こんばんは！3年全体マネージャーの赤石です。
来る全日本インカレまで残すところ5日、出場選手への激励の意味を込めて本日より「マネージャーから見た選手たち」というテーマで出場選手の紹介文を掲載します。

本大会で弊部が掲げる目標は

8種目入賞

です。山田主務が先日の全体集合では話していた言葉をお借りすると、全日本インカレとは時には日本選手権をも超える日本トップレベルの大会であり、我々の仲間はその大舞台に挑もうとしています。
大会期間中は連日30度を超える猛暑が予想されますが、選手たちはそれよりもずっと熱くて感動的なドラマを見せてくれるでしょう。
今回は岡山という遠方での開催にはなりますが、部一丸となって戦ってまいりますので応援のほどよろしくお願いいたします！！

最後に、私たちサポートは戦う選手の皆さんを尊敬しています。
日々努力を惜しまず競技と向き合う、その姿は私たちの原動力です。
そんな選手たちの魅力を本企画で少しでも伝えることができたら幸いです。

それではスタートです↓

篠宮健吾(法4・短短)　男子100m出場

執筆者:黒住綾音(文4)

岩井章太郎(環4・短短)　男子110ｍH出場

執筆者:園田翼(文4)

全体マネージャーの園田です。彼との付き合いも長くなってきましたが、今回は皆さんがまだ知らない一面をいくつかご紹介したいと思います。まずは、競技とは関係のない「ミニ情報」からお伝えします♪

【ミニ情報①】実はかなりスピリチュアル
彼は、占いやお祓いを非常に信じています。たとえば、彼女に「江ノ島に行こう」と誘われても、「ごめん、占いの先生に“女性と海に行くと足を悪くする”って言われたから」と、きっぱり断るほどです。怪我が続いた時期には、先輩の勧めで代々木八幡宮に参拝し、お祓いを受けていました。その甲斐あって(?)、昨シーズンは自己ベストを更新し、全日本インカレでも入賞していました。
全カレ前は、“良い占いだけ”を伝えてあげてください。それだけで気分が乗るタイプだと思います。悪い結果は絶対に伝えないでください。萎え始めます。

ミニ情報②：物を大切にする人
彼の試合の持ち物は毎回ほとんど固定されており、その中にはご両親の手作りによる「いわいしょうたろう」とひらがなで書かれた可愛らしいウィダーケースもあります。本人も物持ちがいいことをよく自慢してきますが、このケースを見るたびに、こちらまでほっこりしてしまいます。ちなみにスパイクも昨年から同じものを履き続けており、最近ようやく「そろそろ替えようかな」と検討中のようです。
人物像が少し見えてきたところで、ここからは彼の競技者としての魅力をお伝えします。

【110mHの見どころ】——「ハードルを当てない」こと
彼の特筆すべき強みは、ハードルに当たらない技術の高さです。110mHでは、試合によって「重いハードル」と「軽いハードル」の2種類が使用されますが、重いハードルのときはまさに彼の真価が発揮される場面です。
他の選手がハードルを蹴って減速する中、彼は無傷で駆け抜けていくため、好順位が大いに期待できます！
なお、明日6月1日（日）には鳥取で開催される「布勢スプリント」に出場予定です。ぜひLIVE配信で彼の走りをご覧ください。

【マネージャーから見た“助かるポイント”】——スタート前に教えてくれるところ
彼は決して黙って走り出すことはなく、スタート前には必ずマネージャーに手をあげて教えてくれます。とはいえ、マネージャーも常に彼だけを見ているわけではないので、気づかれないときはジトーッとした視線をこちらに送り続けています。「いつか目が合うだろう」という、ちょっと他力本願なところも、なんとも彼らしい可愛らしさです。

【良い結果が出たら？】——とにかく褒めましょう
一見、人に関心がなさそうに見える彼ですが、実は案外繊細で、「この人からPBおめでとうの連絡がきた！」と、嬉しそうに話していたりします。いい結果が出た時は、ぜひ声をかけてあげてください。その一言が、彼の心に意外とちゃんと届いています。

ついに、最後のインカレですね。ずっと目標だった「学生タイトル」を掴みにいく、ラストチャンスです。14年にもわたる陸上人生の中で、何度も全国の舞台に立ってきたけれど、あと一歩のところで「タイトル」には届かず、悔しい思いもたくさんしてきたと思います。
口ではすぐに「今回は無理かも〜」なんてヘニャヘニャ言うけれど、その裏には、自分への期待と、秘めた強い気持ちがあることを私は知っています。
そして実は、本人以上に彼の成功を信じている人が、周りにはたくさんいるんです。あまり多くは語らないけれど、本当にたくさん期待されている選手だと思います。
私、実はまだ理ちゃん(表彰台に現れる熊さん)を投げたことがないんです。是非とも今回投げさせていただきたい(吉野さんに譲るかも)ので、期待しています
園田翼

林明良(法3・短短)　男子200m出場

執筆者:湯山真唯

林さんの紹介をさせていただきます、長距離マネージャー2年の湯山です。

昨年はどのような感じなのかなとマネブロを遡ったところ、全体マネージャーの楽子さんに「中途半端な内容なら何もないほうがマシ」と発言していた事実が発覚し、非常に恐れています。

それはさておき、短距離ブロック所属で公式戦で活躍している林さんと長距離マネージャーは関わりあるの？と疑問に思った方も少なくないと思います。

正直、練習では全くといっていいほど関わる機会はありません、そのため、競技面での林さんについて語れる身分ではないので部室にいたサポートに聞いてみました。

①速い！！
それはもう皆様おわかりだと思います。公式戦での姿はいつも輝いています。普段の練習でも駆け抜けていく姿は圧巻です。

②逃げない
どんなに辛い、キツい練習からも逃げずに向き合っているそうです。やはりこの強さは今までの過酷な練習の積み重ねが絶対的なものになっているということです。また、部室ではあんな感じだけど真面目であるともお聞きしました。
練習で関わりがないとはいえ、同じ競技場内にいるので走っている姿はよく見ます。
私から見た練習中の林さんは陸上を楽しみ、かつ陸上を自分のものにしている印象を受けます。何事も楽しんでいる人は強いと、再確認しました。
競技面、少し内容が薄くなってしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです、、。

ここからは競技や練習以外の様子について書かせていただきます。
練習前、練習後よく部室にいます。そのため、長距離マネージャーである私も沢山話す機会があり、よくお話させていただいています。あまり多くを語ると色々な方面から怒られてしまいそうですが、怖い方ではないと伝えるために紹介します。

①誰にでも気さくに話しかけてくれる
背も高く、実力もある、ガタイがいいなど怖い要素が多く(すみません)近づきがたいと思っていましたが、全くそんなことありません！とてもフレンドリーです！

②お菓子を半分あげている、もしくは貰おうとしている
このやり取りを何度したことかと思うくらい私も他のサポートもあると思います。多分このやり取りで仲良くなりました。1番印象に残っているのは一口しか飲んでないスタバのフラペチーノをゆいと私にくれたことです。
あ、サポートへのお菓子は渡しませんよ。

③他大の選手について教えてくれる
昨年の全カレで陸上未経験で速い選手や注目選手を知らない私に教えてくださいました。そのおかげで観戦がより楽しかったです。これについては私がただただ感謝してます。

こんな感じでとてもフレンドリーで強い林さん。
文章力がなくて全然魅力を伝えきれていないのが悔しいです。
いつもありがとうございます！
めっちゃ応援してます！楽しんで走ってきてください！

高橋諒(商2・短短)　男子十種競技出場

執筆者:黒住綾音(文4)

高橋の紹介を担当させていただきます、4年マネージャーの黒住です。
高橋と呼び捨てにするのか、諒くんと呼ぶのか、高橋諒とフルネームで呼ぶのか、いまだに呼び方が定りません。
そんな、高橋の競技を初めて見たのは、2024年3月の国士舘です。高橋にとって、初めての十種競技出場。さらに、2日目の朝は信じられないような大雨で競技は大幅に遅延。
誰もが文句を言いたくなるような状況で、文句一つ言わず、初めて会う大学生2人(松尾、黒住)の横でニコニコしていました。(多分)

高橋の強さは「楽しむ力」なんだと思います。今年の関東インカレ、慶應のみんなが高橋に得点を望み、大きなプレッシャーがのしかかっていました。さらに、学生個人で痛めた足首は万全の状態ではなく、不安も大きかったはず。実際に関東インカレ2日目の走高跳は1m78で以降の試技を棄権。得点が見込める種目なだけに、普通の人であれば優勝できるのか不安になってしまうような状況でした。しかし、彼の口から出た言葉は「こんなに周りの選手と競える状況は楽しい」でした。
絶対に勝たなくてはならないという状況で、ピンチを楽しむことのできる精神力の強さに驚かされました。

また、高橋は「思い切り」も良いです。昨年の岐阜での日本選手権混成の時、前日練習の後の自由時間で、いきなり髪をさっぱりカットしてきました。十種の途中で、競技をスパッと諦め、次の競技に向かうことのできる点にも通ずるものがありますが、勝つために必要のない要素は切り捨てる、そんな思い切りの良さも十種競技に必要な才能なのかもしれません。

最後に高橋の十種競技から切っても切り離せないのが「とらやの羊羹」です。十種競技の時は、必ずとらやの十個入り羊羹を持ってきます。
おこぼれを預かったことがありますが、あんなに美味しい羊羹はこの世で初めて食べましたと思うくらい感動しました。
個人的には、競走部のユニフォームの左胸に「とらや」の三文字がつく日もそう遠くはないのではと期待しています。

大江さん公認の犬系男子で人懐っこさや、石井コーチ公認のせっかちさんなど、まだまだ、語り尽くせない魅力はたくさんありますが、同期のみならず、先輩、後輩、そして大人の方々から愛されている高橋の今後の活躍がとても楽しみです。

去年の日本選手権で約束した鰻いつか食べようね～(K川君の奢りで)

最後までご覧いただきありがとうございます！！
明日は短距離選手編②です。乞うご期待ください！