藤木と主務の田村を喜ばせてあげたい。
藤木は正直歴代の主将と比べると、競技力が劣る面はあるかもしれません。

けれどここまでチームを強くしたい、いいチームを作りたいという熱くまっすぐな思いを持って行動できる主将は中々いないのではないか、そう思わせる彼の言動を日々目の当たりにしてきました。そんな彼が105代の主将で良かったと日々感じています。


田村は主務と選手の両立という、誰もが諦めてしまうような挑戦をしてきました。
六大学付近は主務業に追われ過ぎてほぼ選手やめていました。練習も十分に積めず、とても関カレを狙える状態ではなかったと思います。
それが先日の記録会で1500m関カレA標準を突破。そこら辺の漫画の主人公なんか比にならないくらいクソかっこいいです。


主務業は当然のようにこなしながらも、選手としてハイレベルな結果を出すという、彼が掲げてきた「最強の主務」に近づきつつあります。
二人の血のにじむような苦労を知っているからこそ、競走部一丸となりここで結果を出して、彼らの心からの笑顔を見たいです。

 

 

2つ目、中距離ブロック長として陸上界に慶應ミドルは強いんだ、と印象付けてやりたい。
昨シーズン、先輩方のおかげで中距離ブロックは確実に「速く」なりました。しかし、公式戦で結果を残せる「強さ」は足りていませんでした。
ブロック長の立場を任せてもらって以来、陸上界では決して強いとは思われていないであろうこのチームを強くしたい、その一心で今日まで過ごしてきました。
全中距離部員が競技力に関わらず刺激を与えあえる雰囲気、そして久々の全中距離種目フルエントリー、準備は整ったはずです。


ジャイアントキリングです。中距離のみんな、やってやりましょう。

 

つらつら書いていたら主将主務とブロックの紹介になってしまったので、最後に自分の走りについて単純明快に記します。

 


関カレ&国立という最高の舞台で、チームが勢いづくような痺れる走りをしてきます。
応援よろしくお願いします。

関東ICに懸ける思い-河野慶太(中距離)-

男子1部1500m出場

「Vamos!」

1500mに出場する河野です。

ラストイヤー(仮)ですが、担当を割り振ってもらったので書かせてもらいます。

 

僕の一言はVamosで、みんなで行こうという意味です。自分はスペイン語履修ではないので、スペイン語93点のO川君と65点の I関君に聞いたところ、こういうニュアンスであってるみたいです。

 

この言葉を選んだ理由はシンプルに響きがいいのと、みんなで行こうという意味が好きだからです。

実際に走る時は1人かもしれません。ですがチーム目標を達成するには1人では叶わないでしょう。

陸の王者再興に向けて全員で戦うそんな関東インカレにしたい、そして自分の走りで少しでもチームが勢いづいてくれればいいなと思います。

何より誰よりもプレッシャーを感じてるだろう主幹部、いつも全力でサポートしてくれるマネトレさん、そして狂ったようにパワマミドルに消えていくミドルの同期の努力が報われる結果で終わりたいというのが自分の本音です。

 

 

最後にガチムチな体型に隠れた豆腐メンタルの筋肉主将とワイスピ以外で涙を流した事ない冷酷な主務が泣いてくれると嬉しいです。

 

Vamos!!

 

 

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明日は、いよいよ最終回です。

細井・森田・山本・長谷部の特集をお届けします!

最後までお読みいただきありがとうございました。