関カレ4日前!出場選手インタビュー(中距離)

こんにちは。

4年マネージャーの鈴木です。

 

引き続き、関カレ出場者インタビューをお届けします!

本日は中距離ブロック所属の選手に、お話を聞いてまいりました。

中距離ブロックからの出場選手は以下の通りです。

<男子1部800m>中谷(理4)、田島(総3)、三浦(総1)

<男子3部800m>野村(総M1)

<男子3部1500m>野村(総M1)

<女子1500m>樺沢(総1)

<女子5000m>樺沢(総1)

*樺沢のインタビューは、明日、女子長距離選手と一緒にお届けします!

 

不安や悔しさも多く味わってきた、中谷と田島のこれまでの関カレの振り返り。

初々しさがあふれる三浦の意気込み。

そして関カレを客観的にみる視点も持たれている、野村さんの関カレ観は必読です!

 

―インタビューよろしくお願いします!

(中谷、田島、野村)よろしくお願いしまーす!

 

―ではまず他己紹介をお願いしたいです!

(中谷→田島)いつもヘラヘラしてるけど(笑)、やる時はやってくれるので僕はとても頼りにしています。持っている情熱、心に秘めているものは、僕の次ぐらいにはあるかな!笑

(田島→野村)野村さんは、とても周りを見れている人です!すごく優しいです。山口大学で主将を務めていらっしゃったのも、すごい納得できますね。

(野村→中谷)中谷君はとても人懐っこくて、みんなに好かれる存在です。競技面では、走り方がとても奇麗で、躍動感がすごくて、「皆が憧れる中谷さんの走り」って感じだね。僕も好きだし、みんな彼の走り方になりたがってる。

(中谷)こんな褒められることないから、素直に喜んでおこう!笑

 

―では、今の自分のコンディションを教えてください!

(中谷)練習は良く走れてるかな。直近の試合は上手くいかなかったので、それは忘れつつ(笑)あとは試合で毎回焦ってしまうので、冷静に周りを見て走れるように、いつも寝る前に考えています。

(―冷静と情熱が良いバランスをとれるようにって感じ?)

(中谷)そうそう。その二つを併せ持って、情熱ばっかり先行しすぎないように。冷静さは800mを走る間、ずっと持ち続けていたい。

(田島)間違いなく言えるのは、大学に入ってから確実に今が一番走れています。でも3年間ベストを出せていないので、不安と恐怖もありますね…。ただ、怖いけどやるしかないので、来年は不安と恐怖が軽減できているように、今年頑張ります!

(野村)自分は今、非常に状態が悪いです(笑)人生で初めての怪我を1月にして、対処法を教えてくれる指導者もいなかったので、自分なりにやっていたら上手くいきませんでした。僕は「切り替える」というよりは「今の実力はこれ」と受け入れて、元の状態にどこまで戻せるか、と考えています。3部のレベルも高いですが食らいついて、日本選手権に繋がる走りがしたいです。

 

―ありがとうございます。中谷が今、800mを走っている間も冷静でいたいって言ってたけど、走っている最中は何を考えてる?

(中谷)常に何か考えてる。とりあえず「きつい」はいつも思ってる(笑)でも、ラスト200mで競られるといつも焦っちゃう。イメージしてた切り替えもできなくて固まっちゃう。

(―ラスト200mの時点では先頭にいたい?まだ後ろにいたい?)

(中谷)それはあんまり気にしてないなあ。後ろから抜いていけるのは、精神的には余裕があるからいいんだけどね。でも基本的にはレース展開に合わせる。抜かれた時に焦ることがなければ、練習通りの200が走れるかな。

 

―田島は緊張や不安があるって言ってたけど、それを解消する自分なりの方法はある?

(田島)当日は深呼吸をたくさんします。アップする前から。イメージは「やる気を吸い込んで、不安を吐き出す!」

 

―野村さんは怪我や不調のお話をされていましたが、それは四国から関東に来たという環境の変化もありますか?

(野村)それは逆かな。こっちに来たお陰で、練習パートナーとかもいるので、上京は完全にプラスの出来事かな!怪我自体も治っているので、あとはレース勘を取り戻して、練習をいかにつめるかですね。

 

―なるほど…!では3人の関カレへの思いを聞きたいです!

中谷は関カレは3回目ですが、出場していない1年生の関カレと残りの3年間、それぞれの関カレへの思いはどんな感じですか?

(中谷)入部した当初の目標は、1500mで4年目で関カレに出場することだった。だから1年の時は正直他人事で、出たいというよりは、4年までにここに出なければいけないのか…っていう思いだった。

2年生は、不安しかなかった。焦りだけを抱えて出場して、800mを走り切れなかった。600m+200mみたいな感じだった。

3年生も楽しむ気持ちは忘れてたかな、点数だけを考えてプレッシャーを自分にかけすぎてた。今年もプレッシャーはあるけど、それと同時に「競技を楽しむ」こともできてるよ。

 

―田島はこれまでの関カレはどう思ってる?

(田島)1年生は、訳も分からず調子も上がらず出てた。スタート地点に立って初めて、「これが大学の試合か」と思った。観客席にも本当に多くの人がいて、「なんでこんな準備でここに立ってしまったんだ」という思いだった。

2年目は出ることすらできなかった。ひたすら「自分は何をしているんだ」と思ってた。

今年は良い調子で迎えられて、「嬉しい」という思いです。

 

ー野村さんにお聞きしたいのは、中四国インカレと関東インカレの違いです。何がありますか?

(野村)中四国には男子1部・2部がないし、標準もないので誰でも出られます。決勝行っても関東よりレベルは低いし、中四国から見れば、関東インカレが全日本インカレのような感じだった。1部降格昇格という緊張感があるのはいいよね。そういう緊張がなければ、自分の限界を超えられない。

 

―わかりました、ありがとうございます!では、ライバルはいますか?

(中谷)やっぱり村上昂輝!!今年は超えますよ。関カレも全カレも国体も日本選手権も、彼の記録や順位は超えます。

(田島)僕はここで宣言します。中谷さんです!遠い存在だったのが、今年は近づいてると思うので、ここで革命を起こします!

(―今度は田島の後輩たちが、田島を追っかけるようになってほしいよね!)

(3人)本当にそう。間違いない。

(野村)かっこつけるわけではないのですが、僕は自分がライバルです。今の自分はライバルを作れるレベルではないと、思ってます。過去の自分を超えて、初めてライバルとして他の選手を見れると思います。

 

ーでは、最後に関カレの目標をお願いします!

(中谷)目標は表彰台に乗ることです!予選から3本、全て全力で走ります!

(田島)3本全力で走ります。母は僕に「頑張れ」ではなく「楽しんでね」といつも言ってくれます。その母親にも、楽しんでいる姿を見せたいと思います。

(野村)とにかく早く黄Kがほしいです。3部もレベルが高いですが、3位以内を目指して走ります。

ーありがとうございました!

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―今のコンディションはどうですか?

(三浦)練習量が増えて、足や肩に疲労はたまっているのですが、それを少しずつ1週間前から抜いていきたいと思います。

 

―なるほど。では関カレの話は最後にたっぷり聞くね!まずは慶應に入って約2か月、競走部の雰囲気はどう感じていますか?

(三浦)自分でメニューを考えて練習できることが魅力ですよね。高校でも自分でメニューを考えていたのですが、それを続けられています。

 

―責任ある自由が慶應の良いところだよね。じゃあ、試合前のルーティーンはありますか?

(三浦)1週間前から決まったメニューがあります。他の人と走るよりも自分の感覚で走りたい、とは思っています。調子が崩れたら元も子もないので(笑)

 

―自分なりのケアとかある?

(三浦)地元ではお世話になっている鍼灸院の先生がいるのですが、こっちでは部の学生トレーナーにお世話になってます。本当にありがたいですし、技術もすごいですよね。

 

―トレーナーはすごいよね!では、緊張するタイプかな?

(三浦)緊張してるんですけど、走り始めたら消えますね。走っている最中は、何かを考えることは少ないのですが、周りを誰が走っているかは気にしています。

 

―地元の話も少し聞きたいです!秋田は雪も降ると思うけど、どのような感じで冬の練習は積むの?

(三浦)ジョグをする時は、凍っている部分をよけつつ、5cmぐらいの雪の上を普通に走ります(笑)中学で陸上を始めた時はびっくりしましたが、慣れればもう余裕です(笑)

 

―なるほどね!では、そろそろ関カレの話に戻ります!目標はある?

(三浦)まずは、勉強させてもらいます。昨年の10月から2月まで靭帯やアキレス腱を痛めて練習できなかったので、今年はとにかく吸収したいです。強い選手もたくさんいらっしゃるので。

 

―応援席ではたくさんの部員が見守ってるけど、してもらいたい応援方法はある?

(三浦)1週目は冷静に走れるんですけど、2週目の辛くなってからは本当に応援が力になります。ユニフォームを着たら、「慶應を背負う」という思いも強くなると思うので頑張ります!1年生の僕が走るのは恐縮なことなのですが、出場するからには記録や名前を残せればいいなと思います。

ーわかりました!ありがとうございます!1年生から出場できるというのは、4年連続関カレ出場を目指せる一人になれるということだから、それも目指して頑張ってね!

 

インタビューは以上です。

いつも明るくにぎやかなブロックらしい、笑顔が絶えない4人のインタビューでした!

一方で、答える時は真剣に考えてくださり、非常に読み応えのある内容になったのではないでしょうか!

 

慶應の関カレは、野村さんの1500mから始まります!力強い走りで、中距離ブロックだけでなく、競走部全体を盛り上げていってもらえたらと思います。

 

それでは本日はこれにて失礼いたします。

明日は、長距離選手と投擲選手のインタビューをお届けいたします!

最期まで読んでいただき、ありがとうございました。

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