4年生特集⑤〜中距離・長距離編〜

こんにちは!全体マネージャーの園田と長距離マネージャーの中井です。4年生の引退試合”The 3rd ALL KEIO Track & Field Festival”の開催まであと1日。今年度は4年生への花向けのみでなく地域の方々と共に創り上げるイベントとして2日間開催されます。

ALLKEIO 公式HP

↑詳細に関しましてはこちらよりぜひチェックしてみてください!

さて、本日も昨日までに引き続き4年生をご紹介いたします。本日は中距離ブロック・長距離ブロックに所属されていた4名です。さまざまな面で部をカッ気付けてくださった皆様の4年間の総括をぜひ最後までご覧ください。

河野慶太(中距離・環境情報)

『オールイン』

人生の夏休み。そう評される4年間を部活にオールインしました。

辛い事の方が多かった夏休みですが、オールインした者にしか味わえない貴重な時間を過ごす事が出来ました。

次のステージでもオールインし続けます。
本当にお世話になりました。VAMOS!!!


「もしかしてバサに大好きですとか言われちゃう?」といったセクハラ発言をされました、全体マネージャーの園田です。残念でした、言いません。

河野さんは「オールイン」という言葉が本当にお似合いだなあと今年1年間かなりお世話になった身から思います。予期せぬ怪我がありましたが、ラストシーズンで綿密に練習計画を練り、食事にも気をつけて塾記録更新に邁進する姿は正直格好いいなと思いました。全てを何かに捧げた経験がない私からすると、そんな河野さんを尊敬しているし、正直羨ましいなと思います。競技だけでなく、未来の競走部のためにリクルート活動に全力を注ぎ、後輩たちにも圧倒的信頼を置かれていらっしゃいました。河野さんの周りにはいつも輪ができていますね。全員悪い顔をして笑っていますが(けいちる)。個人的な話になってしまいますが、私の相談にも結構本気で乗ってくださいました。その節は本当にお世話になりました。

次のステップに進んでも、河野さんはいつでもオールインして取り組むのだろうと思います。会社が三田キャンパスとも近いと聞いたのでぜひ疲れた時は呼んでください(さらに疲れさせるかも知れませんが)。生まれ変わった日吉キャンパスに走りにきてくださるのも大歓迎です。今後のご活躍も心から楽しみにしています!VAMOS!  園田

 

神田陽向(中距離ブロック長・理工)

『骨折』

走りの調子が上がった時に限って、体調を崩してしまったり、きついことがあったり、、
ラストイヤーには、疲労骨折に苦しめられたり、、笑
心や身体がポキっと折れてしまうことも多々ありましたが、まさに骨折が治癒していくように、折れる度に折れたところから強くなることができました!

なんだかんだ、どん底から這い上がるために必要だったのは、焦りとプライドだったような気がします。

後輩の皆さん、陰ながらではありますが、日吉でずっと応援しています!


私は神田さんと出会って2年目なので強い状態の神田さんしか知りませんが、その中でも神田さんは逆境を超えてどんどん強くカッコ良くなっていました。

いつもレースの際に私の胸をアツくさせてくださる神田さん。特に関東インカレに懸ける想いは誰よりも強かったと思います。準決勝当日はまさに「魂の走り」をしているしなやかでかっこいい神田さんを見て涙が堪えられませんでした。応援メッセージで衿菜さんがおっしゃっていた、神田さんが一番「美しい」選手だというのが全てを表してくださっていると思います。

2023関東インカレ9日前!応援メッセージ

ご自身の競技に関してはもちろん、今シーズンはブロック長として中距離ブロックをまとめる姿、さまざまな新しいことに挑戦して何度もブロックの関係を良好に築く姿は理想そのものだったと思います。時々全てを背負ってしまっているのではないかと思っていましたが、それでもいつもと変わらず接してくださる神田さんは最高のブロック長でした。

生粋の神田さん推しからすると、神田さんの引退は本当に本当に寂しいです、、。ですが、引退前に滑り込み(ギリギリアウト?)でサシご飯の約束が取り付けられて私は非常に嬉しいです!今後のご活躍を心からお祈りしております!  園田

 

平田知基(中距離・法)

『打開』

マリオカートには「打開」というテクニックがあります。打開とは序盤あえて順位を下げて、強いアイテムを下位で厳選した上で、終盤にかけてそのアイテムを駆使して一気に順位を上げていくものです。マリオカートは陸上競技と同様、順位(タイム)を競うレースゲームなので、このテクニックはレースを勝つ上では矛盾しているように思われます。ただ終盤、周りが強いアイテムを持っていない中、自分だけが強いアイテムを持っている状態で一気に駆け上がることが出来て、最終的に良い順位でゴール出来る可能性が高いため、この方法は合理的とも言えます。これは陸上競技においても大事なことだと個人的には考えています。そしてそれは①練習面②試合面の2つの場面で想定出来るでしょう。具体的に、①怪我で練習が出来なかったり、練習相手に負けるなど沈むこともあると思います。それでも補強やウエイトなど強い武器を身につけた上で怪我を乗り越えて練習を続けるうちに勝てない相手に勝てたりなど、ある日「打開」出来ることもあると思います。②また、レースの序盤はあえて力を溜めるために下位に控えて、終盤に一気に先頭に出てゴールする戦術も合理的な「打開」によるテクニックだと思います。僕は残念ながらあまり打開出来ませんでしたが(?)、後輩の皆さんにはまだまだ時間があるため、どうか「打開」して陸上競技生活を豊かなものにしていただきたいなと考えています。頑張ってください!


大学3年生の頃から一定期間走れない状況が続いていた平田さん。よく300や400などの短い距離を走っている印象の平田さんは復帰直後に、平田が走ってる!と4年生に囲まれその愛されキャラぶりを披露されていました。

そんな平田さんの引退noteを先日拝見いたしました。ゲーム実況されているのですね!他にも知らないことだらけで、もっともっと話しておけばよかったと後悔しています。

noteには私たち後輩に対するメッセージも書いてくださっていました。「明日が最後かもしれない」と思いながら競技をしてほしい。これは本当にそうだなと思います。いつ何が起こるかわからないので、私も毎回「明日が最後かもしれない」と思いながらサポートしようと思います。

平田さんの引退後のご活躍も心より楽しみにしております!

大木啓矢(長距離・法政)

『プライド』

大学2年生の途中まで持っていたプライドは結果の出ない日々につれて無くなっていきました。ただ、4年生になってからはいい意味で周りの人の期待、応援もあってそのプライドが復活し、絶望的な状態から最後に予選会を走れるところまでいけました。
プライドを折るというのは時には大事ですが、「結果を出せない自分から抜け出す」というプロセスにおいて、プライドは必要不可欠なものだったと思います。後輩にはここぞという時、結果が出ないときこそプライドを持って走ってほしいと思います。


今回、長距離ブロック4年生へメッセージを残させていただきます2年長距離マネージャーの中井です。

大木さんのキャラクターはブロックを問わず多くの人に愛されています。今年の箱根予選会メンバーの中で部内のファン数が最も多かったのは間違いなく大木さんだと私は断言できます。大木さんは周りからの期待や応援がプライドに変わったと書いていますが、それは大木さんの人柄あってこそです。
私個人も大木さんの後輩想いな部分が大好きです。マネージャーというスポットライトの当たらない役割を持つ私にも優しい言葉をかけていただきありがとうございました。予選会後、長距離部員同士で声を掛け合い、話し合う時間があったと思いますが、私は大木さんの言葉が1番身に染みて、1番泣いてしまいました。

私も自分なりのプライド探してみます。4年間お疲れ様です!

黒澤瑛輝(長距離・総合政策)

『愛』

4年間、みんなからは沢山の愛を貰いました。
辛い時に優しいことばをかけてもらったり、時には喝を入れてもらったり。どんな時も、みんなからの愛を貰っていたと思います。今の僕はみんなの愛で埋め尽くされてます。本当に仲間に恵まれました。
箱根にも出られず、結果もほとんど残せなかったけど、それ以上に大切なものを得ることができました。


黒澤さんが4年間の締めくくりに『愛』という言葉を選んだところに、長距離チームが強い絆でつながっているのだと改めて確信できました。4年間毎日寝食を共にし、日々の練習や夏合宿を乗り越えてきた仲間との経験は長距離の道を選んだからこそ味わうことができたと思います。

予選会翌日には合宿所から出ていった黒澤さん。あまりにも早い退寮には予選会翌日に東海長を走ったメンバーも驚きです。出ていくのが早すぎたので、またすぐに顔みせに来てください!今までありがとうございました。