慶應義塾體育会競走部 慶應義塾體育会競走部

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2026.10.16

マネブロ

第103回箱根駅伝予選会~応援メッセージ④~

こんにちは。長距離マネージャー4年の山内です。

いよいよ箱根駅伝予選会が明日へと迫っております。本日もマネブロにて予選会エントリーメンバーの目標と意気込み、選手への応援メッセージを掲載していきます。今回は稲生健人(経済4・慶應)・杉森星彦(理工4・中央中等)・安田陸人(商4・開成)の3名の目標宣言並びに応援メッセージを紹介させていただきます。

 

稲生健人(経済4年・慶應義塾)

目標:66’30”

意気込み:想定を超える走り

 

応援メッセージ

From 芦野清志郎(長距離・理工4年)

稲生へ 

もう予選会です。想像していたより500倍くらい早くて、一日ごとに加速度が増していくような感覚でした。特にこの4年目は一瞬だった。

 最初に出会ったときのことはあまり覚えていないけれど、人のことは言えないながらも「まりもみたいな見た目で、ペタペタ走るやつだな」と思った記憶があります。でも一緒に走ってみたらあっという間に速くなって、5000でも10000でもどんどん先を越されて、正直手も足も出ないと感じていました。

 一番悔しかったのは、2年の終わりにハーフで大幅ベストを出したとき。チーム中から祝福されて期待を背負う姿に嫉妬して、素直に「おめでとう」すら言えませんでした。

 だけど、そこから稲生の長いスランプが始まった。暗黒期は思った以上に長くて、結局4年の夏合宿あたりまで続いていた気がします。真面目にいろんな話をしてくれたのに、俺がふざけて茶化してばかりだったのは、自分がどん底だったときに「結局、自分を救えるのは自分しかいない」と痛感していたからでした。自分が辞めようとしたとき引き止めてくれたのは稲生だったから、その姿勢にはずっと申し訳なさも感じています。

 正直に言うと、今の稲生に対する気持ちは「一緒に走りたい」が半分、残りの半分は「負けたくない、素直に活躍を喜べない」という醜い嫉妬です。これが自分の弱さだしずるいところだけど、これが本当の気持ち。そして優しい稲生のことだから表には出さないだけで、心の底では「自分が一番結果を出したい」「周りどころじゃない」というエゴもあるはずだと思っています。

 だから予選会の当日くらいは、優しい仮面を外して、本能剥き出しで走ってほしい。……同時に、やっぱり負けたくないです。

でも、ようやくここまで来た。明日は全部ぶつけ合おう。

 

From 杉森星彦(長距離・理工4年)

稲生の応援メッセージを書きます、杉森です。

稲生とは4年目になりますが、一言で言うと、誰からも愛されるいいやつです。僕一人のために試合の応援に駆けつけてくれたり、仲間思いなところもあります。109代長距離メンバーを何度も救ってきました。
下級生の頃は、素直さ所以、コーチや先輩の言うことに従って練習することが多かったと思います。しかし、上級生になるにつれて、自分で考えて弱点に向き合う時間も増えたのではないでしょうか。
しかし、ここ最近の稲生を見ていると、考えすぎるあまり、少し迷走しているように感じることもありました。身体のちょっとした違和感に敏感になったり、フォームを気にしすぎたり。もう少し下級生の頃のように、思いっきり走ったらいいのに、と思うこともありました。
夏合宿でも苦戦し、予選会に間に合うのかと不安になることもあったと思います。「ラスト1年、一緒に頑張ろうって言ったのに、自分が走れてなくてごめん」。そんな言葉を僕にかけてくれることもありました。稲生のおかげで僕自身も部活を続けてこられたので、感謝している一方で、何も力になってあげられないもどかしさもありました。

でも、そんな心配は無用だったのかもしれません。予選会が近づくにつれて調子を上げ、練習の完遂率もどんどん上がっていきました。日産での練習を、一緒に最後までやり切って、僕の所に来てくれた時は自分のことのように嬉しかったです。なんだかんだ直前にうまく仕上げてくるのも稲生らしいです。
去年は予選会のメンバーに入っていたものの、当日は走ることができませんでした。一番悔しかったはずなのに、僕に「来年は予選会を一緒に走って終わろう」と声をかけてくれました。

あれから1年。やっと、その約束を叶えるときが来ました。二人で走れる、最初で最後の予選会。
僕は稲生の言葉に何度も助けられました。最後まで部活を続けてきて、本当によかったです。稲生も、4年間やり切ってよかったと思えるように、後悔のない走りをしてほしい!お互い頑張ろう!

 

杉森星彦(理工4年・中央中等)

目標:個人200番以内、65分切り

意気込み:陸上歴12年、4年の意地

 

応援メッセージ

From 新井虎次郎(トレーナー・総合4年)

ほっしーとの出会いは小学校まで遡ります。群馬県高崎市の陸上クラブチーム、アラマキッズという銀河系軍団でした。ほっしーは東大を目指して勉強していたため、今は同期ですが、当時は先輩-後輩の仲です。1番の思い出は、僕が5年生/ほっしーが6年生の時、県大会で優勝して日清食品カップ全国駅伝大会に出場したことです。僕の最初で最後の全国大会でした笑この大会でほっしーは区間3位。ちなみに今調べてみたら中央大の吉井駿介くんなどのそうそうたるメンバーが出ていました。そしてほっしーは群馬のエリート中高一貫校に進み、僕も県外の中学に進学してしまったので以後は離れ離れになり、ネットで結果を調べるくらいでした。そして、ぜひみなさんに知って欲しいのが、当時のほっしーの代はなんと言っても群馬のハイパーインフレ黄金世代なんです。駒沢の帰山くんや順天堂の塩原くん、國學院の青木くん、ジュニオリチャンピオンの堀口くん、などなど全中長距離種目に全国トップレベルがいる群雄割拠の時代でした。

そんな彼らと学業と両立しながら肩を並べ、都道府県対抗駅伝の代表に選ばれてます。ほっしーが今も都道府県代表のデサントのバッグを使っているのはそういうこと。正真正銘の怪物です。

すみません、駅伝オタクが加速してしましました。昔から思うのが、ほっしーはシンプル速い。速いだけじゃなく普通に後ろを走ってても何故か速く感じてきつい。後ろ走るの嫌な選手ランキングでも上位に食い込んでくるんよ。(1位は小池莉希)僕も同世代では1番速かったし、何度も何度もほっしーに勝負を挑んだけど結局一度も追いつけなかったなー。少し傾いた上下動の少ない走りにジリジリ話されていく。ほっしーの後ろ姿が離れていくのは今でも脳裏に焼きついてるよ。(今度城南でジョグしよ)ほっしーは元来勝負強い。そして根性は今まで戦ってきた選手の中でもピカイチ。何度離れそう・挫けそうになっても諦めない。そういう選手はいい意味で厄介。相手に大きくプレッシャーを与えられると思う。予選会はチーム戦だからね。当日はたくみくんや仁瑛くんと一緒に走ったあの日々が絶対に味方してくれる。誰よりも陸上に捧げてきた経験がその時支えてくれるはずだよ。

挫けそうになった時、諦めそうになった時はそんな昔の日々を思い出して。浜川で記録会に出た日、正田醤油スタジアムで県大会に出た日。何度も何度もきつい思いをしてきたけど、もうあとたったの一回だけよ。死ぬ気を通り越して、本当に限界のその先まで最後は追い込み切ってぶっ倒れて見上げた空は格別だろうよ。あるもん全部出し切って成仏しようぜ。ゴールしたら優秀な後輩トレーナーたちが待ち構えてるから、歩けなくなって全然大丈夫。安心して死んでこい!

もちろん根性論だけじゃなく、序盤はリラックス。多少キツく感じても多分3kmくらい走ったら慣れるはず。逆に調子が良すぎて飛ばしすぎる時は気をつけてね。計画性も大事だよ。市街地出るあたりまでは気負わず。反省点はあっても「陸上やり切った」と思えるようにだけね!最後のレース楽しんで!誰よりも応援してるよ!!ハチマキ忘れずにね!俺は公園入ってきたらどっかにいるからね!!アラマキッズ初の箱根ランナー誕生楽しみにしてる!!!!!

 

From 川嶋悠(長距離・理工1年)

こんにちは!

杉森さんの応援メッセージを書かせていただきます、長距離1年の川嶋悠です。まずは、この大舞台の応援メッセージに1年の僕を選んでくれてありがとうございます。杉森さんとは学部、希望進路、好きなこと、性格、などなど似ている部分があって、勝手に親しみを覚えています。

さて、杉森さんにとってようやくの予選会ですね。ずっと怪我していたという話は入部当初から聞いていましたが、最近のブログを見てここまでつらかったのかと衝撃を受けました。僕も4月から蔵王合宿にかけて怪我をしていて苦しかったですが、杉森さんの悩み、葛藤、苦しみに比べたらちっぽけなものです。でも、その期間を乗り越えたから、10000m29分台、関カレハーフ出場、5000m14’30切り。復活して杉森さん史上最高の結果を出すことができたんですね。同時に、たくさんの試行錯誤をして、自分に合った一番離脱せず一番競技力が上がる練習に取り組んでいたことも僕は知っています。セルフ緑道往復や朝のロンジョ、ダブル閾値、ショートリカバリーの400インターバル。いつもお風呂で話を聞きながら、たくさん調べてたくさん考えて取り組んでいるのだと気付かされていました。院試の勉強と並行して走って、試験で蔵王に行けない間も1人でポイントをしていましたね。語彙力がないですが、もう本当にすごいと思います。だからこそ、貧血や捻挫のときはとても心配になりました。それでもまた困難を乗り越えて戻ってきましたね。

本番、きつくなったらこれまでのことを思い出してください。どんな壁も乗り越えてきたのだから、予選会だって行けます。走れることに感謝して、ずっとやってきた自分を信じて、苦しいときの自分に「もうひと踏ん張りしたらこんな景色が見られるよ」と胸を張って言えるように、思いっきり走ってきてください!応援しています!!

 

安田陸人(商4年・開成)

目標:62:30

意気込み:人生最高の走りを

 

応援メッセージ

From 東叶夢(2025年卒・前駅伝主将)

安田くん。

予選会のメッセージは絶対来るだろうと思っていたが、案の定ですわ。
今後散々擦ることは確定として、とりあえず少しでも元気を出せるように頑張ります。

まずは安田の輝かしい戦績を振り返りましょう

1年生 完走
2年生 メンバー入りするも、怪我で未出走
3年生 怪我でメンバー外
留年生 車椅子送り

今年も何かを起こしてくれるんでしょうが、ここに無いものと言えば、本戦出場を決めることでしょうか?

安田に調子を聞いた時帰ってくる言葉と言えば
「怪我はしてないなー」
「ぼちぼちやなあー」
「おーん」

それが先週
「調子いいかもなー」
に変わってました。怪我をしてないことですら珍しいのに、調子がいい安田なんてまあ珍しいです。

 カンカレの時なんて
「完走が目標やー」
なんて言ってたのに何故か4位、これは期待しかできません。

しかし、最近は長距離が全く走れてない安田。
恐らく緊張してるでしょう、当日も四頭筋がガチガチで、お得意の引きつった笑いで着丈に振舞ってるはずです。

 

そんな安田にここで1句

八名の 亡霊たちの 思い受け
五度目に挑む 視界は良好
天才と 呼ばれど走れぬ 苦しみを
越えて此処ぞで 当てる勝負師
神の加護 授かり駆けぬけ 祝杯は
日暮里で揚げる ハイボールかな

 

この1年、本当に大変だったと思うけどとりあえずお疲れ様!
去年2人で坐薬ぶち込んでたのが懐かしいな。

あと少し俺たちに夢を見せてくれ!

 アデュー

 

 

From 新井幸雄(1996年卒・第70回箱根駅伝8区出走)

安田へ

とにかく最後まで頑張れ👍 以上。

 

 

 

 

 

 

 

そんだけ?!な〜んてことはありません。ここから、普段はとてもシャイなOBの私が安田に伝える熱い(暑苦しい?)言葉になります。

安田との初めての会話は今でも鮮明に覚えています。日吉のグランドの第四コーナー外側で自分がストレッチをしている時に、初対面の私に「それ骨ストレッチですよね?」と声をかけてきて、自分も「おお〜よく知ってるなあ!」と返しました。その時の1年生がここまで成長してくれたのは、とても感慨深いものがあります。

 安田は競技に対して真面目で、考え方もしっかりしていて、じっくりと練習を積み重ねてきた成果が徐々に現れていき、最終的には、対抗戦やインカレでも活躍できる選手にまで成長しました。

 競技力の向上とともに、精神面でも強くなり、長距離ブロックを引っ張る頼れるリーダーにまで成長するのを見れたのは、OBである自分の喜びでもありました。

外から見たら順風満帆の大学生活、陸上生活に見えたかもしれません。しかし私は知っています。言葉にできないような苦しいこと、嫌なこと、悔しいこと、痛いことなど、そりゃあ、学生生活でいろいろあったでしょう。それでも、泣き言を言わずに、弱さを押し殺し、安田は困難に打ち勝ってきました。

その集大成を、今まで積み重ねてきた安田の全てを予選会にぶつけてください!安田の大学陸上、そして、安田自身の陸上人生、長距離人生の全てをぶつけて、走り抜いてください!5キロ、10キロ、15キロ、20キロ、残り1キロ、ラスト100メートル、ラスト1メートル。安田の全てを出し切ってください!

爆走を楽しみにしています!最後まで、熱い気持ちで、諦めずに、頑張れ!!

 

 

以上となります。
いよいよ明日は箱根駅伝予選会です。8:30号砲となります。皆様の熱いご声援をよろしくお願いいたします。

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