108代ブロック紹介②〜中距離・長距離編〜
こんにちは!3年長距離マネージャーの上原と2年全体マネージャーの上田です。
本日は昨日に引き続き、108代ブロック紹介を掲載いたします。
⭐︎対談の内容は以下の通りです。
- ブロックの基本情報
- ブロック目標と込められた想い
- ブロック長×ブロック長が選ぶ2025シーズンの注目選手対談
今回は、中距離ブロックと長距離ブロックです。これからシーズンに臨む選手たちがどのような思いを持って現在の練習に取り組んでいるのか、その熱い思いが書かれています。ぜひ最後までご覧ください。
中距離ブロック
ブロック長:大石裕介(経3)
人数:21人
ブロック目標と込められた意味
ブロック目標:「存在感」
他のブロックの勢いに負けないくらい、中距離ブロック全体として結果を出して、競走部の中で存在感を発揮したい。
注目選手対談
【対談者】
大石裕介(経3)
市村瞭太郎(経1)
Q1 大石さんが、中距離ブロックの注目選手として市村を選んだ理由と、市村に期待しているポイントを教えて下さい!
大石:市村を選んだ理由は、最近のチームの練習を常に先頭で引っ張ってくれていて、今後良い記録を順調に出していく姿が想像できるからです。市村はどんな練習でもしっかりやり切っていて、来シーズンに突入したら冬季練習の成果を発揮して好記録を出すと確信しています。去年は練習を積めているわりにまだタイムが出せていなかった印象があるけれど、シーズンは練習だけに留まらず記録でもチームを引っ張っていって欲しいなと思っています!
Q2 中距離ブロックの現在の状況と、お2人が今後どのようなことに意識して部活に取り組んでいきたいかを教えて下さい。
大石:市村は実力だけじゃなくて士気の面でもチームを引っ張ってくれている。今皆でまとまって練習もできているし、ポイントの水準も少しずつ上がってきているから、それをちゃんと記録っていう形で、成果として示すことを大事にしていきたいなって思う。
市村:1年生の他のメンバーもだんだん伸びてきているし、特に遠藤(経1)は明らかに完遂できる完遂できるポイント練習が増えているので、全体的に良い状態だと思っています。あとはきちんと結果を出せるように頑張りたいなと思います。
大石:それで言うと、今年は1年生が10人もいて、中距離ブロックの雰囲気を作る中核を担ってくれていて、1年生が下から押し上げる力をものすごく感じている。来年以降に新しい1年生が入ってきたときに、今の市村の代が、後輩に対しても良い働きかけをしてくれたらいいなって思ってる。
市村:人数が多いとそれに伴って意思疎通が取りにくくなると思うんですけど、そうならずに仲良くやっていくために周りへの声掛けに力を入れたいです。前、皆でドライブ行ったりもしました(笑)。練習はもちろん、それ以外の場面でもお互いたくさん交流できるような時間を作っていきたいなと思います。グループに分かれることなく、チーム一丸となることを意識して行動していこうと思います。
大石:確かに、後輩たちの様子を見てると今の1年生は10人で1つだなっていうのをすごく感じる。やっぱり市村中心に動いてくれているなっていうのは見てても伝わってくる。
市村:自分から積極的にコミュニケーションを取るのってなかなか難しかったりもしますが、他の同期ももっとそうなってくれたら嬉しいなって本心では思っています(笑)。
(市村の姿勢に触発されて皆で声掛けがもっと増えたら最高だよね?)
市村:そうなんです!僕がその旗頭になることが目標です。
大石:でも、既に1年生はけっこうバランスがいいなって思うけど?
市村:もちろんそれもそうです。個性がしっかりあって、ブロックに必要な要素をそれぞれが持っている感じです。若海(商1)みたいな真面目な子もいれば、辻(理1)みたいな上手くその場を調整してくれるような子もいて。
大石:そこに市村みたいにものすごい行動力で暴走する子もいてね。
(笑)
大石:影響力がある市村にベクトルが集中しすぎないように、周りも個性を発揮しつつお互い助け合ってる感じだよね。
市村:そうですね、皆で調和を取ってます。僕は周りの人に本当に助けられてるなって。1人でも欠けたらこの絶妙なバランスは成り立ってないなって思って。
(すごい、奇跡的だね。The良いチームって感じがする)
市村:まさにそうなんです。なんか、まだ1年目ですけど、皆で1つって感じです。誰が主導でも良いんですけど、どんな形であれこの先も皆で切磋琢磨していきたいなって思ってます。ちなみに次に皆で集まる旅行は他の子に計画してもらう予定です(笑)。
(大石さんの代でもそういうエピソードはありますか?)
大石:中距離は俺らの代もものすごく仲良いよ!3年も一緒にいれば息ぴったりで、練習は皆で声掛け合って頑張ってるし、プライベートでも全員で出かけたりもするかな。
市村:今後もっと良いチームを作っていくためには、今のうちからちゃんと良い関係を築くことが大切っていうのは先輩たちから言われてることでもあって、今は毎日が勝負なのかなって思って積極的に行動しています。
(最近中距離ブロックに加入した新メンバーからはどのような影響を受けていますか?)
大石:成沢(環2)と野田(経2)は本当にチームに良い影響を与えてくれているんです。持ちタイムが僕たちよりかなり良いし、練習への取り組み方、質、全てにおいてチームを引っ張る存在となってくれていると思う。今まで自分たちのできる練習水準で満足してしまっていた部分があったけれど、彼らが圧倒的な実力を見せてくれるから、僕たちはこのままではいけないんだっていうのを皆が感じ始めているよね。
市村:本当にその通りですね。同じ練習でも隣に人がいて、一緒にやってくれる存在が本当に大きくて。2人は後ろ姿で見せてくれるだけではなくて、実際に僕たちの練習の水準を引き上げてくれている。とても感謝してます。
(前回のポイント練習は初めて成沢と2人でやっていたよね)
市村:そうですね。頑張ったんですけど成沢さんにメタメタにされちゃいました笑。でも、誰かにボコボコにされる経験がものすごく大事だなって思っていて。まだまだ自分は足りていないんだなって実感できたので、少しずつ追いつけるように日々頑張っていきたいなと思います。
大石:市村があんなにきつそうな顔して練習してるの初めてみた。
市村:ついていけるかなと思って参加したら思った5倍くらい歯が立たなかったです。あれを平然とやり切る力を持った人と練習できることが本当に嬉しいです。
大石:彼らは早速当初期待していた通りの活躍を見せてくれているから、このままの勢いで頑張って欲しいし、僕たちもついていけるように頑張りたいなって思ってます。
(女子選手は中距離ブロックにとってどのような存在ですか?)
大石:人数が多いからどうしても男子の印象が強く出やすいけれど、その中でも女子は、上級生の井上(法3)と鴨下(環3)を中心に、下級生をしっかりまとめてくれている。それに加えて競技力のある仲子さん(環4)はまだ部に残って圧倒的な実力で引っ張ってくれているし、向日葵さん(商4)も競技続けつつ、チームの雰囲気を明るくしてくれてる。
市村:女子の皆さんは明るいのでそれだけでもありがたいし、練習でもお互い支え合っています。ジョグを一緒にやったり、練習のコメントをしあったりしていて。男子だけだと日々同じ雰囲気になりがちだけど、僕たちとは少し違った視点を持った女子たちがいてくれると、気持ちの切り替えもしやすくて助かってます。
大石:あとは華佳ちゃん(法1)とかも、今年の夏に一回貧血になってからしっかりその後に復活して、3000mでしっかり自己ベストを更新したし、人数は少ないながらも女子の勢いもかなりある。最近はだんだんまとまって練習できるようになってきてるし、女子チームとしての実力も着実についてきてるなって思う。
市村:日頃から女子の練習の時の顔つきが実業団の選手みたいだなって思っていて。目が本気すぎるんです(笑)。それを見て、もっと真面目にやらないとなって常に思えるし、ギラギラしている姿に驚かされて、自分たちもそれに負けていられないって思わされますね。
Q3 最後に、2025年シーズンの目標と展望を教えて下さい!
市村:まずシーズン初めの3月に、800mのA標準1’53”00を切りたいと思います。ここを切れないとまずいって言える練習が出来ているって自負しているので、早めに参加標準記録を切って関カレに備えようと思っています。実は僕、関カレ後に普段から気になっている肩の脱臼を治す手術を受けるんです。手術後は復帰するのに少し時間がかかってしまうので、今シーズンでは実質関カレが一発勝負の戦いだと捉えています。1年の全てをぶつける勢いでやるので、そこに向けて今は出来ることを地道に積み重ねていきたいと思います。
大石:じゃあ、ズバリ関東インカレの具体的な目標は?
市村:800mでの決勝進出です。タイムでいうと、1’51”カットですかね。
大石:そうだよね、僕も関東インカレで入賞したいっていう思いが一番強いかな。800mは、男子1部で慶應の入賞が約10年なくて、得点で貢献できていないのがもどかしいところだから、そこをしっかり見据えていきたいと思っている。そのためにはまず標準記録を切らないといけないから、なるべく早く標準を切ってしっかりチームの一員として貢献していきたいと思ってる。
(ブロック全体としての目標はありますか?)
大石:今年の中距離のスローガンが「存在感」なんだけど、数字的な目標でいうと、自己ベスト更新率60%オーバーの達成です。僕は、全員がしっかり自己ベストを出せる環境があるのが良いチームだと思っていて。それぞれ過去の自分を超えることが関カレや早慶戦みたいな公式戦での目標達成に繋がっていくから、まずは自分ととことん向き合って、その結果として部の中で存在感を発揮したいなっていうのが一番強い思いとしてあります。
市村:既に中距離と言えば市村、って同期からは言ってもらえているんですけど、まだきちんと記録を出せていないので、ちゃんと記録を出して結果で存在感を出せるように頑張ります。5月まで残り時間はわずかなので、今から努力を重ねていきたいと思っています。
長距離ブロック
ブロック長:東叶夢(環3)
人数:16名
ブロック目標と込められた意味
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長距離ブロック目標:特に6月の全日本大学駅伝予選会、10月の箱根駅伝予選会に向けて取り組んでいます。
注目選手対談
【対談者】東叶夢(環3)
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杉森星彦(理2)
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Q: 杉森選手を注目選手として選んだ理由を教えてください。
東:杉森は慶應の中では、比較的ポテンシャルが高くて、中学校のときから活躍していたんですよね。受験のブランクを抱えて入部してくれて、その中で1年目とかも、自己ベストで29分台っていうところをマークしてくれました。大学生として大きな記録を出してくれたっていうところで、やはり持ってるし、試合とかで出すポテンシャルの高いと思います。
今年の慶應長距離が強くなるためのキーマンだと思って選出しました!
杉森:いや、本当にありがとうございます(笑)、東さんに指名していただいて、光栄です。期待に応えられるよう頑張ります!
Q:現在のブロックの状況は?
東:そうだね、やっぱり強い4年生が抜けたから、戦力ダウンって言われてるのはあると思う。だけど、そうでもないというふうには思っていて、人数が少ないっていうのはネックだけど、残っているメンバーが、各々質の高い練習ができていて、良い状況が作れている。その反面、やっぱりエースがいなかったりとか、練習で出来ることが、試合で出来ていないっていうところは懸念点。
シーズンが始まってどう転ぶかっていうところは少し不安なところではあるかなってところです。
杉森:僕も基本的には東さんの言った通りだと思います。ただ、人数が少ないのは逆にメリットにもなるかなと思っています。というのも、なにかしらの形で一人一人がブロックに貢献できると思います。走りだけじゃなくて練習に取り組む姿勢だったりとか、私生活だったりとか。
だから、僕は走りとか、言葉でチームを引っ張っていけないので、競技に取り組む姿勢でチームに何か貢献できたらいいですね。
例えば、故障が多いってこともあって人一倍ケアに時間かけたりとか、オフ日含めて睡眠時間取ったり規則正しい生活をするっていうのを心がけています。そういった行良い行動をしていくっていうのがチーム内に広がっていったら自分もいい方向に進んでいくんじゃないかって。
東:確かに。今は人数が少ないからこそ、みんなで一緒に練習やったりとか、コミュニケーションする機会が多くなったりっていうのは感じてる部分はあるよね。
こないだの400mインターバルとか出走した全員がちゃんと完遂して、きつくなった人も声かけあったりしていたしね。
杉森:ああいう練習とかをもっと再現していければ、自ずとチーム全体も上がっていくんじゃないかって思います。
東:やっぱりチームがまとまってることによって、このチームのために頑張ろうっていうところで、きつい場面でも頑張れたりする。そういった面で、長距離とか、特に個人の種目だけどチームでやってる意味を見出せると思う。
ここを意識してチーム作りをしていきたいなっていうのはあるかな。
杉森:そうですね、東さんについていきます!
東:ありがとう(笑)
Q:今シーズン(2025年シーズン)の個人的な展望は?
杉森:僕は予選会に出場して、結果を出すってことが、この一年の最大の目標です。そのために今は、まず継続して練習を積むっていうのと10000mで良い結果を残すっていう二つを、過程として挙げています。継続して練習することは、長距離で記録を出す上で当たり前のことですが、僕は入部してから3ヶ月に1回は体調不良や故障で離脱してしまうことが多かったです。まともに継続して練習できたことがないので、そこを一つ目標にしたいと思います。
この間、保科さんにも「杉森は存在感出てきたと思ったら、すぐ体調不良とか故障で消えちゃう」とか言われてしまったので本当に気をつけたいと思います(笑)
東:確かに杉森はついてないからな(笑)。杉森は継続できれば強いっていうことはみんな知ってるから、継続できるように一緒に頑張っていこう!
東:僕個人の目標はキャプテンだけど、個人的にはエースとしてもチームを引っ張っていきたい。キャプテンとしての仕事とか姿勢だけじゃなくって、やっぱり目に見えるタイムでも引っ張っていきたいっていう思いが強い。
最大の目標は、予選会で塾記録を出して、チームトップでゴールすること。それをゴールとし、チームを引っ張っていきたいと思っています。その中で、関東インカレで入賞だったり、28分台であったり、13分台っていうところのタイムを目指していく必要があるし、達成しなければいけない。
みんなの印象に残ってもらえるような選手として、4年生として、引退したいと思ってます。
いかがでしたでしょうか?明日は跳躍ブロック・投擲ブロック・サポートブロックの紹介をお届けします!
お楽しみに!