合格体験記ー井上丈瑠ー

井上丈瑠 経済学部2022年度入学

いのうえたける
プロフィール

学部学年: 経済学部

出身校: 新潟県立長岡高校

所属ブロック: 中距離ブロック

>高校時自己ベスト: 1500m:4'00"95 800m:1'56"09

入試形態: 一般入試

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慶應を選んだ理由

コロナウイルスの感染拡大により高校最後の大会が軒並み中止になり、大学でも陸上を続けようと決めました。ただ、今まで普通の公立高校で陸上を続けてきた私にとって、私立の超強豪校で競技を続けられる自信がありませんでした。そのこともあり国立大学を志望していましたが、浪人してもその大学には届かず、私立大学か後期の国立大学かどちらに行こうか悩んでいました。その中で、慶應競走部には私のように浪人のブランクを抱えている方や司法試験や公認会計士試験合格を目指しながら競技をしている方がいることを知り、様々なバックグラウンドを抱え、様々な志を持ちながら陸上に真摯に向き合う仲間がいることが私に自信を与えてくれました。そこで、慶應大学への進学を決めました。

入試対策

自分は国立志望でしたので特に慶應の対策といったものは行いませんでした。そのため、実際に受験をした感想ともっとこうすればよかったという点について科目(a方式:英語・数学・小論文)ごとにお話ししたいと思います。

まず、英語。感想を一言で言うなら時間が無い。英語は本当に時間との戦いです。マーク式の長文の問題をいかに早く片付けて、記述式の英作文に時間をどれだけ回せるかが鍵になってくると思います。自分としては、もっと過去問を解いて時間配分等の戦略を立てるべきだったなと思っています。
次に数学。これも時間が無い。そして難しい。私自身、本番は全然できなくて絶望しました。特にマーク式の部分で躓いてしまいパニックになりました。しかし、後半の記述の部分で取れる問題は取って点を稼いで、それが功を奏したのだと思います。数学は高得点を取れる人はごく僅かだと思うので一つの問題に固執せず、取れる問題をしっかり取ることが重要な気がします。普段の勉強ではとにかく問題の量をこなすのが一番手っ取り早いと思います。ただ、解いて終わるのではなく解答までの思考プロセスや計算を早く正確に行うための工夫を頭の中に落とし込むのが大事。
最後に小論文。私は文章を書く時に論点がずれてしまうことがよくあるので、そうならないように気をつけました。具体的にはまず問題を読んで何について書けば良いかを正確に捉える。そこから外れないように、課題文を参考に書いていく。これは一見簡単なことのようですが意外と難しいことです(個人的には)。小論文で得点するにはしっかり設問に応答することが必要です。自分で論点のずれに気付くのは難しいので、やはり添削してもらうことが点数upの近道だと思います。

慶應競走部の魅力

慶應競走部には様々なバックグラウンド、価値観を持った人たちがたくさんいます。そのような人たちと考えを共有し合うことは、見る世界を広げてくれます。

受験生に向けてのメッセージ

どんなに辛くても必ず終わりは来ます。終わってしまえば、絶対に違う景色が見えるはずです。みなさんが満足のいく結果が得られることを願っています。