予選会5日前!~出場選手インタビュー③~
こんにちは!
4年マネージャーの鈴木です。
予選会5日前となりました!
本日は、最初にして最後の予選会出走選手に選ばれた前表幸作(経4)と、2年連続で予選会メンバーに選ばれた寺本有佑(商3)のインタビューをお届けします。
(左から寺本、前表)
今シーズン急成長して予選会メンバーに入り、多くの部員を勇気づけた前表と、補欠としての悔しさをにじませた寺本の言葉は必見です。
では、どうぞ!!
―よろしくお願いします!それではまず、お互いの紹介をお願いします。
(寺本→前表)
保科さんがいらっしゃってから、冬にふくらはぎの怪我があったにも関わらず、一番力をつけた選手だと思います。成長率ナンバーワンの選手だと思います。
(前表→寺本)
なんだかんだ強い、というイメージです。合宿でなかなか走れず、走行距離も他の部員より少ないはずなのに、予選会のメンバー入りはする。それが不思議というか、強いなと思いますね。
―分かりました。では、今のコンディション、心境を教えていただけますか?
(寺本)
この間走った日体大記録会での10000mは、今のコンディションから考えるとうまくできたと思います。でも、やはり出走する12人(寺本は補欠)との力の差は感じているので、もう少し頑張って予選会に合わせていきたいです。
心境は…12人との力の差を感じている以上、まずはしっかりサポートに周りたいと思います。
(前表)
10000mの時から調子はあがってきました。
心境は、やはり想像するだけで緊張します。最初に落ち着いて入れればと思います。20㎞という距離に不安はないけど、走る身として予選会の雰囲気を味わったことはないから…緊張に飲まれないようにしたいです。
―なるほど。では、予選会の話は少し置いといて…。今年頭から、保科コーチがグラウンドで指導してくださるようになったよね。その保科コーチはどんな方ですか?
(寺本)
落ち着いている方でした。経歴や雰囲気からは熱い方のような印象で、実際にそういうところもあるのですが、落ち着いているという一面も多く、そこは意外でした。
(前表)
兄貴的な存在です。合宿オフ日に、どんなことでも楽しくしよう!と考え、実際に楽しませてくださる姿を見て、すごく憧れました。僕も「楽しむ気持ちを忘れないでいたい」と思うようになりました。
―保科コーチがいらして、練習中に変わったことはありますか?
(寺本)
ポイント練前の動き方が皆変わったと思います。各自が無駄なおしゃべりなどをすることなく、必要なことをしっかりこなしています。保科さんがいらしてから、時間を上手く有効的に使えるようになったと思います。それは練習にも影響していますね。走っている時の皆の雰囲気も変わりました。「絶対に遅れない、チームでまとまる」という意識が強まり、タイムが落ちてしまう人は減りました。
(前表)
例えば僕は以前、疲れている時は完全休養が何より大事だと思っていました。でも、疲れている時こそ動く、というような「新しいやり方・視点」をたくさん教えてくださり、それが変わったことですね。
―では、今年から約1か月という長丁場になった合宿の話も聞かせてください!
(寺本)
3週間しかいなかったというのもあると思いますが、「意外と早かったな」という感想です。走って食べて休んで寝ての繰り返しで、他のことをやる時間はなかったので、陸上だけに専念できた時間でした。
(前表)
1週間後の練習とか、次の練習とか考えてる余裕はなくて、今やらなきゃいけないことだけを必死に考えていたって感じでした。体へのダメージも大きかったけど、僕は「こんなに走ることはもう人生でない、貴重な経験だ」と思えば、頑張れました。
―では予選会の話に戻って…予選会を4年目にして初めて走る前表に。前表にとって予選会とはどのようなものですか?
(前表)
去年、10000mTTで上手くいかなくてとても落ち込みました。そこで「こんな気持ちはもう二度と嫌だ」と思っていたので、走れることになってとても嬉しいです。この4年間は、今度の予選会の為にあったんだと思います。でも当日はそのことを考えすぎずに、走りたいです。
―ありがとう!では、寺本に。2年連続、補欠として選手に選ばれて、色々な感情があると思います。それを全て踏まえた上で、今回の予選会をどう思っていますか?
(寺本)
去年は、メンバーに入れるかどうかという瀬戸際で戦っていて、選手になれなかったときは悔しかったです。でも今年は、怪我に悩まされて合宿でも遅れをとっていたので、選手に選ばれた喜びがありました。なので、同じ補欠と言っても、去年と今年では思いが少し違います。ただ、正選手でない悔しさに関しては、両年ともあります。
―では、部内にライバルはいますか?
(前表)
僕は永井(法4)、渡邊(理3)、寺本です。この3人は、ずっと一緒に練習してきました。走ったら、彼等には勝ちたいです。
(寺本)
走らない身でライバルをあげるのもおこがましいですが…ライバルでもあり尊敬もしているのは渡邊(理3)です。入部当初は同じレベル、どちらかというと自分の方が速く走れていたのですが、結果的に今年、渡邊くんは正選手になりました。彼も順風満帆とは言えないと思いますが、差ができてしまいました。でも彼はすごく頑張っていたので、どんな走りを見せてくれるか楽しみにもしているんです。
―最後に、予選会の目標をお願いします!
(前表)
タイムは64分台です。塾記録更新は、去年のうちから狙っていたので、必然的にこの数字も浮かんでいました。更新するには、64分台が絶対だからね。自分はみんなを引っ張れるほどの選手ではないけれど、足を引っ張りたくもないです。可能性はなくはないと思うので、その数字を考えて頑張ります!
(寺本)
僕も塾記録更新を考えていて、自分が走ることになった時は65分半くらいでは走らなければいけないと考えています。それは、厳しい目標ではありますが、言っていかなければ何も始まらないと思うので、言っていきます!
―なるほど。二人とも、自分の記録の設定は、チームとしての塾記録更新という目標が前提にあるのね!
(寺本)
そうですね。あとチームとしては、今年49校が予選会にエントリーしているので、その半分以上の24位以上を目指したいです!これは自分の中で思っていて、あんまり口に出したことはなかったんですが!笑
―前表くん!本当に最後の質問!これからの長距離ブロックを担う後輩たちにメッセージをお願いします!
(前表)
僕は3年間予選会を走ることができず、走れていない後輩部員とも接することが長かったと思います。その選手たちには、特に大幅な自己ベスト更新などをして、上に食らいついていってほしいと思います!頑張れ!
―分かりました、ありがとう!当日は、頑張ってください!私もサポート頑張ります!
インタビューは以上となります!
いかがでしたか?普段は、聞き上手な印象が強い2人ですが、長距離や予選会についての思いを熱く、純粋な言葉で話してくれたことは本当に嬉しかったです。二人への応援の気持ちがさらに強まったインタビューでした。
そして、前表はこの予選会をもって競走部を引退します。そんな彼に、4年間を一言で振り返ってもらいました!
★前表幸作(経4)
『ふくらはぎ』
この4年間は原因不明のふくらはぎの症状に悩まされていたからです。辛い時期が多かったけど、この症状をなんとかしようともがき続けたのが今に繋がっています。ふくらはぎのおかげかもしれないです。
というコメントをもらいました!
前表は、3年の冬にふくらはぎの手術を行いました。最後の冬季に手術、その決断をするためには相当な勇気が必要だったことでしょう。何事も諦めずに、常に前進し続ける前表をユニークに表した一言だと思います。
ではこれにて失礼いたします。
私のマネブロ投稿は、これが最後になります。
拙い文章にも関わらず、4年間読んでいただき、本当にありがとうございました。