慶應義塾體育会競走部 慶應義塾體育会競走部

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2025.9.18

イベント

【合宿報告】中距離ブロック夏期強化合宿@蔵王

こんにちは。3年マネージャーの上田です。
9月4日(木)~9月10日(水)にかけて行った、中距離ブロック夏期強化合宿についてご報告いたします。
今回の合宿の開催に伴いご支援いただいたOB・OGの皆様、蔵王坊平アスリートヴィレッジ陸上競技場関係者の方々、宿泊先のヒュッテハイジの皆様、お力添え頂きました全ての皆様にこの場を借りて深く御礼申し上げます。

 

 

概要

期日:2025年9月4日(木)~9月10日(水)
練習場所:蔵王坊平アスリートヴィレッジ陸上競技場
宿泊場所:ヒュッテハイジ
参加者:中距離ブロック部員24名、マネージャー2名、トレーナー2名

行程

〈1日目〉

午前中に蔵王に移動し、午後にポイント練習やクロスカントリージョグを行いました。初日は高地の空気の薄さへの順応に苦戦する選手もいましたが、練習を通して各々が徐々に体を順応させていきました。気温も平地よりかなり涼しく、快適な環境を味方につけ練習をスタートすることができました。

ポイント練習メニュー内容

(1) 3200×2 男子1500組

 

 

 

 

 

〈2日目〉

午前中に各自ジョグ、午後にポイント練習を行いました。

ポイント練習メニュー内容
(1) 300×10 男子800組
(2) (400×5) ×2 女子1500組

午前中にポイント練習を行う予定でしたが、悪天候により午後に変更になりました。急な変更で調子を合わせるのが難しい中でも、各々自身の目標に沿って計画通りメニューをこなすことができました。
また、午前と午後の間に110代ミーティングが開かれました。新たな後輩が入ってきてブロックの雰囲気を作る中核になりつつある2年生同士で、競技について熱く語り合う姿が散見されました。夜には109代ミーティングが開かれ、チームの中心として慶應の競走部を背負って立つ1年を前にした3年生全員の士気の向上を目指しました。両学年とも、それぞれの役割をきちんと把握し、部活に対するモチベーションを改めて高く持ち直すための時間を過ごすことができました。

 

〈3日目〉

この日は午前中にクロカンフォルトレク、午後に各々ジョグを行いました。

練習メニュー内容

(1)クロカンフォルトレク (ペースアップ3分+レスト1分)×10セット

クロカンフォルトレクは今回の合宿で最も強度の高い練習として位置づけていたため、特に入念な準備をして挑む選手がたくさんいました。クロスカントリーで上手く反発がもらえず足にかかる負荷が大きい中、痛みを訴える選手も散見されましたが、全ての選手が今の自分の限界に向き合って挑戦することができました。練習終了後の選手たちは、やり切った達成感を滲ませており、合宿後半の集中した雰囲気をも形作った重要な練習となりました。

また、この日は午前と午後の間に111代ミーティングが開かれ、入部して約半年たつ今だからこそ思うこと、この先長い大学陸上生活をどのようにより良いものにしていくか、1年生のフレッシュさを活かしてできることはないかなどについて議論を交わしました。

〈4日目〉

合宿の折り返しとなる4日目は、連日の2部練で疲れきった体を癒すオフ日でした。
一部のメンバーは昼過ぎから御釜と呼ばれる火山湖を見にいきリフレッシュをし、その他のメンバーは宿に残って各自体を休めることに専念しました。夜には対話ベースのミニゲームを通してチームビルディングを行い、お互いのことをさらによく知ることができました。

 〈5日目〉

後半戦の初日となるこの日は、午前中にジョグ、午後にポイント練習を行いました。

練習メニュー内容

(1) (250×2) ×3 男子800組

(2) 20㎞ペーラン+各自ジョグ 男子1500組

(3) (1000×2) + (400×2) + (200×2) 女子1500組

800組はスピードを鍛え上げる練習、1500組は持久力を培う有酸素運動を取り入れる目的で練習を行いました。オフ日の翌日ということもあり、改めて集中し直したような引き締まった雰囲気で挑んでいた選手が多かったです。特に男子1500組にとってはなかなかやらないロングの練習であり、苦しいながらも互いに声を掛け合ってポイントの完遂を目指す姿が見られました。夜には全体で中距離ブロックミーティングを行い、現状のブロックの問題把握と改善策の提案、適切なサポートの在り方などを議論し合い、今後ブロックとして進むべき方向性を共通認識する機会となりました。

 

〈6日目〉

午前中に女子がロングペーランを、午後に全員で競技場またはクロカンでジョグを行いました。

7日目の最終ポイントに向けて体を休めつつ、きちんと調子を合わせていく1日となりました。

練習メニュー内容
(1) 8000mPR 女子

普段は走らないようなロングを走る女子選手たちが、かなりの覚悟を持って集中した表情で練習に励んでいました。また彼女たちを後押しするために、比較的疲労度に余裕がある男子選手がペースメーカーを買って出たり、集団で囲いつつ励ましながら練習を進めていく様子は、中距離ブロックの仲の良さと助け合いの心がはっきりと見て取れる瞬間でした。

合宿最後の夜には、ヒュッテハイジの方が山形名物の芋煮を作って下さり、焚火を囲んでみんなで美味しく頂きました。最終日に向けて体を休めるとともに、元気を蓄えることができました。

ヒュッテハイジの皆様、ご飯の準備から提供まで行って下さり、ありがとうございました。

〈7日目〉

合宿最終日にあたるこの日は、午前に全チーム最終ポイントを行いました。

練習メニュー内容

(1) 600+400+200 男子800組

(2) 1000×7 男子1500組

(3) (1200+300) + (600+200) + (400+200) 女子1500組

(4) 1000×7 女子5000組

今までの疲労が全て蓄積された中で行われた練習でしたが、選手一同最後の力を振り絞り、皆が無事完遂することができました。特に男子800組において、選手同士がお互いをライバル視しつつ全員が先頭を狙って競走しながら最大限質を高めた練習を積むことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


昼食後は、7日間大変御世話になったヒュッテハイジの方々に感謝の気持ちを伝えてご挨拶をし、温かいご声援に応えるべく、今後の更なる飛躍を誓いました。
これにて、2025年中距離ブロック夏期強化合宿を無事に終えることができました。

 

最後に

改めまして、今回の合宿を開催するにあたり、ご尽力をいただいた皆さまに重ねて心より感謝申し上げます。特にOBOGの皆さまには給水用ボトルや磁気ネックレスなどの練習で利用する道具、また水やプロテイン、スポーツドリンクなどの飲み物など、数多くの品をご寄付いただきました。
誠にありがとうございました。

この蔵王での7日間を通して、中距離ブロックの選手はもちろんのこと、我々サポートブロック員も更なる高みを目指して後半シーズンへ向けて気持ちを入れ直すことができました。0.1秒でも前に行こうという選手たちの必死な姿とそれを応援して下さる皆様の姿を目の当たりにし、一歩一歩前進するためには何が必要か、此処ぞというときに最後に勝ち切るための雰囲気を作るためにはどんな声掛けができるかなど、中距離・サポートブロック一同、改めて真剣に考え直すことができました。この合宿で得ることができた経験と知見を冬季練習や来シーズンにも活かすべく、よりいっそう気持ちをを入れて練習に取り組んでまいりますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

以上をもって、2025年中距離ブロック夏期強化合宿の報告とさせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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