―「なぜ『慶應義塾體育會競走部』に入ったのでしょうか?」

慶應に入ったのは受験で縁があったからです。

競技に関しては、自分は大きな記録はなく、高校の時活躍することができなかった選手でした。

高校の時はまだまだ成長できると思って練習していましたが、成長することができませんでした。

いざ大学で競技を続けようと思ったときに、自分に言い訳せず、環境を言い訳にできないような、レベルが高い、

他の人と切磋琢磨できるところで、自分がどこまで成長できるか試したいと思い、慶應競走部に入ることにしました。

100mの山懸さんの特集などテレビで練習風景を見ることはあったし、自分たちで考えて練習し、強くなるという環境が魅力的でした。

高い環境と言っても上から指示されるのではなく、自分たちで動くところで競技がしたかったというのも理由としてあります。

ー「幹部として目指す『競走部像』とご自身の取り組みについてお聞かせください。

競走部として『自己実現』という目標があって、各々の目標を実現していくということが大事であると思う。

原点として小さな目標があると思うけど、

大きな目標を立てて、それに対してどのようにアプローチし、実現可能にしていくかといったことに重点を置き

他の部員には各々の目標に対して考えてもらいたいです。

 

―「自身の自己実現についてお聞かせください。」

『エゴと利他の融合』です。自分の目標は各々あると思いますが、その上でチームの目標があるはずです。

自分の目標とチームの目標が完全に一致している状態を作っていきたいと考えています。

短長ブロックでいうとチームの目標は全カレでマイル優勝であり、個人の200mや400mが強くなるにつれてマイルが強くなる、

逆にマイルが個人の種目に活かせるといった補完し合うような状態を作り出していきたいです。

 

 

 

ー「短長ブロックの目標をお聞かせください。

短長ブロックでは全カレマイル優勝という目標を掲げています。

他の人から見れば実現不可能な目標であるかもしれないが、それをどのようにして現実可能にしていくかが大事であり、

『自分だったら、◯走を確実に走って、〇〇秒で走る』と言ったことを考え、

そうすれば『チームにどれくらい貢献できるか』と言ったことを考える、

と言った風に目標を細分化していってアプローチを考えていくことが大事だと思います。

みんなには大きな目標を考えてそれを実現するためのアプローチをどんどん考えていってほしいです。

ー「競技をする上で大切にしている価値観はなんですか?

自分が満足いく結果があってこその努力ということを大切にしています。

あとは『ジャイアントキリング』の精神です。

99%はその日までに準備したものでありますが、残り1%は当日『格上食ってやろう』という思いだと思います。

試合は負けに行くものではないからこそ相手に勝つことを考えています。