箱根予選会3日前!~目標宣言・応援メッセージ②~
こんにちは!
2年長距離マネージャーの甘利です。
日増しに秋の深まりを感じられる季節となり、いよいよ箱根駅伝予選会が迫ってまいりました。
新型コロナウイルスの急激な感染は収まりつつありますが、感染再拡大がいつ起きてもおかしくない状況下で本大会を開催して頂けることへの感謝を忘れず、予選会に向けて万全な準備をしていきたいと思います。
昨日に引き続き、10月23日(土)に行われます第98回箱根駅伝予選会に出場する選手の目標宣言、他己紹介並びに応援メッセージを紹介いたします。
本日ご紹介します選手は、黒澤(総2)、貝川(環3)、前原(法3)、森田(経3)です。
夏以降着実に力をつけ調子を上げてきている実力者たちです。そんな彼らへの心熱くなる応援メッセージをぜひご覧ください!
黒澤瑛紀(総・2)
目標宣言:自分史上最高の走りをする。死力を尽くし、1秒を削り出す。
他己紹介:実は寝言で「ボスニアヘルツェゴビナ」なんて言っちゃいます! by森田
From田口翔太(法1・長距離)
今回の応援メッセージを書かせていただくことになりました。
予選会まで本当にあっという間だったなと思います。練習ではなかなか一緒に走る機会がないですが同部屋ということもあり普段からとてもお世話になっています。予選会まで一緒に過ごしてきて、黒澤さんは人が見てないところでしっかり準備をする人だなとわかりました。夜、僕が眠くてベッドに入る準備をしていて、机にいる黒澤さんを(携帯見ているのかな…)チラッとみると単語帳を見て勉強してたのでさすがだなと思いました。また、もちろん勉強だけでなく競技面でも朝練の前も部屋の中で少し早く起きてチューブとエクササイズをしっかりやってから部屋を出ています。そういう準備を欠かさない姿勢は僕も見習いたいと思います。そして今回の箱根駅伝予選会も黒澤さんはしっかり準備をしてきました。夏のOFF返上の実業団合宿、合宿後の日吉、富津での練習、この間の5000m刺激。それらをまとめて全力を尽くして走ってきてください。応援してます!
From空岡和(法2・サポート)
最近群馬に帰れてますか?黒澤くんへ
昨年の予選会は直前の体調不良によるDNS。その悔しさ、もどかしさ、やるせなさを果たすべく、その後の秋シーズン、持ち前の長い脚を使ったダイナミックな走りを武器にどこまでも飛ぶように走り、飛ぶように記録を更新していき、誰も止めることができないような勢いでどんどん強くなっていきました。
しかし、この春は公式戦直前に珍しく怪我をしたり、公式戦に出ることができても満足いく結果を出せていなかったと思います。期待されていて、自分としても調子が悪いわけではないのにうまく結果がついてこない状況。前シーズンの勢いを肌で感じていたからこそなおさら悔しく思う部分も多かったと思います。
それでもそれを周りに見せることなく、普段通りクールな顔をしつつも内に思いを秘めて頑張り続けた黒澤は間違いなくこの1年で本当に、本当に強くなりました。私が保証します。
しんどかった昨年の予選会、どこまでも勢いがあった秋、悔しいことが多かったこの春、とにかくきつかったであろう1か月以上にわたる夏合宿のオンパレード。
大好きだったTikTokを消してできた時間はきっと陸上に費やしただろうし、お菓子もモンスターも禁止して頑張ってきたのも全部知ってます。
前日の夜でも、当日の朝でも、これまでやってきたことを全部一回思い出して、今がすべての思いをぶつけるチャンスだ、って思ってください。
走力はもちろんだけど、メンタルも強くなったもんね?!この1年で入学した時欲しかった鋼のメンタルに相当近づいたよね??
だからこそ、自信もっていこうね、絶対大丈夫だからね!!!
同期として、1年間一緒にやってきた仲間として、全力で背中を押させてください。ポンっっっ!!行ってらっしゃい!!!
貝川裕亮(環3)
目標宣言:100%の力を出し切り、箱根路へ!
他己紹介:実はモノマネが大好きらしい。皆さんぜひ見てみたいモノマネを彼に頼んでみてください。想像以上のクオリティーです。by黒澤
From司代隼(法4・長距離)
貝川くんへ
僕が言うのもなんだけれど、君は怪我が多いね。
前回関東インカレの応援メッセージ書いた時もその話を出した気がするけど、その若干1ヶ月後、また怪我するとは思ってもいなかった。
君はよく、箱根は5区を走りたいといっている。おいおい、そんなん足で大丈夫かい?
相手は、「天下の険」なんだよ?
でも、仕方がない。
君はセンスがある。
僕は君が怪我しやすいのはセンスがあるからだと思っている。
君は確か、中学時代はバスケ部だったのに、3000mで8分台を出している。
一方僕は毎日陸上の練習をしているのに、自己ベストは9分9秒。約10秒を負けている。
これをセンスと言わずになんと言うだろう?
そして、それゆえ体の発達が本来の動きに追いついていないのだ。
君が好きな黒子のバスケでも、キセキの世代は中学時代、怪我が弱点だったらしいね。
今の3年生はセンスとか要領がいい奴が多いので、羨ましい限りです。
そのセンスは折り紙付きだから、もっと頑張ってほしい。
君はよく、大学でベストを更新していることを引き合いに、まだ成長していることを誇示するが、君ならこれくらいのタイムなら出して当たり前である。
ブレイクスルーはいつ起こってもおかしくない。だからこそ、今回の予選会は一世一代のチャンスだと思って頑張ろう。どうせだったら皆んなが見ている前で大躍進した方がいい。
それに、チャンスは何度も待ってくれない。
さて、予選会の思い出で僕がよく覚えているのは、2年前のゴール後。君が泣きながらみんなに謝っていたことだ。
確か、風邪を引いたとかで、ベストコンディションじゃなかったみたいだね。
あの年はみんな上手くいっていなかったから、君がそんなに謝ることじゃないとは思う。
ただ、それだけの責任感を持って走ってくれていたことに驚いた。当時のチームは棚からぼたもちがあっても、箱根駅伝に出れるチームではなかったのに。
その涙の意味には熱いものをとても感じた。嬉しいと同時にコイツすごいなぁ、と感嘆した。
でも、泣くほど想いがあることはいいけれど、やっぱり悔しい思いをして泣くのはもういやだね。
仙骨を故障したときに、予選会で大泣きしないように後悔しないよう1日過ごしていこうと言った気がする。
そのまま自分に返ってきそうな言葉だけど、だからこそ、ちゃんと目標を達成して、嬉し泣きしたいね。
From藤村直樹さん(BFS 長距離トレーナー)
先日、これまでのカルテを整理していたところ、貝川君のケア回数がダントツ1位でした。
彼のケアはいつも内容盛りだくさん。
「臀部が気になりますね!あと足首も…。それとふくらはぎとハムも張っている気がして。あと上半身が…。」
全身じゃないか。。。いつも筋肉はガッチガチです。どうしたらここまで自分の身体を追い込めるのか。
頑張り屋ですが、どこか不器用で抜けている岐阜の少年。それが2年前から見ている彼の印象です。
そんな彼も全日本選考会後にケガで長期の離脱。
蔵王合宿の途中までまともに走れず、「予選会は厳しいかな…」と思ってしまったこともあります。
それでも彼は泣き言一つ言わずに必死で自分の身体と向き合っていました。
空き時間にはケア部屋で念入りにセルフケアと超音波。
教えたリハビリメニューやエクササイズは毎日継続。
貝川君の「動き、どうでしたか?」という言葉から始まる反省会が、練習後のルーティンでした。
そして菅平合宿最後の20km走。
力強く走る彼の姿を見れたときは本当に嬉しかったです。
不器用ながらも愚直に誠実に自分自身と向き合い、泥臭く目標に向かって努力する。
貝川君のその真っすぐな姿勢は、僕も見習わなければならないと日々感じています。
貝川君、よく戻ってきてくれました。
苦しい思いをしながら、沢山頼ってくれてありがとう。
走り終わった後のボロボロの身体は私が何とかします。
何も心配せずに心置きなく全力を出し切って下さい。がんばれ!!
前原裕磨(法3)
目標宣言:予選会突破!!!この1年の全てのをぶつける走りをします!
他己紹介:前くんこと前原について2つ紹介。
1つ目、キツくなってくるとアゴが上がってきます。アゴが上がらないようみなさん念じてあげてください。
2つ目、実は予選会にめちゃくちゃ強いんです。最近次期ブロック長としての風格が出てきたアツい男、前原の応援よろしくお願いします! by貝川
From原田莉々子(商3・サポート)
前原君へ
あっちゃんの応援メッセージが楽しみだからって読み飛ばさないでね。
どうも、リリちゃんです
いつ会っても「今日も顔濃いね」みたいな会話しかしないけど、仲良しだと思っているし、尊敬しているところもたくさんあります。
この1年、色々なことがあったと思うけど、いつも走ることから逃げなかった君の姿を見て、沢山の勇気をもらっていました。
「頑張れ、前原」
いつも思っているけど、当日はより力を込めて、日吉から応援しています👍
From鯉渕温子(法3・サポート)
前原くんへ
君の人生を揺るがすには十分すぎる出来事が起きたけど、戻ってきてからも弱音を吐くことも一切なく笑顔で何事もなかったかのように淡々と練習していたね。(なぜか私や杉浦さんの方が見るからにナーバスでした…)
でも、去年の冬ごろ、私と保科さんに「陸上を辞めたい」と言ってきましたね。(時効だよね!?笑)
夜な夜な寂しさに駆られていることも、競技さえ上手くいかず周りと比べて落ち込んでいることも、全く知らなくて本当に驚きました。
不思議と、なぜか安心したのを覚えています。多分、いつも通り何も変わらない君に違和感を感じてたんだと思います。
大きすぎる壁に一人で立ち向かおうとしていた君が、一息つくことと周りを頼ることを覚えた気がしました。
実際あの日を機に徐々に変わって行ったと思います。周りが何か特別なことをしてあげられたわけではないけど、やっと自分で自分を労って、優しくしてあげられれようになったんだと思います。
苦しむ自分を認められるようになって、ようやく競技に集中している前原が見られるようになりました。
よくここまで頑張ってくれました。
おかえり!!!☺️
だから、今年も予選会に君がいてくれること自体が、すでに嬉しいです。
きっと私だけじゃないと思います。
ご家族、チームメイト、保科さん。
保科さんに限っては、見かけによらず?笑ほぼ毎日「前原大丈夫か?」って聞いてきました。
大丈夫。君の周りには味方しかいません。
それに無観客開催だけど、特別入場チケットを持ったお母さんがいるよね!?笑
もう無敵ですね。
今年はこれかな。
大胆にやってこい。死ぬわけじゃない。
失うものなんて何もない、なんて立場ではないけど、たくさんの味方がいるんだからどんな結果であろうと死ぬことはありません。
なら、大胆に!!!勝負に出ろ!!!
あと顎。
森田剛史(経3)
目標宣言:箱根駅伝本選出場
他己紹介:お調子者ですが、試合になると雰囲気は一変します。ガッツ溢れるダイナミックな走りに乞うご期待。by前原
From奥泰貴(商1・中距離)
この度森田さんの応援メッセージを書かせていただくことになりました奥です。
森田さんは高校の頃から頭ひとつ抜けた存在でした。その小さな体のどこに無尽蔵のスタミナがあるのだろうといつも不思議に思っていました。競う人がいない環境の中で、自分自身と戦って練習に励む森田さんの姿は、今も鮮明に覚えています。
先輩としての立ち振る舞いも素晴らしいものでした。とてもフレンドリーな笑顔で普段は話しかけてくださる一方、練習になると先輩として時には厳しいことも言われることもありました。割と雰囲気が緩い高校の競走部で、森田さんがしっかりみんなを引っ張っていってくださったからこそ、僕たち後輩も頑張ることができました。
そして、高校3年生の秋の最後の記録会で、1年以上出なかったベストを更新した時のあの感動は忘れられません。みんなでゴールで森田さんを迎えた時の喜びは言葉にし難いものでした。練習を積んでもなかなか結果が出なかった中で、最後の最後にしっかり結果を出した森田さんを見て、自分のことのように嬉しかったです。
そして森田さんが大学に入ってからベストをどんどん更新していって驚きました。森田さんの記録を見るのが毎回楽しみで仕方ありませんでした。そして負けていられないな!と僕も勝手にライバル心を燃やしていました笑
さて、高校時代の話はさておき。今季の森田さんはここまで苦しい走りのことが多いと思います。春先は調子が上がってこない僕をよくいじっていましたが、最近は立場が逆転してきましたね笑。
夏場に怪我もあり、満足な練習はできていないのかもしれません。でも森田さんは大事なところで絶対に合わせてくる人だと僕は思っています。今までも良い意味で周りの期待を何回も裏切ってきた森田さんです。やれないはずがありません!慶応の次期エースとして、もう僕が絶対にいじることができないような、とんでもない走りをしてきてください!
心から応援しています!!!
From島崎健一郎(理工4・短短)
森田へ
もりたぁーー!!まずは箱根予選会メンバー入りおめでとう!
お前いつからそんな速くなったの?って思うくらいその成長っぷりには驚かされます。気づいたら3年連続で予選会出場やね。ここまで強いランナーになるなんて、後輩として誇らしい!
ただおっちょこちょいなところがあるので、調子に乗りすぎないでください。去年の正月、名無しの年賀状が来たと思ったらお前からでした。
今年は怪我もあり色々苦しかったかもしれないけど、それを乗り越えて予選会出場まで来れてよかった!!その努力が報われるように願ってる。あとは持ってる力を全部出し切ってくれ。思いっきりハーフ走ってこい!!
おっと、ここでノダさん(高校の先輩)からメッセージです。
森田と過ごした高校生活の中で、僕にとって忘れられないレースがあります。
それは、森田が5000mで初めて14分台の記録を出した時ー最初からハイペースで押しまくって、3000m地点で既に苦しい表情になってたけど、それでも前に食らい付いて、粘り切る。
部員の声援に、走りで応え続ける姿に、心が震えました。
森田には、走りで人を感動させる力があると思ってます。大学でもチームの中心となって、頑張っていると聞いているので、予選会でも森田らしいガッツ溢れる走りを期待してます。楽しみにしてます🏃♀️
今度は、叙々苑で「きのこ盛り合わせ」じゃなくて、いいヤツ食べに行きましょう。頑張れ✊
いかがでしたでしょうか?
勝手ながら一足先に読ませていただきましたが、熱くこみあげてくるものがありました。これらのメッセージは選手たちの大きな原動力となること間違いなしです。
今年も昨年同様、現地に立ち入ることのできる人数は限られており、私は日吉から応援させていただきます。
現地でサポートしたい気持ちは山々ですが、自分の立場でできる最大限を尽くしてまいります。
また、この場をお借りして私からも応援メッセージを書かせていただきます。
選手の皆さん
予選会の日が近づくにつれて、私はわくわくする気持ちが強くなっています。それは、夏合宿の出来、ポイント練習の完遂率、練習前後の皆さんの顔つきをみて、予選会突破はもうそこまで来ていると感じるからです。
とはいえ、多少なりとも緊張や不安を感じる人もいるかと思います。
でも、この日のために努力し続け、一緒に戦ってきた人、皆さんを応援している人はたくさんいます。そして、温子さん、空岡、井上という強靭なサポート。保科さん、小野さんというすばらしいコーチ。苦楽を共にし、きつい練習を乗り越えてきた仲間。当日これだけ心強い人たちが一緒にいるのだから、大丈夫です。
あとは、今までやってきたことを思い返してください。ひたすらに走った夏合宿、故障で走れず苦しい時期、結果がなかなか出ない日々。それでも、どんなにつらくても諦めずに続けてきたからスタートラインに立てるのです!
自信持って、思いっきり走ってきてください!!そうすれば、結果はおのずとついてきます。皆さんの晴れ晴れした姿を見られることを楽しみにしています。
ファイトです!!!!
最後になりますが、日頃より競走部をご支援してくださっている方々へ深く感謝申し上げます。
今年も無観客での開催ですが、テレビ越しに、これまでのをすべて出し切る選手たちへご声援を送ってくださると幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
明日からは4年生の紹介です!お楽しみに!!