4年生特集①
こんにちは、3年マネージャーの原田莉々子です。
先日行われました箱根駅伝予選会をもって2021年度のすべての公式戦が終了しました。
今年もほとんどの試合が無観客での開催となりましたが、多くのご支援・ご声援は確実に選手たちの力になっていたと思います。この場を借りて心よりお礼申し上げます。
11月以降は多くのブロックが冬季練習に入り、長距離は記録会に出場していくことになります。
一冬を超えて、より強くなった競走部をお見せ出来るよう、頑張って参ります。今後も変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。
さて、本日からは4年生特集です。
最後の1年間だけでなく、入部当初から競走部を支え続けてくださった104代の選手たちが、10月30日(土)に行われるオール慶應陸上祭をもって引退します。
マネブロでは、4年間を表す一言・4年間の総括を紹介していきます。是非、ご一読ください。
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赤松拓実(短長/経済)
「万馬券」
▶僕が万馬券的中したのは3回。(馬連200倍、馬単250倍、3連単500倍)
僕が大きな怪我をしたのも3回。(肉離れ×2、疲労骨折)
馬券が当たったときは本当に嬉しく「また当てたい」と思い、怪我をしたときは「もう2度としたくない」と思う、全く逆の感情を抱く経験を同じ回数してきたことは、偶然ではないでしょう。
試合にも満足に出られず、結果を見れば良いところなしの大学陸上でしたが、この4年間は本当に幸せでした。万馬券的中で手にする大量のお金では買うことのできない、素晴らしい仲間たちと、素敵な時間を得ることができたのですから。
苦しいことの方が多い4年間だったかもしれませんが、最後まで、“短長に対する想い”“競走部に対する想い”、ちゃんと伝わってきました。自分の意志をしっかり持っている赤松さんは、きっとどんな場所でも活躍できる人です。
本当は、「赤松さんのあの軽やかな走りがもっと見たい」と思っていました。
競走部であまりサポートが出来なかった分、次のステージでの活躍を心から応援しています。4年間お疲れ様でした。
阿川公希(短長/商)
「縁」
▶競走部でたくさんの人と巡り合い、自分1人では決して見ることの出来なかった景色をたくさん見ることができました。
本当に幸せで楽しい4年間でした。
「選手ありき」で成り立つマネージャーの立場にいて、阿川さんのような選手に何度助けられたか分かりません。
いつだって前向きに競技と向き合う阿川さんに、たくさんの刺激をもらっていました。
阿川さんほど”ひたむきに、泥臭く、素直に”頑張ることが出来る選手は他にいません。目標に向かって真っすぐに努力してきた日々は、どんな形でも実を結ぶと思っています。
でも、まだまだ走っている姿が見たいです。
あと、午後の部室に漏れるあいみょん、最高に好きでした。
阿部一輝(短短/商)
「感謝」
▶怪我に始まり怪我に終わった大学陸上でした。苦しいことも多かったですが、それと同時に、競走部員や両親など、色々な人の支えの上で競技に打ち込めていたんだなと、再認識することができました。
4年間を終えて感じるのは、心の底からの感謝です。今まで本当に、ありがとうございました。これから待ち受ける修羅の道も、なんだか乗り切れそうです。
調子が良いときも、怪我で苦しかった時期も、変わらない姿勢で努力し続けてきた阿部さん。マネージャーとして出来ることは微力でしたが、いつも心から応援していました。走りの中で気づいたことをマネージャーの私にも共有してくださり、学ぶことが多い日々でした。
ラストラン、皆が楽しみにしています。
また、会計のお仕事もお疲れ様でした。
部のために多くの時間を割いてくださったこと、頭が上がらない思いです。すごく頼りにしていました。ありがとうございました。
伊藤拓朗(短長/理工)
「越冬」
▶4年間が辛いことの連続で、まさに厳冬のようでした。でも多くの人に支えられたおかげで、今日まで陸上を続けることができました。大学院では、春を迎えることができるように精進していきます。
いつも拓朗さんのEvernoteを拝見していました。怪我に苦しんだ時期も長く、思うように練習が積めないもどかしさもあったと思いますが、自分の身体の声を聞きながら、真摯に競技と向き合っていたことを知っています。
仲間を巻き込みながら、コツコツと努力してきた姿から後輩たちが学んだことは多かったと思います。
思いのほかお茶目な一面も、👍です!
お疲れ様でした。
岩政亮汰(短長ブロック長/経済)
「GIANT KILLING」
▶常に自分より『強い相手』を倒すために、現状から限りなく『高い目標』を達成するために、”速さ”を追い求め貪欲に努力した4年間でした。
そこに0.01%でも可能性があるなら”GIANT KILLING”を胸に駆け抜けて来れた気がします。
この4年間、辛かったことも成し遂げられなかったこともたくさんありましたが、自分の陸上人生に一片の悔いはありません笑。
全身に爆弾を抱えながら、なんだかんだ一番走っていましたね。
2019年の夏合宿で、一人大谷さんに食らいついていった無鉄砲な走りが今も忘れられません。あの時から「絶対に速くなって欲しい」と思ってサポートしてきました。
そんな選手が全カレの決勝の舞台で掲げたKマークが何とも言えないほど誇らしく、こみ上げるものがありました。
岩政さんのおかげで、選手の成長を近くでサポートできる楽しさを味わうことが出来ました。心から感謝しています。
ブロック長としての役目も、お疲れ様でした。
大島瑠星(短短ブロック長/経済)
「神引き」
▶仲間や運に恵まれた4年間でした。
競技人生の前半は下から数えた方が早いくらいの実力で、怪我にも幾度となく悩まされ、周りについていけるか常に不安でした。
しかし、そんな自分の側にも、根気良く教えてくれる先輩・コーチや、一緒に考えてくれる同期、ケツを叩いてくれる後輩がいました。
その支えのお陰で、1人では決して見れなかったような景色も沢山みることができました。
そして今振り返ってみると、競走部での経験は陸上競技という枠を越え、人生でぶつかる様々な壁を乗り越えるための知恵へと昇華されているなと感じます。
1人の人間として大きく成長できました。
皆さんと陸上競技を通じて出会えたことこそが、人生史上最大の神引きです。
本当にありがとうございました。
(神引きとは、大富豪などの、カードの引き運に勝敗が大きく左右される様なカードゲーム全般において、強い手札を引き当てることです。つまりとても運が良いということです。)
4年生になってからのPB更新とその安定感はとても印象的でした。
何度怪我をしても這い上がってきた、大島さんの4年間の努力に敬意と労いの言葉を送りたいです。
先輩に可愛がられ、同期に信頼され、後輩に慕われた大島さんの競走部生活は、決して運だけではありません。
短短ブロック長として、リレーに懸けた思いは確実に後輩たちに引き継がれていきます。楽しみに見ていてください。
お疲れ様でした。
それ以上に、頑張ってください。
どうか、こんがり焼けた健康的なお肌を大切に。
神林竜平(短短/法政)
「為せば成る」
▶大学2年、3年と怪我やコロナで思うような結果を残せなかったが、この1年間は自分の中で必死にやった結果、最後の年に自己ベストは出なかったがセカンドベストを出すことが出来た。努力をすればそれなりに実を結ぶということで、この言葉にしました。
いつも3度見ぐらいしてから、ニコッとしてくれる神林さん。
「調子はどうですか。」と聞くと、「良い。」「悪い。」の一言しか返ってこない岩政さんと違って、色々なことを教えてくださったことが嬉しかったですし、とても参考になりました。ありがとうございます。
なかなか記録が伸びず、もどかしい思いが募っていたと思いますが、どの試合もしっかりと目的意識をもって記録を狙いに行こうとする姿勢は素晴らしかったと思います。
「為せば成る」ですね。本当に。
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各々の選手の思いが詰まった一言、いかがでしたか。
私は今、多くの時間を共に過ごしてきた4年生の方々の引退が間近に迫っていると思うと、寂しくて仕方ありません。
2020年以降は、新型コロナウイルスの影響で様々な活動制限を強いられ、試合に出ることすらままならない時期もありましたが、最高学年として「強い競走部」の礎を築いてくださったのは、間違いなく104代の皆さんだと思っています。
4年生の代にサポートがいなかったことで、学年の壁を感じることも多々ありましたが、その分104代のチームに対して強い思いを持ってサポートをすることが出来たのはとても嬉しいことでした。
後輩のサポートにも耳を傾け、何度も手を差し伸べてくださったことに感謝しています。
得られた結果以上に、目標に向けて一緒に必死になれた日々が本当に幸せでした。
「K」を背負って戦った4年間、お疲れ様でした。
いや、やっぱりあと少し。
オール慶應、一緒に盛り上げましょうね。
明日からの4年生特集も引き続きお楽しみください☺