春合宿特集~短距離ブロック編~
こんにちは。
1年マネージャーの原田です。
連日コロナウイルスに関するニュースが流れ、3月に行われる予定だった様々なレースが中止になるなど、陸上界にも影響が出ています。
しかし、選手たちはシーズンインに向けて目標を見失うことなく練習を積んでおりますので、少しでも早く事態が良い方向に向かうことを願うばかりです。
さて、本日は2月16日から21日まで鹿児島で行われておりました、短距離合宿の様子をお伝えいたします。
短距離ブロックは冬季練習から大きく体制が変化しました。
寺田明日香さんや高桑早生さんなどの日本トップ選手たちを指導する高野コーチを迎え、一から“走る”ことについて考え、与えられたメニューの中で1人1人が課題をもって取り組むようになりました。
今回の合宿では、いつも以上に新たな発見をし、試行錯誤する選手たちの姿が多く見られ、充実した6日間を過ごすことができました。
1日目は移動日ということでメニューは行いませんでしたが、3年生の提案で夕食後に各学年でMTGを開きました。
個人的な課題や目標の共有とともに、チーム全体のことを考える時間にもなりました。
合宿期間中、3年生が中心となりMTGや面談を行うなど、ブロック全体を良くしようとする姿が印象的でした。
2日目から本格的な練習が始まりましたが、九州は寒波に見舞われ、外は真冬のような寒さでした。
しかし、今回使用させていただいた「ジャパンアスリートセンター大隅」には室内競技場が併設されており、快適な環境の中で練習することができました。
午前は加速走やSDなどの速い動き、午後は基礎的な動きの再確認や技術系のトレーニングをしました。
ホテルに帰ってからは、午前に撮った動画をグループごとに分析し、高野コーチに解説していただきました。主観と客観をうまく擦り合わせていくために、このような時間はとても貴重だったと思います。
メニューの前にゲームで体を温めました。楽しそうな選手たち♪
左)岩浅(法政1)・須崎(経済1)
3日目は午前はフリー練習、午後にセット走を行いました。
極寒の中でしたが、動画分析の中で見つけた課題と向き合うため、選手同士で動画を撮り合いながら黙々と練習する様子を見て、マネージャーの私も必死に寒さに耐えました 🙄
今回、フリー練習の時間が多くありましたが、その時間をどう使うかがとても重要だったように感じます。学年の垣根を越えてアドバイスや意見交換をしている選手たちが多く、頼もしかったです。
4日目は午前はウエイトトレーニング、午後はオフでした。
鹿児島に来て、初めての晴天だったので、「走りたかった!」という声がたくさん聞こえてきました 😀
午後はホテルに帰りゆっくりした後、寺田明日香さんがお話をしてくださいました。
日本のトップで活躍する選手の話に、選手たちは様々なことを感じ、さらにモチベーションを高めたのではないでしょうか。
寺田明日香さんの話を聞く選手たち
5日目は午前は室内で瞬発系のメニュー、午後にセット走を行いました。
午前にはハードル選手がCTを行い、緊張感のある練習となりました。
午後のセット走では、疲労が溜まる中ではありましたが、パートごとにまとまり、みんなで乗り切りました。
練習後、アイシングバスに入る短長の選手たち
最終日となる6日目は、タイムトライアルを行いました。
選手たちは自分で選択した距離を3本走り、現状を把握しました。
締まった雰囲気の中で行われた練習で、手応えをつかんだ選手もいれば、うまく走りに繋げられなかった選手もいます。
しかし、ここでの結果に一喜一憂し過ぎず、日吉に帰ってからのことを考える選手を見て、安心しました。
ケア部屋から見える夕日に感動する選手 大谷(理工4)、阿川(商2)
そして、今回の合宿で何よりも嬉しかったことは、1人の怪我人も出すことなく無事に終えられたことです。
トレーナーによる献身的なケアや、セルフケアの呼びかけ、選手自身の自覚があってこそのものだと思います。
さらに、美味しい食事やケアができる環境を用意してくださった競技場・ホテル関係者の方々に感謝しなければなりません。
ホテルの方からは、後日アクエリアスの差し入れを頂きました。
ジャパンアスリートセンター大隅様、志布志湾大黒リゾートホテル様、ありがとうございました。
また、メニューができない選手たちがマネージャーの仕事を手伝ってくれたおかげで、練習がうまく進められました。
チームのために快く動いてくれた選手たちに感謝します。
ここからシーズンインに向けて、選手・サポート一同さらに気を引き締めて練習に励んでまいります。
最終日の集合写真
長距離の合宿特集もありますので、ぜひご覧ください!
最後までご一読頂き、ありがとうございました。
失礼いたします。