箱根予選会3日前!〜目標宣言・応援メッセージ②〜

こんにちは!
お久しぶりです。二年マネージャーの鯉渕です。

新型コロナウイルスの猛威は依然として収束には至らず、予断を許さない状況が続いておりますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

例年とはコースや観客の有無と言った変更点が多くありますが、今年度も箱根駅伝予選会を開催していただけることとなり、まずは一年間目標にしてきた大会に出場できることに感謝し、今後も体調管理を徹底して行っていきたいと思います。

昨日に引き続き本日の予選会特集で、ご紹介しますのは、前原(法2)森田(経2)印藤(経3)です。
今年度の慶應の結果を確実に左右する実力者ぞろいとなっております。そんな彼らの目標宣言とともに部員からの熱い応援メッセージもあわせてお楽しみください。

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◎前原裕磨
目標:目標タイム64’00″~64’30″ 今シーズンの悔しさ全てをぶつけてきます。

 

from 河野慶太(環2・長距離)

東南アジア系のハーフ?と疑われる程、顔が濃いマエハラくん。
去年の予選会後には目覚しい勢いでPBを連発し、当時の塾歴代7位となる29‘48“を
叩き出し、シンデレラボーイとなった彼ですが、今シーズンの彼はどうでしょうか?
普段一緒にjogをしている僕の目から見ても、自粛期間明けの彼はどうも調子が悪そうでした。その原因は明らかです。そう、合宿所への適応の難しさです。
衣食住、全てが完璧に揃った実家での暮らしを余儀なくされた自粛期間から、
虫との共存生活や、叫び声が頻繁に聞こえる合宿所に戻り、毎日の様に行われるジャンケンでは、開催場所の食堂の異様な雰囲気に呑まれ、杉浦さんや貝川と言った強者になかなか勝てず、それを引きずるかの様に陸上でも調子が一向に上がらず、かなり苦労している様子でした。持ち前の勝負強さも失われつついました。
しかし、3日に1回の3時起き、アップとダウンを兼ねて練習場まで往復20キロを
走るといった過酷な夏を故障せずに突破し、本来の調子を取り戻してきました。

それを象徴するかの様に、最近のポイント練習では jogと全く同じフォームで淡々とこなしている彼を見て完全復活を確信しました。毎日 jogと食事を共にしている僕が断言します。
「今年も予選会に合わせないで、12月に合わせているんじゃない?」
そんな声も聞こえてきますが、それを吹き飛ばす走りを期待してます!
がんばれ、鉄の男マエハラ!

from 鯉渕温子(法2・サポート)

前原くんへ
昨年12月の平国、君が自己記録を更新した時、上位8名の平均タイムが29‘台に突入した喜ばしい瞬間に私は悔し涙を流していました。笑

“僕は陸上競技をやっている自分が大好きです。箱根駅伝に向けて頑張っている自分が大好きです。”

ブログからの引用ですが、この言葉の通り、君が陸上競技という物語の中で自分を主人公にキラキラ輝いているようにみえた瞬間でした。サポートでもあり親友のつもりだった私は、そんな君に嫉妬したんだと思います。
自分が好きだと思える自分であることほど尊いものはありません。ずっと一緒に馬鹿をしていたはずの前原はそれをちゃんと作り上げていて、私はなにも成長できていなかったんだと急に差を感じました。

でも、今夏の前原はそうは見えませんでした。「今頑張っている自分が好きだ」、「頑張るのが楽しい、走っているのが楽しい!」という風にはお世辞にも思えなかったです。
それでも君は、ネガティブなこと一つ言わず(メソメソするななどと、私が辛辣なことを言ったからかもしれませんが…)、どんなに内容が悪くても自分を認めようと必死に、時には騙しながらなんとかこなしているイメージでした。

楽しくなかったかもしれない。
自分の好きな自分じゃなかったかもしれない。
でも、あの時のギリギリの踏ん張りがあったから今の前原がいると思います。

自惚れかもしれませんが、私は顔を見るのが得意です。走り初めの選手の表情で、今日の内容はこうなるんだろうなぁと予測するのが結構好きですしあたります笑
うっすい表現になるかもしれませんが、今の前原はいい顔をしています。本当に。私が保証します。
もちろん不安要素がゼロではないと思いますが、少なくとも競技を楽しみ、自分が好きでいられる自分に近づいてるはずです。

本番を楽しめとは言いません。確かに今年の君はメンバー入りだ万歳!なんて立場ではありません。あなたに課されたチーム内の役割が、責任が、君の肩に重くのしかかっていることでしょうし、むしろそうであるべきだと思っています。
でも、予選会を走る自分とそれまでの過程を踏んで来た自分を好きだと思えているのなら、もう大丈夫。

それから、この一年で実力を備えた君には、プライドが生まれたはずです。
この約半年間、見て見ぬ振りをしていた悔しさだったり、ずっと口に出すことを我慢していた言い訳も、実力が出てきたが故にたくさんあったと思います。でも、今の君なら、たくさんの負の感情を、我慢せず発散していいと思います。スタートラインに立つ前今までのすべての悔しさと言い訳を吐き出して、「それでも俺はここまできた」と胸を張って出走してください。

自信と誇りを持って駆け抜けてください。

信じてます。

顎引けよ。

 

◎森田剛史
目標:抱負は64分00秒 結果にコミット!


写真下森田、上内藤(商3・長距離)

from 神田陽向(理1・中距離)

高校時代からの先輩である森田さんの応援メッセージを任せていただきました。
私は森田さんにいつも励まされているから、今度は私が背中を押してあげられたらすごく嬉しいです。

私も森田さんも、高校の同期の中で陸上競技を続けたのは自分一人だけでした。
だから自分だけいつまでも陸上をやっててなんか不安になることありますよね、って話したの覚えてますか?笑

だけど、森田さんの走りは不安どころか、一ミリの迷いすら感じさせません。
誰よりも凛々しく、闘争心に満ちた目をしていて、なんだか見ていて心を踊らせる。楽しくなる。
えっまだそんなに足回るの??ってわくわくする。見ているだけで元気になる。
そんな走りです。本当にかっこいい。
それは高校の頃からずっと変わりません。普段おちゃらけているようで、本当に真剣に陸上と向き合っているから、みんなを魅了させる走りができるんだと思います。

だからいつも競技場で森田さんを見かける度に私もここで頑張っていいんだって安心して、その走りに勇気付けられ、試合の日の朝にはよくがんばれってLINEもしてくれて、そんな森田さんにいつも救われています。本当に本当に、ありがとうございます。
そんな素敵な森田さんだから、他の誰よりも応援したい。
でもそう思うのは多分私だけではありません。きっとチーム全体、いや長距離ブロック全体に勇気と活力、そして癒しを与えてくれる存在なんだと思います。

少し前まで怪我や調子の上がらない時期もあったと思いますが、この夏を経て、森田さんは一皮も二皮も剥けて強くなられ、流れに乗りまくっています。10000mの5000通過なんて、もう高校の5000mのベストよりも速いんです!
だから今年の予選会では、去年の悔しさも一昨年の丹沢の悔しさも、全部全部力に変えて、スタートラインに立ってください!

森田さんが奇跡を起こせば、間違いなく慶應に奇跡が起こります。

世界一応援しています、だから世界一頑張ってください。

森田剛史史上最高の走りができますように。心から祈ってます。

from 金子裕稀(薬4・サポート)

慶大競技会で久しぶりに森田のレースを見て感動しました。
ちっちゃくてコロコロしててかわいかった森田くんが、生意気な小僧を経由してこんなにも頼もしく成長しているなんて、嬉しくてもう泣きそうでした。

そんな大袈裟な、って思うかもしれないけど、私の中ではいつまでもかわいいかわいい森田くんのままなので、あんなかっこいい姿見せられたらギャップ萌えですよね。
私だけでなく先輩たちみんな、きみの活躍が本当に嬉しいんだよ。

この夏は目の色を変えて頑張っていると聞いていました。
8月の強化練期間、なんとなく顔が小さくなった気がして痩せた?って聞いたら絞り取られましたぁて。そのくらい頑張っていました。
でもこの場合、あれ?金子さんも痩せました?が模範解答です。覚えておきましょう。

学年が上がるごとに背負うものは大きくなっていくと思います。今年は2年生なりのチームでの役割があって、去年とは違うプレッシャーもあると思います。
森田の努力が形となりますように。応援しています。

頑張れ森田ぁぁぁ!!

 

◎印藤剛
目標:チームで箱根駅伝に出られるよう、1秒でも早くゴールします。

from 横山竜也(経2・長距離)

印藤剛の強さの秘訣は用意周到に準備するところです。「そこまでする!?」というくらい心配性な一面があります。最近の心配事は耳たぶが大きいことだそうです。「これ脳の病気だと思うんだよね」「検査行こうかな」と言っていましたが、おそらくただの虫刺されです。耳たぶが大きくなった彼は、チームに福をもたらす七福神になるでしょう。

from 赤松拓実(経3・短長)

「R-1を毎日飲み、体調万全で臨む印藤!」という応援メッセージを昨年書きました。しかし当日は印藤が胃腸炎で欠場。今年も僕でいいのかという気持ちを抑えつつ、応援メッセージを送ります。

剛は「しれっとした」人間です。「一緒にゼミ入らんとこうな!」と約束した1週間後、彼は「しれっと」ゼミに入っていたことがあります(シンプルに裏切られました)。

去年PBを出した際も「しれっと」大幅に記録を更新していた印象です。

今は杉浦や森田より調子が上がってないのかなと感じることもあるけれど、剛は剛らしく「しれっと」本番で素晴らしい走りをしてくれるのだと信じています。頑張れ!

P.S.僕は長距離のみんなと2年半共に生活しています。部でそれ故、一番「長距離部員の頑張りを知っている短距離部員」だと自負しています。現地で応援できないことはとても残念ですが、日吉より駐屯地へ祈りを捧げておきます。僕を「箱根ランナー達と一緒に住んでるヤツ」にしてください!

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以上となります。

いかがだったでしょうか?

最後に、私から長距離ブロックの選手たちに応援メッセージを送らせていただきます。

今年は新型コロナウイルスの影響で、例年通りの練習計画が立てられず、場所や時間に制限のある中、今できることを全力で行ってきました。
私は普段朝練には参加できず、夏の強化期間に初めて日吉での三部練を経験しました。私にとっては終わりの見える三部練(朝練)でしたが365日これを続けてきたと思うと、皆さんにとっても箱根を目指すランナーにとっても当たり前なのかもしれませんが感心するばかりです。

そんな皆さんに一縷の望みがあるとすれば、”全員が100%を出し切ること”だと聞きましたが、そんなことは可能でしょうか。
実際は難しいかもしれません。
皆さんがそれぞれ掲げる個人の目標タイムを100%とするのであれば、もしかしたらすでに10キロ地点で100%を発揮するのには現実的に難しい状況になるかもしれません。スタートする前にも、いや既に今現在、ハプニングが起きてしまっているかもしれません。
その時、少なくとも自分の目標達成は絶たれたことを察するでしょう。

私は走ったことないのでわかりませんが、スタートからゴールまで予選会は孤独なはずです。個人戦です。

ただ残念ながら結果のみ団体戦なのが、予選会、箱根への切符をつかむことの難しいところです。
つまり、自分の目標の上にチームの目標も背負って一人で戦わなくてはなりません。

でも、100%のビジョンが見えなくなった時、どうか、90%でもいい、80%でもいい、120%を代わりに発揮してくれるであろう仲間を信じて、その時できるベストを尽していただきたいです。
全員が100%を出し切るとはそういう手段でも達成し得るのではないでしょうか。

レース後の笑顔いっぱいな皆さんの姿を想像しながら当日を楽しみにしたいと思います。
応援しています。

 

また、日頃ご支援くださる皆様には、現地に足をお運びいただき、ご声援を頂くことはできなくなってしまいましたが、テレビやスマートフォン越しに、選手たちの雄姿を見届けていただけますと幸いです。
今後とも宜しくお願い致します。

 

以上です。
失礼いたします。

 

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