早慶戦3日前!〜4年生対談①〜

こんにちは!全体マネージャー3年の園田と2年の赤石です。
本日より3日間、早慶戦に出場する四年生の対談をお届けします。本日のメンバーは以下の通りです。

 

 

 

 

 

左:豊田兼(主将・短距離4・環境情報)

右:三輪颯太(副将・短距離4・環境情報)

中央:岩井章太郎(短距離4・環境情報)


*:今までの早慶戦を振り返ってみて、自分が出た試合や他の人のレースで印象に残っている瞬間を教えてください。

 

豊田:そうだね。 早慶主将対談の時にも言ったことなんだけど、第98回早慶戦で最後丘の上を歌った瞬間っていうのがすごい印象に残ってて。 というのも、初めて応援団(応援指導部)が来てくれた試合を経験して。すごい盛り上がった中、最後勝って丘の上を歌ったっていうのは個人的にはすごい印象に残ってます。

 

岩井:一緒だ。何年振りかに勝ってよかった。

 

三輪:実は僕、そもそも早慶戦の個人種目に出場したことがなくて。他の人の競技で言うと、1番印象的だったのが、やっぱり当時主将の藤木健人さんが肉離れしていたハムを気合でギリギリ治して出ていて。すごいあれが印象に残っているかな。なんかそこで初めてなんか主将の意地というか根性みたいなのをすごい感じたというか。

あと、個人種目には出場した経験がないんだけど、昨年の早慶戦は8継(男子4×200mR)メンバーとしては出走していて。あと0.1秒のところで塾記録に届かなくて、4人で土下座したのがすごい印象に残ってるっていうのと、あとは最後応援してる時にイベルが 走高跳でめちゃめちゃ活躍してて。

岩井:あ、確かに。

 

三輪:すごい会場が湧いてたのが印象的でしたね。みんなで応援して、イベルのかっこいいところが見られたのがね。

 

豊田:俺も去年は参加していないから自分の競技では思い出があまりないんだけど、大学2年生の時は女子の競技がはじまった年だからものすごい印象に残っているなあ。

 

岩井:そうね。俺たちが大1の時、女子は補助員とか応援に徹するイメージだったけど、大2の時に対抗種目として一緒に参加できたのはなんだろう、同期の活躍とかチームの存在を感じたよね。

 

*:みなさん同期の活躍や女子選手の活躍について触れてくださっていて、チームメイトの存在がやはり大きいのでしょうか?

 

豊田:あれだよね、関東インカレとかとは違ってさ、早慶戦は早稲田との対抗戦だから。早稲田は短距離強いけど、 うちはそん時はフィールドが強かったから、カとか出れない選手でもフィールドでみんな点を取ってくれてる姿みたいのはすごい 印象的というか、そういう大会なのかなって。個人的には、その、総力戦というか。

 

岩井:確かに。やったことない種目に挑戦する人も多いから。それも魅力だよね。

 

豊田:去年で言うと、当時早稲田の主将だった田中さんがやり投で活躍していて印象的だったかも。

 

三輪:昨年だと、大久保さんの活躍が結構記憶に残っているかも。色々な種目に出てくれていたよね。

 

岩井:早慶戦だと限られた人しか点数が取れないけど、早慶戦だとチャンスが増えるっていうので、より応援にも熱が入るし仲間を応援している実感が湧くかも。

 

*:それを踏まえて、慶應競走部の強みはなんだと思いますか?

 

豊田:今年の場合は、六大学の時に(早稲田を差し置いて)めちゃくちゃ慶應短距離が点取ったような記憶だったから、 短距離陣がリードしてくれるんじゃないかなっていう期待はしてます。

 

三輪:頑張ります。

 

岩井:ただ、例年の強みとしては、やっぱりフィールドがうちは強いね。そこは 今まで通りにさっていきたいね。あと、ホームグラウンドってところもポイントだよね。

 

*:やはりホームグラウンドだと選手的にも安心感といいますか、気持ちの面で違いますか?新競技場になりましたし。

 

岩井:日頃練習しているから慣れているって言うのが大きいよね。

 

三輪:走りやすいんだけど風が…。そこだけだね。

 

豊田:チームって話だと、やっぱり自由なところだよね。なんか1人1人が結構自分の好きなように練習できる環境とか雰囲気があるところが強みだよね。

 

岩井:やっぱ慶應は主体性を持って練習できるって言う点が魅力的。

 

三輪:あとはやはり他校と比べてサポートの皆さんの質が素晴らしい(笑)

 

〈一同激しく同意〉

 

三輪:1年も研修を積むトレーナーなんていないだろうし。マネージャーさんも試合で走り終わったらもう歩数と細かい記録割り出しを出してくれてる。本当に助かってます。優秀なサポートが強みだよ。

 

*:ありがとうございます(笑)この自由な環境でちなみに皆さんはモチベーションの維持はどうされているんですか?

 

三輪:これは岩井に是非答えてほしいな。一年くらい怪我をしていて走れなくて、でもこうやって戻ってきてくれたけどどうやってモチベーション維持してたの?

 

岩井:それもある意味自由な雰囲気に助けられたかも。コーチトレーナーにあれしろこれしろと強いられない環境のおかげで怪我に向き合えたかな。でも献身的に支えてくれた吉野には本当に感謝してます。あと気遣ってくれる仲間とかマネージャーもね。三輪はどう。面白いことしてたけど。

 

三輪:あ、そうね(笑)俺、大1の冬季練習では投擲ブロックに1週間くらい混ぜてもらってたんだよね。コーチが絶対にこの練習しろって方針ではないから、そこも自由にさせてもらっていて。個人的には投擲の胸骨の開きが自分の走りに活かせると思ったからさ。やり投の偉大な先輩に教えてもらって参考にしてたかな。練習させてくださいって言うと認めてくれる、そんな自由な環境が故にだよね。練習の幅が無限大というか。

 

豊田:そうね。跳躍の人が短距離に混ざっているとか、長距離が中距離に混ざっているとか、よくある光景だよね。

 

*:自由なところ、私も大好きです。それを踏まえて、早稲田を倒すために必要なところは何だとお考えですか?

 

豊田:戦力分析とかの話だと、相手を知るって言うのが必要だな。誰が出るのかとか、どれぐらい点数下がりそうなのかっていうのを把握しとかないと。それだけで一点に対する気持ちが全然違うよね。目標に具体性が増すというか。

 

三輪:それと同時に己も知る必要があるね。なんか怪我人多いじゃん。だから、そういうのってすごい自分のことを知ることから対策になってくると思うから。なんか、どういう練習したら なんかハムに来るとかっていうのもすごい知っとかないといけないよね。

 

豊田:あと、環境整備、大事だよね。早稲田ってものすごいしっかりしている印象があって。だからもそこをしっかりしないと 負けちゃうよねっていう。うん、それはもう代々先輩たちも言ってきてることだから、大切にしなきゃね。

 

岩井:同じ競技をやっている人同士の連携も必要な気がするな。

 

豊田:ね、早稲田めっちゃそのイメージある。

 

岩井:いいことなんだけど、自分にのめり込んじゃう人が多いかもね。慶應は。そこをもうちょっとこう、他人に興味持つじゃないけど、周囲も意識できると、さらにチームとしての強さが増すのかなって思うかな。

 

*:なるほど。最後に、4年生として最後の早慶戦に向けた思い、思いの丈をちょっと お聞かせください。

 

岩井:個人の成績としては、1, 2年はボコボコにされて、3年生は怪我で出られなかったから、最後の早慶戦こそ得点に絡みたい。慶應の勝利に1点でも多く貢献したいと強く思ってます。

 

三輪:とりあえず8継に関しては、去年0.1秒届かなかった塾記録っていうのをしっかり更新して 、あわよくばメンバー的に言えばアジア記録、早稲田を倒してアジア更新みたいなのも全然狙えると思ってるので、しっかりそこをチャレンジしていきたいかな。

 

豊田:第100回記念ってやっぱり大きい要素だよね。

来年からはもう学生じゃなくなって、こういう試合(対抗戦)がなくなるので、最後しっかりここで早稲田に勝ちたいっていう思いが強いので。丘の上も歌いたいなあ。

 

【番外編】

*:ちなみにご自身が競技されている時の推しポイントといいますか、注目してほしい点ってありますか?

 

岩井:俺は圧倒的にハードルを倒さないところかな。競技終了後に一台もハードルが倒れていないレーンに注目してください(笑)

 

豊田:あえて当てないようにしてるの?

 

岩井:いや、痛いから。今やその動きが染み付いてるって感じかな。三輪は?

 

三輪:俺は、コーナリングかな。あとカーブあけのワープ感。

 

岩井:どういうこと?

 

三輪:カーブ抜けると埋まるじゃん。差が。急にワープした人みたいになるんだよ。自分の走りではそこに注目してほしいな。

 

岩井:髪型変わるとかはないん?

 

三輪:それはないです(即答)

 

豊田:俺は後半の伸びで。 前半置いてかれて後半から攻められるんで。どの競技でもそれが見せられると思います!

 

*:じゃあお互いの競技している姿の好きなところはありますか?(笑)

 

豊田:まず颯太。圧倒的に肝心なところで決めるところね。ちゃんと予選ギリギリ通過でも決勝で勝ち切るみたいなのができるのは颯太しかいないかなっていうか。

 

岩井:三輪は考えてる量がえげつないよね。インスタで考えていることをアップしていたと思うんだけど。取り組んでいる課題とかね。あれ、読んでて途中でわからなくなっちゃうくらいすごかったよ。陸上、100mに対する熱量がすごいと言うかね。

 

三輪:あああれね(笑)二人ともありがとうございます(笑)

 

豊田:岩井はなんか抜けてるように見えて、めちゃくちゃ緻密に取り組んでるところね。例えば、去年とか1年怪我してあんまり練習できなかった中でも、トレーナーとかに言われたエクササイズみたいなのはちゃんとやるし、 なんかそういう意味ではめちゃくちゃ努力家だよ。そう言うところ本当に尊敬できるよね。

 

三輪:そう言うところを他の人に見せないしね。なんか結構岩井ってきつい練習の日とか、なんかもう次無理なんだけどとか言って、めっちゃ早いタイプで(笑)

 

豊田:テスト前に勉強してないわっていうタイプだよな(笑)

 

三輪:そうそう。あと、人助けとかするタイプなんだよな意外と。集合前にじょ(競走部合宿所)の前を大荷物のおばあちゃんが通っていた時、岩井だけ立ち止まって。時間ギリギリなのに、大丈夫ですか、持ちましょうかって声かけてたらしくて。冷徹キャラみたいにしてるのに実はいいやつなんだよね。

 

岩井:ああ、あの時ね(笑)。一緒だった兼は松葉杖だったから(笑)

 

*:ほっこりエピソードですね。豊田さんに関してはどうですか?

 

三輪、岩井:うーん。ないなあ。

 

豊田:俺だけ悪いやつキャラみたいじゃん!

 

三輪:あ、安心感はあるよね。圧倒的実力の保持者として。なんだろう、こいつは絶対点取ってくれる。みたいな感じ。

 

岩井:あ、豊田は”兼ねれる”ところが本当にすごい。例えば、授業で一緒だった時も、ちゃんと勉強と競技の両立ができてるし。競技も400mHと110mHを兼ねてる。二足の草鞋が推しポイントだね。

 

三輪:あとリスクヘッジもすごいよ。なんか少し先を見るのが得意な気がする。調整とかも、なんか、この日は絶対これやりたいとか、この日はしっかり休むとか多分決めてるだろうし、 すごい 計画性をすごい感じるというか。段階を踏むのがすごいうまいっていうか。それが強さの秘訣な気がするな。

 

豊田:ここで岩井、三輪豊田の良さを語り止まらなくなるって書いて(笑)

 

*:ここらへんで終わりにしましょうか(笑)。貴重なお時間ありがとうございました。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。
早慶戦での3人の活躍がとても楽しみです!!
明日の投稿も乞うご期待ください!