箱根予選会1日前!~目標宣言・応援メッセージ④~

こんばんは。3年マネージャーの甘利です。
いよいよ、箱根駅伝予選会前日となりました。本日最終日は、貝川裕亮(環境4)、前原裕磨(法政4)、森田剛史(経済4)をご紹介致します。大黒柱としてチームを牽引してきた、4年連続4回目の予選会出走となる3人への熱い応援メッセージ、是非最後までご一読下さい!

貝川裕亮(環境4・美濃加茂)

目標宣言:本戦出場!集大成をお見せします!

他己紹介

漢気を愛し、皿洗いに好かれた漢、貝川裕亮。

普段の彼は、いろんな人とコミュニケーションをとって、場を和ませ、そして楽しませてくれる人物です。その笑顔の輝きは誰にも負けません。

そんな彼ですが、練習への姿勢は一級品です。どんなに時間がなくても練習前のエクササイズ、練習後のケアは欠かしません。その成果もあって、ケガといえば貝川だよねといわれている状態から、今年は長期離脱なくコンスタントに練習を積み、メキメキと力をつけてきました。
また、ポイント練習においても、苦手であったロングインターバルを克服するだけにとどまらず、垂れかけている選手に檄を飛ばしたりして、積極的に練習の雰囲気を作ってくれました。そんな最上級生としての意地を見せてくれる貝川さんは自分にとって一番箱根に連れていきたい大好きな選手です。

そんな努力もさることながら、長距離ブロックのために競技の合間を縫って様々なタスクをこなしてくれています。例えば、HOSHINA Companyの社員として、毎日洗濯物を嫌な顔せず干していたり(笑)、我々の活動を外に発信する広報活動、先日まで行われていたクラウドファンディングの運営に関してもOBさんと連携をとりながら尽力してくださりました。
今の長距離ブロックは貝川さんなしでは動かないといっていいほどとても大切な存在です。

そんな彼の努力をみんな知っているからこそ、周りの人が自然と応援したくなるようなたくさんの魅力にあふれる選手です。予選会頑張ろうね。

by安倍立矩

左から貝川、安倍

From渡部稜介(長距離OB・21年卒)

お久しぶりです。覚えていますでしょうか。渡部です。
日吉にはいまだにちょくちょく行きますが、長距離には顔を出せていないので久しく話していない気がします。
しかしながら、さすが元マネージャーというべきか、ツイッターやらインスタで君のことはよく知っているつもりです。同志社戦での優勝や、先日の10000mの記録などで、調子自体は上向きになっているかもしれませんね。ただ、君に限らずチームの状況は今年に入ってからはそれほど良いものとは、少なくとも僕の目には映りませんでした。


ただ、それでもここまで調子を上げてきているのは、最上級生のみんなの力がとても大きいのではないかなぁと思います。特にその中でも貝川は、僕は箱根に対する想いが一番強いと思っています。印象に残っているのは、2年前の予選会。チームとしては100%の力を出し切り、それでも19位に終わってしまったあの日。正直僕は、当時の状況を鑑みれば学生連合への派遣や順位のジャンプアップ、個々人のタイムからもちろん悔しいですが、結果にはある程度満足していました。しかし、雨の中テントで保科さんの振り返りを聞いている君が悔しさのあまり泣いていました。本当に鮮明に覚えています。君の本気度は、あの頃から変わっていないどころか昨年の悔しさもあり、今ではかなり高まっているのではないでしょうか。その強い想いがチームにも波及しての今の状態だと信じています。
走力面でも、貝川の印象は“安定”です。練習から試合まで、期待された結果をある程度出してきたのではないでしょうか。その安定感は、実はチームの安定にもつながっているのだと思います。外さない存在はスタッフ陣から見ても頼りになります。
こう考えると、君は精神面でも、走力面でも、きっとチームを支える大きな存在です。数年前の岐阜から出てきた変なやつという僕の思い出は、塗り替えなければいけませんね。

話は少し変わりますが、2年前のほぼ同じ日の僕のリレーブログで綴った君へのメッセージを覚えているでしょうか。
「引退して試合とかに応援に行った時、足の速い田舎者じゃなくて、慶應の頼れるエースとなっている姿がみられるといいな」
今の君はどうでしょうか。精神でも走力でもチームに貢献してくれる君のことを、少なくとも僕はエースだと信じています。ただ、今のままじゃ箱根はいけません。明日は君の持ち味の安定感は不要です。大爆発させてください。明日、殻を破らないでいつ破るんだって話です。今年箱根に行けなかったら、君は一生箱根路を走ることはできません。悔しい想いを今後の人生で一生背負います。もう悔しくて泣いてほしくありません。最後の予選会は、喜びの涙で飾ってください。
明日、残念ながら応援には行けませんが、心から応援しています。ぜひ、お正月には応援に行かせてほしいです。僕は2年間君のサポートをして、そのほかにもたくさんの人と関わって今の君があります。その人たちの期待を背負って、全員を箱根に連れていくんだという気概を持って、全力で走ってきてください。期待しています。

 

From杉浦慧(長距離OB・22年卒)

貝川へ

 

「貝川が箱根に行ったら、俺ら泣くな。」最近、僕ら同期がしきりに話すことです。

 

この1年、誰よりも成長しているのは貝川くんあなただと思います。

 練習では最上級生の自覚を持って引っ張ってきたし、普段の生活でもそのアツい責任感をもとに行動していました。広報では大人の意見を汲みつつ活動してくれましたね。僕らの代がお邪魔したときも、相手役を買って出てくれます。いつも本当にありがとう。

多方面で躍動しているのを見て、頑張っているなあ、とみんなで話していました。

 

 この1年、例年の課題であった怪我をついに克服したように思います。いつも練習にはちゃんといるし、なんなら上位で終えていますね。

 以前「脚問題ないか?」と誰かさんを真似て聞くと、あなたは、「痛いけど、やるしかないですからねえ。」と答えてきました。気合い入ってんじゃねーか。

 

 この1年、特にこの半期、これらの努力が報われていました。慶同戦では、箱根ランナーと慶同戦巧者を抑えて優勝しました。先日の記録会も組上位、チーム内でも2番手。

『4年間で最上の状態』を、4年のこの時期に持ってくるのは非常に難しいことです。しかし、あなたはそれを叶えていると思います。舞台は整っていますよ。

 

 

 この1年、部員だとおそらく一番かかわりのあった貝川くんに応援メッセージを書くことができてとても嬉しいです。でも、君が箱根に行ってくれたら、もっと嬉しい。

昨年の予選会振り返りで、当時の4年を箱根に連れていけなかったことを悔いてくれていましたね。今年でもいいからさ、頼むぞ。

 

「この1年」をぶつけてください。

僕らが見えていないところまで、絞り出していると思います。

誰もが認める努力量。その諦めない姿勢に加えて、今年は責任感も持っています。君の強みが最大限に活かされるときです。

 

その素直さと、努力が、報われますように!

前原裕磨(法政4・熊谷)

目標宣言:箱根駅伝本戦出場!! 人生最高の走りをしてチームで箱根路へ!

 

他己紹介

今年一年、キャプテンとしてチームを牽引してきた前原さん。 
夏合宿では積極的に前にでて後続を引っ張っている姿が印象的でした。その積極性が現在の良いチーム状況につながっていると感じています。
最後の予選会はのびのび走ってください!下級生も意地の走りで応えます。

by木村

 

From大上椋輔(長距離・経済4)

前原へ

応援メッセージを任されました、大上です。

まずはこの1年間駅伝主将お疲れ様。駅伝主将として自分が強くなることだけでなく、チームが強くなるにはどうしたらいいのか考え、他にも外部との仕事が増えたと思うけど、よくこの1年間頑張ってきてくれたなと思います。僕は前原が何をしてきたのかあまりわかってないので全く共感できてないと思うけどごめんやで。

前半シーズンは本当に結果が出ない苦しいシーズンだったと思う。なんなら2年生の冬以来ずっと苦しい期間だったと思う。あまり前原と深い話をしてこなかったし、たぶん辛くても人に言うような性格じゃないだろうから、こんな苦しい期間をどんな思いで練習を積んできたのか、怪我で練習を積めたことがない僕には全くわからないけれど、そんな思いをしながら続けてきた前原陸上もここまできたよ涙

前半シーズンも夏合宿でも、「やばい、足めっちゃ痛い」といいながらも、持ち味のタフさで痛みに負けず、練習だけは腐らずに人一倍積んできていて感動涙

今年の予選会は久しぶりの公園コース。気温は今天気予報を見てみたら高い予報。12月に1番ピークを持ってこられる前原にとっては良好な環境とは言えないかもしれないけれど、こんなタフな環境なら、足の速さよりも、この4年間培ってきた前原のタフさがあれば乗り越えられるはず!!🔥🔥

予選会ではチームを気持ちでも背中でも引っ張る前原のめちゃめちゃかっこよくて惚れてしまうくらいの「もぉー、男の子やの」な姿が見たい!!

あっさい応援メッセージになっちゃってる気がする!!知らん!!走れ!!!!

 

From鯉渕温子(サポート・法法4)

まえくんへ!

四年目だぁ。文才が光りすぎて何度この応援メッセージが君の背中を押してきたことか。
でも今年は、かっこいい文章とか言葉とか気にせず伝えたいことを伝えますね。

一緒に迎えた最終学年。
上に立つ身としてどこかで、今年は無理だという雰囲気をチーム内からも周りからも感じるようになりました。勝手にプレッシャーを感じて勝手に自暴自棄になりました。少なくとも私は。
チームは正直嫌いだし、陸上も部活も嫌いだし、「明日こそ辞めてやる。困り果てればいい。」くらいにずっと思っていました。(尖りすぎ笑) 多分そんな気持ちがあなたにも伝わって、隣にいる私が、自分の引っ張るチームに対して否定的な気持ちを持っている事実が、あなたを追い詰めていたはずです。
本当にごめんなさい。

でも、私が言えることじゃないけど、二人でチームから逃げました。自分達の代に対して諦められていることが嫌と言っておきながら、自分自身が1番チームに対して諦めていました。


それでも私たちを見捨てずにいてくれた絶対的な味方がいました。
櫛野です。笑
どんなチーム状況も問題も彼になら話せました。噂として広めるわけでもなく、一緒に深刻になるでもなく、むしろ笑い飛ばし美味しいもの食べようぜなんてアスリートとしてあるまじき提案してくれる最高の友達。

もう無理なチームだと自ら距離を置いていましたが、
櫛野を機にゆっくりと周りを見渡してみると、ひたすら競技に向き合う素直でまっすぐすぎるチームメイトがいることに気がつきました。

そしていつしか彼らに引っ張ってもらっている私たちがいました。練習がキツくなってきた時に、「キャプテン!!」って大声で叫んでくれる後輩、人を頼れない私がキャパオーバーになった時に手を差し伸べてくれた同期。
なんだかんだここにいる長距離ブロック員がいなければ今私たちはここにいない気がします。

二年生の時保科さんに、「なんで前原は一年生の時の記録を超えられないのか」と聞いたことがあります。確か、自分の予想をも超えた記録が早いうちに出て、周りの期待が大きくなるスピードと自分の気持ちにギャップがあるんじゃないかとの答えだった気がします。
そこからは、圧にならないように、精神的に負担をかけないように、とかなんとか君と話すときは色々気を付けてきました。

でも今は、ほんとそんなこと知ったこっちゃねぇって感じです。

一度はプレッシャーや期待に二人揃って背を向けました。
逃げてしまったんです。
いつまで甘えんだ。

最後くらいプレッシャーに勝とうよ。
最後くらい周りの期待を味方につけようよ。
最後くらいみんなを喜ばせてあげようよ。
最後くらい主将主務らしいところ見せてあげようよ。

当日走らない同期、後輩、まだ在籍していない高校生。
彼らには本当に救われました。
彼らのためにも走ろう。
彼らにちょっとかっこいいとこ見せてやろう。

21.0975kずっと一緒に闘います。
わたしたちでやってやりましょう。

では、牛タン食べにいこか〜

 

左から小倉(1)、前原(4)

森田剛史(経済4・慶應藤沢)

目標宣言:1秒でも早く、1つでも上の順位でゴールへ

 

他己紹介

 

練習や試合で心配になるほど出し切る120%全力男!そんな森田さんの魂揺さぶる走りに乞うご期待下さい! by鳥塚

 

From長谷部真希(サポート・法政4)

大変僭越ながら関カレに引き続き、森田の応援メッセージを書かせていただきます、トレーナー4年の長谷部です。

本当に私でいいのか不安ですが、最後の予選会、そして悲願の箱根路へのスタートラインに立つ森田に向けて、精一杯の激励の言葉を贈ろうと思います。

 

先日、4本目となる森田宛てのミサンガを編んでいて、冷静に4年連続予選会ミサンガをもらえているのすごいなと、ふと思いました。

森田が1年生で予選会のメンバー入りを果たしたことを聞いた時、とっても誇らしく、嬉しくなったのをよく覚えています。
ワクワクした気持ちで1本目のミサンガも編んでいました。

でも4年目ともなると、逆にメンバー入りしてない方がおかしいくらいの頼もしさがありました。
メンバーが発表される前に「今年も予選会ミサンガは森田のかな」とか考えるくらい、ごく自然にメンバー入りしてました。

君は4年間、当たり前のように長距離のエースとして活躍していたけれど、それって本当に難しいことだと思います。
私なんかが想像もできないくらい、大変なこともたくさんあっただろうけど、常にトップを走り続けてきた森田だからこそ、描ける結果があるし、見せられる景色があるはずです。

 

完成したミサンガを渡した時、「今年の目標は出走することです!」なんて言ってたけど、君はもっと大口叩いてる方が君らしいんじゃないでしょうか。

それに最後のミサンガ、1番気持ち込めて編んだんだから、それに見合った結果を見せてもらわないと困る!

 

予選会はゴールじゃなくて、スタートラインです。
箱根へのきっぷを、森田自身の手でもぎ取ってきてください。


森田が見せてくれる景色を、楽しみに待っているね。

 

From杉浦慧(長距離OB・22年卒)

森田へ

 

まずはこの場をお借りして、ちゃんとお伝えさせてください。

本当にありがとう。

昨年、森田がいなかったら、僕は早々にリタイアしていたと思います。

 

去年はずっと一緒に練習していました。本当に、練習パートナーって感じ。箱根が終わってから、塾記録を出した10000までの練習も、関カレまでも、僕ペースについてきてくれたのは森田だけで、時には僕の前を走って、共に強くなりました。森田がいてくれたおかげで、4年の練習は死ぬほど楽しかったです。

 

練習だけではありません。ハワイも一緒。ゼミの日時も一緒。だから三田までも一緒に行く。同部屋で一緒。じゃんけんだって誰よりもやり合った相手です。日曜に実家へ帰るときには、いられるところまで一緒に帰る。こうやって書くと、ちょっと気持ち悪いな。

 

でも、なんでこんなにも一緒にいられたのかな、と考えました。それはおそらく、同じ“信念”を持っていたからだと思います。

 

入学当初からの森田はずっと、粗削りの選手ではありました。センスはピカイチだけど、気分屋さんだし、何よりガキです。笑

でもね、いい子なんですよ。死ぬほど素直で負けず嫌いってのも最高です。しかも4年の今までも、ずっと一貫しているのが、また最高だ。

 

上で書いた“信念”とは、長距離という種目に対して、素直であるということです。

それを強く持っていてくれた森田には、大変救われました。

 

今年度は、序盤から森田にかなり強く当たってしまいました。「最後通牒」を出した時もありましたね。その時も言いましたが、僕は、誰よりも、森田に期待しています。

 

あ、だから頑張れってわけじゃないですよ。

この1年、イチバン苦しんだのは、間違いなく森田だよ。何度も辞めようと思っただろうし、自暴自棄にもなっていたね。もう頑張り切っているさ。本当に、よく頑張ったね。

 

そこら辺を乗り越えた。もとより、覚悟が決まったらいつも以上の全力が出せる力も、チームでは森田がダントツさ。

決めてくれ。箱根の景色も、“一緒に”語ろう。

 

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左から森田、貝川、安倍(2)、鳥塚(2)、田島(2)

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以上となります。いかがでしたでしょうか?

大きな背中を見せてくれていた105代が卒業し、戦力ダウンと言われたこともありました。

どれだけの逆境の中でも、常に前だけを見て、諦めずにここまで練習を重ねて参りました。

 

集団走やポイント練習では常に4年生が引っ張りに徹してくださいました。このように常に競技に真摯に向き合い、後輩のことを第一に考えてくれる105代目の背中は大きく、私たちの中で常にチームの中心にいてくださった最強の世代です。

明日は全員が最後の1秒まで削り出してほしいです。絶対に最後まで諦めないでほしいです。

ここまで頑張ってきた自分、走ることが叶わなかったチームメイト、競走部員、保護者の方々やOBOGの方々など応援してくださっている全ての方々の思いを乗せて駆け抜ける21.0975kmにぜひご注目ください。

 

今年も残念ながら学連から観戦自粛の要請がありましたが、

日本テレビ系列にて9:25~

また、TVerでも中継が配信される予定となっております。

スタートは9:35です。

是非テレビの前でのご声援、また、SNSを通じての温かいご声援の程、何卒よろしくお願い申し上げます!

以上です、失礼致します。