早慶戦2日前!~4年生対談②~


こんにちは!全体マネージャー1年の金谷と柳田です。
昨日に引き続き、早慶戦に出場する四年生の対談をお届けします。本日のメンバーは以下の通りです。

 

 

 

 

 

右:イベルブランドン(跳躍ブロック長・跳躍4・総合政策)

左手前:木村千紘(短距離4・商)

左奥:仲子綾乃(副将・中距離4・総合政策)


 

早慶戦を振り返ってみて

*:では、最初に「早慶戦を振り返る」ということで、自分が出た試合や他の人のレースで印象に残っている瞬間をお願いします。

 

仲子:私が記憶に残ってるのは、女子が1回目の時の早慶戦。早稲田って格上っていうイメージがあったけど、「なんか本当に戦えるんだなあ」って思ったのはすごく覚えてるかな。

 

イベル:僕が印象に残ってるのも2年前で、勝った年だったんだけど、慶應って勝率20%ぐらいなんだよね。走幅跳と走高跳に出たんだよ。まあ跳べないから捻挫したんだけど(笑)。今となっては、結構印象に残ってるかな。勝って嬉しかったし。

 

木村:私は正選手として初めて出た去年の早慶戦。ただその時はその前の年が勝っているとは言え、やっぱり関カレとかを見る限り、早稲田の実力っていうものはすごいなって言うのを感じたのね。だから正直出るのが怖いって思ったし、実際に走って、当時は全然力もなかったっていうところで圧倒的な差を見せつけられて、「早稲田って怖いな」って言う印象がついたっていうのを覚えてるな。

 

*:今、その印象は変わりました?

 

木村:やっぱり早稲田の新1年生もいっぱい強い人入ってきてると思うし、脅威っていうものが大きいと思うけど、その分慶應も関カレでもいろんな人が新しい人とかがどんどん入ってきてて力もつけているメンバーはいるから、お互い上がっている状況だとは思うな。

 

慶應の強み&早稲田を倒すために必要なこと

*:「慶應の強み」と「早稲田を倒すために必要なこと」について教えてください。

 

イベル:まず慶應の強みは、流れだと思うんですね。

 

一同:おー。というのは??

 

イベル:というのは、これは良くも悪くも言えるんだけど、誰かが想像もしないところで活躍したら、それに「乗る」っていうことが多くて、慶應がその波があるチームだと思ってて。特に関カレの諒君(1年高橋)とか、とよけん(4年豊田)とか、誰かが弾むとすごい乗っかってみんな弾んでいくみたいな、そう言うことです。

 

木村:確かにそれはある気がする。

 

仲子:あとは、みんなの点に対するこだわりは他校よりあるって思うかな。というのも、戦力分析をするとか目標を立てるのは、他校はそんなやってないと思ってて。だからこそ、たとえば上振れとかにも気づけるし、その波に乗れるし、みたいな感じなのかなとは思う。

 

木村:点のこだわりっていうところで言うと、確かに出てる選手自体は強いと思うんだけど、他の(出場していない)選手がどうかっていったら、正直、私はまだ劣っているんじゃないかなって思ってるのね。ていうのもね、去年の早慶戦の応援席にいたとある人に、「なんか慶應って緩くない?」って呟かれていたのを聞いてしまって。

 

一同:あーなるほどね。

 

木村:「早稲田よりもなんかダラダラしてるよね」みたいなことを聞いちゃって、「わー」って思ったんよ。確かに早稲田って、集合とかの時もきちんと並ぶじゃん。だけど、慶應はダラダラ整列するみたいな部分はあるから、確かに選手が点にこだわるっていうことはもちろんのこと、それ以外の人も自分が正選手じゃないとしても、それぞれの試合を分事化して挑んでいくのが、必要なことにもつながるんじゃないかなって思うかな。

 

仲子:ちなみに強みはどこだと思う?

 

木村:私は、慶應の強みは「自由なところ」だと思っていて。ほかの強豪校だと「ある程度の規定をあらかじめ定めておいて、その枠組みの中でこなす」っていうのがあると思うんだけど、慶應は一切そういうことをせずに、それぞれの可能性っていうものを引き出せる環境が整っていると思うから、そこが上振れの効果を生み出せられることにも繋がっているんじゃないかと思う。

 

イベル:自由だからより流れに影響するって言うのもあるんだろうね。流れが良くない時は自由が悪い方向に出るし、逆にチームの雰囲気?例えば上振れがあったりとかすると、自由なりにみんなが動かされる方に行って、きっとその時は団結して見えるというのはあると思います。ダラダラしてるように見えたとかっていうのは、おそらく波が良くない時なんじゃないかなと俺なりには思うけどな。

 

木村:そうね。去年とかは負けちゃった時だもんね。

 

一同:うんうん。

 

イベル:誰かがいい記録出した時とかは、みんな「うおーー!!」みたいになってるし。やっぱそういう瞬間はいいんだけどな。自由から生まれる流れね。

 

木村:そこをいかに活かすかだよね。

 

仲子:今から急に競技力をあげるって結構難しいから、これから早慶戦までの期間はそういうところに集中して行った方が良いのかもしれないね。

 

*:流れ作りとか空気作りって、どういう感じでやっていけばいいですかね?

 

イベル:僕は特に試合当日の流れ作りにこだわりがあります。ただ競技で結果を出すだけじゃなくて、僕は「エンターテイナー」っていうのを大事にしてるので僕は自分の競技でいい流れを作りたいと思ってる。僕の表情とか僕の立ち回りみたいなところもみんなが見てるので、そこから誰かの自信になって得点に繋がったらって思いでやってます。

 

仲子:それが本当にフィールドいいところだよね。

 

イベル:僕は格好付けるのが好きで、人からどう見られているか気にするタイプだから、そういうの嬉しい。

 

*:結果的にそれが繋がるから素晴らしいことです。仲子さん、普段にスキがないからこそ自分の自信に繋がるといったことを以前に話してたと思うんですけど、それは試合前でもありますか?

 

仲子:あると思います。例えばお菓子1個食べても、体の機能的にはほとんどどころか、何も変わらないと思って。だけど、もしそれを食べた時に「食べちゃった」っていう事実が自信のなさにつながるぐらいだったら、食べない方がそのメンタル的には大きいかなーみたいな。そういう普段からの自分に対する心がその自信に繋がって結果的に競技に結びつくと思う。

 

木村:私が早稲田を倒すためにできることは、伸びしろを見せることかなって思って。実際、200mのシーズンベストを1秒半ぐらい更新してるけど、まだまだ自分はその結果で満足してるわけじゃなくて目標はもうちょっとそれよりも上にあるので、さらにどんどん伸びて誰よりも伸びしろを見せます!特に女子の場合は少人数っていうこともあって、あんまり見せ場がないっていうところもあると思うから、それでも「女子部員がそれぞれ厳しい冬季を乗り越えて、ここに向かって頑張っている」っていうことを示すきっかけ作りとして、私がまず記録を出すっていうところに貢献できたなというふうに思っております。

 

イベル:2人とも後輩にとって強くあり続けるための、逆に強くなるためのロールモデルだと思って2人とも多分入ってきたときの競技力違いがあると思うし、目標も違うと思うんだけど、2人には鳥肌が立つ瞬間があって、俺は個人的に大2秋の復帰がめちゃくちゃ鳥肌たったし。キムチ(木村)はもう、今シーズンの記録がどんどん上がって、すごいなあと思って。

 

木村 女子の目標にも目が行くようにという意味も込めてさっきの話。自分含め、みんなが伸びていくことによって、男子だけじゃなく女子もとういう思いにつながっていくのではないかな。

 
 

最後の早慶戦に向けて

*:では最後に「4年生として最後の早慶戦に向けた思い」お願いします。

 

仲子:私は、個人としてもチームとしても勝てたらいいなとは思います。もし出なかったら一生懸命応援します。個人で勝てない場合は、チームでみんなで勝ったらいいなと。

 

木村:今年は最後の年っていうのもあって、去年はもう自信がマイナス状態で挑んだんですけど、今年はある程度力もついてきたから「まあ、みんな見といて」ぐらいの気持ちで挑んで、しっかり結果を残して行きたいという風に考えております。

 

イベル:僕は2、3年生の頃は僕1人で早慶戦の目標立てて、チームをリードすることだけを考えてました。でも4年生になって引き継ぐことも大事だと思って、跳躍は後輩も多数出場するわけでもっと跳躍ブロック全体で得点を取りたいなって思いが、今までの中で一番強い。なので、試合に向かう姿とか試合で戦う姿、どっちも後輩を巻き込んで、いい結果が残せるようにしたいなと思います。あとは、大好きな妹が早稲田の1年生ってことなんですけど、妹にも何かかっこいい姿を残して行きたいなと思ってます。

 

仲子:いいお兄ちゃんだ。

 

*:いいですね笑。では以上で対談を終わらせていただきます。ありがとうございました。

 

一同:ありがとうございました。

 


 

最後までご覧いただきありがとうございました!

明日のマネブロもお楽しみに!!