【試合報告】第100回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会(2023/10/14)

こんにちは。
3年長距離マネージャーの小林です。

2023年10月14日に陸上自衛隊立川駐屯地~国営昭和記念公園~立川市街地にて開催されました第100回東京箱根間往復大学駅伝競走の試合報告をさせていただきます。

今年は2019年ぶりに応援の規制がなく、本来の箱根駅伝予選会の姿を取り戻した年でもありました。
応援のパワーは凄まじく、スタート地点からゴール地点まで途切れることのない観客の方々の姿がとても印象的でした。慶應の選手をはじめ、多くの大学の選手が背中を押されたことでしょう。
応援に来てくださった皆様、熱い声援を送っていただき誠にありがとうございました。
この場をお借りして、感謝申し上げます。

また、慶應義塾は昨年同様クラウドファンディングを実施させていただきました。
皆様のお陰で、予選会突破への鍵となる夏合宿を行うことが出来ました。心より感謝申し上げます。
確実に力を付け、チームの合計タイムは約18分、一人当たり2分程度縮まりましたが、ボーダーは9分跳ね上がり多大学の強さ、長距離界のレベルアップを実感しました。

しかし、一年でここまで成長できたこと、今年の上位10名がまだ部に残ること等希望はたくさんあると考えております。来年、箱根路に立てるようこの一年抜かりなく練習を続けてまいります。


総合順位:22位 総合タイム:10:49:20

チーム1位:木村有希(総3・葵)1:02:30

多くのご声援ありがとうございました。チームとして目標とした結果には遠く及ばず、苦しいレースになりました。過去最高のチームだと多くの選手が自信を持ってスタートラインに立つことができましたが、それ以上に他校との力の差を痛感させられるレースだったと思います。他校に比べチーム全体として実力が足りておらず、それを引き上げられなかったことに悔しさと責任を感じています。来年から4年生となりますが、大学での競技生活はもう終わりに差し掛かっているので、今からラストイヤーのつもりで自分の競技力も総合力も上げていって、他校と勝負できる力をつけていきたいと思います。12月に記録会が控えているなど足踏みしている時間はないので、反省をして、切り替えて次のレースから結果を出していきます。

チーム2位:田島公太郎(環3・九州学院)1:03:06

個人としても日本人トップ/塾記録を目指していただけにかなりの悔しさが残ります。そして何より4年生を連れて行けなかったこと、やりきれぬ想いでいっぱいです。しかし同時にここまで悔しいと思えるこのチームに携わることができ、改めて幸せだなとも感じました。この感謝を感動にして恩返しするためにも、絶対に行かなければなりません。
皆が100%を出し切っても届かなかった本戦、ここから待ち受ける一年は想像を絶する苦しみを伴うとは思いますが、「慶應義塾大学で箱根に拘る意味」を再考し燃え尽きに参ります。
たくさんの応援、誠にありがとうございました。

チーム3位:安倍立矩(理3・厚木)1:04:11

万年68分台しか出せなかった自分が、前半から日本人先頭集団に食らいつく勝負に出られたり、打ちあがっても大崩れすることなく64’11”でまとめることができたりと、自分の全力を出し切ることができたレースになりました。しかし、個人でもチームでもほとんど全力が出し切れたにもかかわらず、箱根駅伝出場を決め切ることができませんでした。箱根駅伝への切符をつかんだ大学との差は何なのか、もう一度考え直して、「31年ぶりの箱根駅伝出場」という結果で皆さんにお返しできるよう、1年陸上競技に向き合っていきたいと思います。クラウドファンディングや当日の熱い声援のおかげで、この1年間大きく成長することができました。本当にたくさんのご支援ありがとうございました。

チーム4位:鳥塚健太(理3・市立金沢)1:04:46

皆様のご支援、ご声援、本当にありがとうございました。

今回の予選会は、シーズン前半に味わった苦しみ、悔しさ、全てをぶつけてやろうという気持ちで臨みました。個人としては、持っている力は出し切り、事前に立てた目標をクリアすることが出来ましたが、予選会はあくまで勝負の世界。記録では無く、自分よりも上にいる他大学の選手達を倒さなければいけませんでした。

来年はタイムを上げていくことに加え、順位にもこだわり、今年より多くの他大学の選手に勝って、本選出場を決められるよう頑張ります!!

引き続き温かいご支援、ご声援の程よろしくお願いいたします。

チーム5位:佐藤瑞(政1・慶應義塾)1:04:54

チーム全員ほぼ当初の設定タイム通りだったにも関わらず総合22位、箱根本戦出場の厳しさ、他大学との差をつきつけられる結果となっりました。個人では目標であった64分台で帰ってくることはできましたが、初ハーフへの不安と緊張が抜け切らず13キロ過ぎまで余裕を持った走りになってしまいました。20位の筑波大まではあと13秒、そこまでは自分の前半の走り方だけで全然どうにかなったなった範囲であると思うと詰めの甘さを感じます。こういう個々の削り出しが本戦出場を近くするので来年は言い訳無し、全力で最初から攻めていこうと思います。最後になりますが予選会当日沿道で声援を送り続けてくれた方々、本当に嬉しかったです!これからも応援したいと思っていただけるような頑張りをこれから見せていくので来年もどうか力を貸してください、よろしくお願いします。

チーム6位:東叶夢(環2・出水中央)1:05:41

先日は応援ありがとうございました。
序盤からハイペースでレースを進めたので辛い時間が長かったのですが、少し走ったら慶應ののぼり旗があって、そこにはたくさんの応援してくれる人がいる。この安心感はとても大きく、「次の旗の所まで頑張ろう」と皆さんの応援がまるで給水かのように僕を助けてくれました。
来年こそは必ず箱根駅伝出場を決めます。ハチマキ巻いて気合い入れて1年間頑張りますので、引き続き応援の程よろしくお願いします。

チーム7位:田口翔太(政3・慶應志木)1:05:42

まずは、当日たくさんの応援ありがとうございました。有観客での予選会は初めてだったので去年との応援の規模の違いにとても驚いたと同時に感動しました。
去年は出走することが目標でした。しかし、そこから今年は自分が慶應の箱根出場に貢献する選手になるんだ!という思いで予選会まで取り組んできました。そのおかげで2年生の頃とは比べ物にならないくらいの熱で競技に向き合ってきました。
予選会当日、自分でタイムを確認したのは15㎞地点の1回。46:22というタイムで通過し、頭の中では「去年なら180番以内に入っている、行ける」と考えていましたが、結果は本選出場には届きませんでした。後にテレビで63分台、64分台で多くの選手がゴールしているのを見て唖然としました。
今の自分の力を発揮したと思います。それでも届かなかったから来年はもっときついと思いますが、最終学年として意地を見せて競技にとことん向き合おうと思います。

チーム8位:鈴木太陽(環2・宇都宮)1:05:46

サポートご声援ありがとうございました。今年のチームが好きで、今年のチームで箱根路を走りたかったからこそ、悔しいという言葉ではまとまらない様々な感情があります。
タイムは今の自分の実力と認めざるを得ないものですが、ラスト3kmで多くの人に抜かされてしまったことや中盤攻めきれなかったこと等、課題も多く残りました。
また、はじめてロングのレースである程度の手応えを掴めたからこそ、それでもまだまだ足りないという上を目指すことの怖さも感じてしまいました。
しかし、総じて言えるのは今年の予選会に向かうチームと自分自身の空気感はとても楽しかったということです。本気でターゲットを狙うことは楽しいという感情をこの先も忘れないようにしたいです。来年の予選会と再来年の箱根駅伝では3回りも4回りも強くなった姿をお見せできるよう夢中になって競技と向き合います。引き続きご声援よろしくお願いします。

チーム9位:渡辺諒(法2・慶應義塾)1:06:21

初の予選会は今までで最も楽しく、悔しいレースでした。沿道の大声援を浴びながら走れる時間はとても幸せなものでした。一方で目標としていた64分台には遠く及ばず不甲斐ない走りをしてしまいました。
チームとしては当初の設定に近いタイムで走ったにも関わらず、22位という結果で他大との力の差を痛感しました。4年生を箱根に連れていけなかった、支援、応援してくださった方に応えることができなかった、ただただ情けない気持ちでいっぱいです。
木村さん、安倍さん、田島さんに頼りきってしまっている現状では今までの繰り返しになってしまいます。来年は自分がエースとなりチームを引っ張ります。
もう広場で悔し涙を流すのは充分です。箱根本戦を決めみんなで若き血を歌えるよう精進して参ります。
最後になりますが、沢山のご支援ご声援誠にありがとうございました。

チーム10位:橘谷祐音(理3・新潟)1:06:23

今年の予選会は人生で一番悔しい日でした。昨年の予選会はチーム12番手で悔しいよりも自分の弱さが情けないという感情でした。今年はというと、今できる最大限の走りをしたのにも関わらず、突破争いに関われなかったことが悔しくてなりませんでした。涙を抑えきれませんでした。今までお世話になった人たちの顔が浮かんできて申し訳ない気持ちでいっぱいです。それでも私たちには止まっている時間はありません。10位とのタイム差は昨年から約7分詰まり、10分57秒となりました。4年生が3人抜けた穴を埋めたうえで7分です。今年は1-10位が3年生以下なので空く穴がありません。この11分をなんとしても詰めなければなりません。何よりも自分が強くなり、1年後ラストチャンスでリベンジを果たします。

チーム11位:黒澤瑛紀(総4・新島学園)1:07:38

朝早くから、僕たちへの沢山の熱い応援、本当にありがとうございました。
4年生として、結果で何一つ恩を返せず、最後の最後まで後輩頼りになってしまい、本当に情けないの一言に尽きます。
この大学4年間、本当に苦しいことばかりで、何度も逃げ出したいと思ったこともありましたが、皆さんの温かいご支援、熱い声援のおかげで、3度も箱根駅伝予選会のスタートラインに立つことができ、最後まで全力で駆け抜けられたと思っています。
僕たちが味わったこの悔しさは、来年後輩たちが必ず晴らしてくれると思いますので、今後とも長距離ブロックへの熱いご支援、ご声援よろしくお願いいたします!
そして、今まで僕に対して沢山応援してくださり、本当にありがとうございました!最高の競技人生でした!

チーム12位:尼子夏年(政3・慶應義塾)1:09:03

応援ありがとうございました。初めての公式戦は、きつさ9割、楽しさ1割でしたが、慶應ののぼりの前を通るたびに力をもらえました。ラストイヤーの来年は、必ず箱根路への切符を掴み取ります。
感想としては、自分がチームを引っ張る走りをする必要があったのに、そして、その力があったのに、不甲斐ない走りになってしまい、ただただ悔しい。持ってる力を出し切る力がまだまだ足りていなかった。この力は場数をこなすことでしか身につかないので、冬シーズン、春シーズンは離脱なく、5000m、10000m、ハーフの全てで記録を狙っていく。
チームも個人も確実に強くなったが、それでも他大学とはまだまだ差があることを痛感した。と同時に、1年間継続して練習ができれば、喰える位置にいることもわかった。まずはこの冬、10000m29分台を出す。


以上で試合報告とさせていただきます。

最後までご覧いただき、またクラウドファンディングをはじめ応援してくださり誠にありがとうございました。
厚く御礼申し上げます。