公式戦直前特集~投擲ブロック・齊藤凜太郎編~

こんにちは。新3年マネージャーの桝田咲です。

公式戦直前特集、最後は投擲ブロックの齊藤凜太郎(法・新3年)です。インタビューでは投擲ブロック愛がとても伝わってきました。

ぜひ最後までご覧ください!


早速ですが、冬季練を振り返ってみてどうでしたか?

投擲ブロックとしては、コーチの中嶋さんにメニューを考えていただき、冬季の前半は皆でメニューをこなし、後半は技術面のすり合わせをしました。

特にきつかったのはベンチプレス10トンと毎週火曜日の懸垂100回です。冬季練の前半は筋肉痛がひどく、毎朝ベットから起き上がる時、駅の階段やお風呂で髪を洗う時など、日常生活のすべての動作が苦痛でした。しかし体の使い方が飛躍的に向上したのでやってよかったと感じています。できればもうやりたくありません(笑)。

↑右から中嶋コーチ、伊藤(新3)、穂苅(新2)、カラガイ(新4)、齊藤、池田(ブロック長・新4)

練習中、他のブロックから「投擲楽しそう」という声をよく聞きます。実際はどうですか?

確かによくアップとしてアルティメットやフリスビードックをしていて楽しいですが、かなりきついです。

冬季練の主なメニューの一つとしてビート・ラーニングをしていました。音楽に合わせて跳んだり走ったりすることでリズム感を養い、滑らかな動きを獲得することを目的として行っていました。はたから見たら楽しそうに見えたかもしれませんが、様々な種類のテンポに合わせて跳んだり走ったりするのでかなり高強度なメニューだと思っています。その他に投擲練習では投げについて互いに考え、教えあうことが多いので楽しそうに見えているんだと思います

うまくいかなかったことはありますか?

冬季に入る前に足首を怪我してしまい、技術的な練習ができず大変でした。その分ウエイトトレーニング、肩甲骨の柔軟、リズム、助走練習、中嶋さんに教えていただいたビートラーニングに注力しました。

また、自粛期間があったため、練習計画通りに練習ができませんでした。

刺激をもらった人を教えてください!

マネージャーのマス(桝田咲・新3年)、チカッチ(橋本千佳・新3年)から刺激をもらいました。よく彼女たちに動画を撮って頂き密にコミュニケーションをとっていたので、選手のことを第一に考え、どれだけ身を粉にして選手につくしてくれているかわかっていました。やはり選手がマネージャーに恩返しできることは結果を残すことだと思っているので、彼女たちの支えもあり冬季練を頑張ることもできました。あと一本で終わるといいながら、20本投げてごめんなさい。ご飯おごらせてください。

他にはポカリ(穂苅大和・投擲・新2年)がプログラミングの学校の試験を受けていてよく目の下にクマを作り、しんどそうに練習しているのを見ていました。彼の陸上だけではなく、学業や恋愛を頑張っている姿に僕も励まされていました。ポカリ、ご飯行こうな。やはり慶應の競走部のいいところはこのように自己実現がしやすい環境であることだと感じました。

最後にタツ子(伊藤達也・投擲・新2年)、師匠(三浦和真・跳躍・新3年)です。タツ子は僕より圧倒的に技術面、体の使い方がうまいので彼に沢山教えてもらいました。師匠は腰を痛めながらもめげずに冬季練を頑張っていたのと、よく次郎と焼肉に付き合ってくれました。この二人にはかなり競技力の向上という意味でも精神的にも支えられていました、感謝しています。でもご飯おごらないよ。

投擲ブロックは3学年で5人と人数が少ないですが、いかがですか?

常に和気あいあいとしていてにぎやかな雰囲気です。確かに投擲ブロックは人数が少ないですが、それは短所であるとともに長所であると捉えています。
私としてはこのメンバーだからこそ楽しくかつ真面目に競技に取り組むことができていると思っています。時にはふざけたように見えるかもしれませんが、そんなことはありません。各々が日ごろから練習の意味を考え意欲的に取り組んでいることが基盤としてあるので、その上でいかに練習を楽しくできるかを皆で考えて練習をしています。ブロックの間で気軽にいろんなことを話せる仲だと思います。これは競技力の向上につながっていると思いますし、ブロックが同じ方向を向いて頑張ることができる要因になっていると思います。やはり池田先輩の手腕が大きいと感じています。投擲ブロックを自由にしすぎず、厳しくし過ぎず、後輩と同じ目線で真剣に話をしてくれ時にはジョークを言ってなごませてくれる。そのため僕たち後輩もよい距離感で意思疎通が図れていて、競技や学業、恋愛など、大学生活に全力で取り組むことができています。まさに理想のブロック長だと思っています。池田先輩、照れなくていいですよ。

桝田)尊敬してるんですね。

そうですね、私だけは池田先輩とリオナ先輩を尊敬してます。

 

桝田)去年から変わったと思うことはありますか?

畦地先輩、鐘ヶ江先輩という二大巨頭が卒業してしまったので、投擲ブロックが弱くなったといわれないようにしたいと感じています。タツ子(伊藤達也)が一気に記録を伸ばしたので早く僕も追いつこうと焦った時期もありましたが無理をし過ぎない範囲で頑張ってきました。

今シーズン、どんなシーズンにしたいですか?

個人的な都合により、僕の中では一つ区切りのつくシーズンなので、まず関カレのB標準をきることが最低限の目標です。次に関カレのA標準を切りたいと思っています。残り短い期間しか全力で陸上に打ち込むことができないので、最後まで全集中で心を燃やしたいと思います。

まずは東京六大学で自己ベストを更新できるように頑張ります!


いかがでしたでしょうか?最後までお読みいただきありがとうございました!
各ブロックの冬季練の様子、今シーズンに懸ける思いが皆様に伝わっていれば幸いです。

次は主将・主務の対談をご紹介します!お楽しみに!