慶應義塾體育会競走部 慶應義塾體育会競走部

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2025.6.2

マネブロ

全日本インカレ3日前!マネージャーから見た選手〜中距離〜

こんにちは、全体マネージャー4年の黒住です。

日本インカレまで、残すところ3日となりました。本日も、引き続き日本インカレに出場する選手たちをマネージャーの視点からご紹介してまいります。

マネージャーならではの発見や選手の姿が見られるかも知れません。

ぜひ最後までご覧ください。

仲子綾乃(総合4/中) 女子800m出場

執筆者:赤石楽子(文3/サポート)

仲子さんの紹介文を書かせていただきます、3年全体マネージャーの赤石です。
さて皆さんにとって「強い選手」とはどのような選手でしょうか。つい先日行った同期ミーティングでも討論し、その答えは人の数だけありましたが、私は仲子さんのような選手を思い浮かべました。
個人的に仲子さんの自己肯定感に関する集合が今でも心に残っています。仲子さんは陸上において自己肯定感が高く、それはそうであるためによりよい選択をとり続けるからというものでした。
仲子さんは睡眠時間、食事や補強の頻度など日常生活において陸上のパフォーマンスに影響しそうな事柄に一切妥協せず過ごしているそうです。
その考え方はとても詳細で、あらゆる段階が設けられていて勝利のための逆算がしっかりとなされていました。自己の課題と向き合いそれを解決していく、そしてあらゆる欲を捨て陸上に捧げることは、孤独で長い道のりであると思います。(マネージャーの私が言える身分ではなく大変恐縮です)また日々積み上げているものが多い分、試合前は凄まじいプレッシャーがかかることと思います。しかしそれを背負いながらも結果で部を牽引し続けるその姿は、心を揺さぶるものがあります。
また私は仲子さんの走りに3年目のお付き合いになった今も見入ってしまうことが多々あります。これもまた仲子さんの別の集合でのことになりますが、以前レースの映像を用いて競技や練習が終わるその瞬間まで神経を研ぎ澄ませる重要性について語ってくださりました。その映像はレース終盤まで首位で走っていた選手が最後の最後でトップの座を違う選手にとられるというものでした。中長距離種目において、レースのどの場面でも緊張感や集中力を保つのは大変難しいことであると思います。しかし仲子さんはその最後の10mでも気を抜いてはいけない、練習中であってもふとした気の緩みを持つことがレース中での勝敗につながるとおっしゃっていました
仲子さんの走りを見ているといつ何時も、力強くてゆるぎない軸を感じます。こちらが見ているだけで辛くなるようなメニューも、倒れ込むまでの強度で打ち込んでいる姿をよく見ます。
今シーズンの仲子さんはPBに迫る走りや学生個人決勝進出など華々しい記録を連発させています。日々の練習から強者としてのこだわりを持ち続けることがこうした結果に繋がるのだと、その記録の裏には血が滲む努力の数々があるのだということを知りました。

全日本インカレまで残すところ3日、調子はいかがでしょうか。仲子さんの走りには人を動かす力があります。仲子さんが思うよりもずっと仲子さんの走りを楽しみに、そして応援している人がいます。その全てを追い風にして当日は思いっきり走ってきてください!
応援してします!!!!

 

鴨下友織菜(環境4/中) 女子800m出場

執筆者:柳田俊(商2/サポート)

鴨下さんの紹介をさせていただきます、2年マネの柳田です。今回は鴨下さんがおそらく競走部で書かれるであろう最後の紹介文を背負ってしまったということで、責任を感じつつも、しっかり鴨下さんの魅力をお伝え出来たらと思います。

鴨下さんは中距離ブロックの4年生で、専門は800m。僕はマネージャーとして何度も練習でタイムを測ったり、動画を撮ったりしてきましたが、毎回変わらず淡々と取り組む姿が印象的でした。走りの芯の強さもさることながら、競技だけでなく部の仕事もバリバリこなせるところが本当にすごいです!

また、いつでも話しかけやすくて、笑顔を絶やさない選手でもあります。マネージャーに対しても謙虚で、変に気を遣わせない空気感があって、個人的にはそこも含めてすごく信頼していました。

そんな鴨下さんと僕がより深く関わったのが、IT班での活動です。昨年度のHPリニューアルでは、業者の方との窓口を一緒に担当し、HPのデザインに関する希望から選手写真を一枚ずつ選定する細かい作業までをみんなで分担して進めてきました。夜遅くまで作業したこともありましたが、どんなときも安定して仕事をこなしてくれるその姿勢には本当に助けられました。

そして、鴨下さんのすごさは、リーダーとしてチームを引っ張り、正しい方向に導ける一方で、誰もやりたがらないような地道な実務もきっちりこなせるところにあると思っています。指示するだけでなく、自ら手を動かして動けるタイプの人。僕自身、その姿勢に何度も救われてきましたし、鴨下さんに助けられたのはきっと僕だけじゃないはずです。そう感じている人は、部内にたくさんいると思います。

そして今年、鴨下さんは最後の全カレに挑みます。これまで全カレでは惜しくも予選で敗退してきました。でも今年は違います。最近ではスピード系の練習にも積極的に取り組んでいて、明らかに走りのキレが増しています。今の鴨下さんなら今まで以上のラウンドに勝ち上がってくれることを本気で信じています。あの人ならやってくれます。

最後のインカレ、心から応援しています。ファイトです!!

 

成沢翔英(環境3/中) 男子5000m出場

執筆者:湯山真唯(環境2/サポート)

成沢さんの紹介をさせていただきます、長距離マネージャー2年の湯山です。

成沢さんの魅力を伝えられるように頑張ります。

成沢さんと初めてお話したのは2回目に練習を見学しに行かせていただいたあと、一緒にご飯に行った時です。コミュニケーション能力が高くかなりキャラクターが濃く衝撃を受けました。その時は競走部に入部するまでの経緯や今までの陸上人生について語ってくれました。あまりここではプライバシーの保護のため書けないですが、言葉だけでなく行動力が凄まじい方であると知り、マネージャーとして応援したいなと思ったことを今でも覚えています。またマネージャーをやろうと思った理由の一つでもあります。

本題に入りたいと思います。まずは競技面から。

実力のある選手であるということはもちろんのこと、先のことをしっかり見据えているということです。いつまでにどうありたいか、それを実現させるためにいつまでに何をするかを事細かに考えています。今後のプランについてよく聞くのですが、方針が変わっていることも。ですが、この方針の変更は決してマイナスなことではなく、より高いレベルになっていることが多いです。

また、このプランを着実に実行していく力があり、非常に見習いたいです。

先を見据えプランニングし行動に移していく、これは成沢さんが強い選手である理由の一つで間違いないです!!

次に競技面以外。

先ほどの、先を見据えプランニングし行動に移していく。これは競技以外でも言えます。なぜか将来についても話す機会が多く、将来のやりたいことを実現させるために考えていることを教えてくれるのですがこれもまた凄すぎて、、。自分の人生を見つめ直すべきだと何度も思わされました。もちろんいい意味です。

また、コミュニケーション能力が高く初対面の人ともすぐに打ち解けている印象です。誰とでも仲良くなれてしまうところ羨ましく思います。

正直、どんな人なのか知る前はなにも考えていなそうなやばいやつだと思っていました。偶然同じ授業だった時、授業をなんもきいていなかったり、新入生歓迎会の自己紹介で「陸上界の異端児です。」と言っていたり。実際にはなんかすごいやばいやつでした。

中距離ブロックに移籍してからもたまに練習見れて嬉しいです!

全カレ応援してます!名を轟かしてきちゃってください!

 

市村暸太郎(経2/中) 男子800m出場

執筆者:柳田俊(商2/サポート)

市村の紹介をします、2年マネの柳田です。今回は、市村の魅力を全力でお伝えしたいと思います。

まず一つ言わせてください。ギャップがすごい。

競技の姿しか見たことがない人は、普段の市村さんを見たら驚くと思います。普段はもう、うるさい。とにかく喋ってて、おちゃらけてて、何かにつけて持論を語りがち。僕は実際、彼があるトピックについて40分間ひたすら語り続ける動画を持っています。容量はまさかの8GB。普通なら即削除対象ですが、内容が面白すぎてどうしても消せません。

そんな市村ですが、競技になると一変します。今年の関東インカレでは初出場ながら堂々の準決勝進出。2024年度シーズンでは何度も自己ベストを更新し、記録速報Twitterに🌟と🔥を量産してきました。

そして彼の強みはなんと言ってもスピード。市村が本気でスピードを出してメニューをこなしているとき、競技場にいる誰もが一度はこう呟きます。「え、市村速くね?」と。現役部員の中で、スピードで彼の右に出る者はいないと言っても過言ではないと思います。

そんな彼のもうひとつの顔が、「マリオカーター」。これは彼自身の造語らしいのですが、マリオカートのガチプレイヤーのことらしいです。一時期の彼のインスタストーリーは、マリカーのスーパープレイ集とNintendo Switch2抽選に落ちたことへの怒りの投稿で埋め尽くされていました。正直、あのストーリーを見て「全国レベルの中距離ランナー」だと気づける人はまずいません。

でも、そんなふざけた面も含めて、全部ひっくるめて市村は魅力的なんです。最近は明らかにバフがかかってるようにしか見えません。今の市村なら、本当にどこまでも行けると思っています。

慶應競走部中距離のエースとして、全員わからせてこい、市村!


最後までご覧いただきありがとうございます!

明日は長距離&フィールド編です!

お楽しみに✨

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