予選会8日前!出場選手インタビュー①
こんにちは!1年マネージャーの冨田です。
本日から10月15日(土)に行われる第93回箱根駅伝予選会に出場する選手たちのインタビューをお届けします。
8日前の今日は榎本悠希(文4)と永井翔(法3)のインタビューをお届けします!(前主将松本岳大(総4)も参加!?)
冨田:菅平と紋別の2つの夏合宿が終わり、予選会も間近に迫ってきました。夏合宿ではどのように練習を積めましたか?また、今の調子はどんな感じでしょうか?
榎本:夏は充実して走れました。2年生の時は夏に練習を積み過ぎて、最後の方に息切れしてしまって、3年生の時は紋別で怪我をしてしまった。でも、今年はBチームやCチームであえて抑え気味にやったおかげか、何事も無くここまで来られたから、そこは大きいかな。
永井:夏合宿AチームやBチームでやりながら、20kmTTも想定通り出来たから良かった。最近はエノモン(※榎本さんの愛称)と同じで、練習を積み過ぎなかったおかげで足が軽くて、予選会に向けて良い調子で来てると思います。
榎本:やっぱり夏に「腹八分目」でやる感覚が大事な気がする。夏に十割で頑張りすぎると、夏が終わってから10月に入って疲労がたまって調子が崩れてくる…というか自分がそうだったから、そこらへんは3、4年生になるにつれて上手く調整できるようになってきたかなぁ。
永井:疲労が残りやすい練習をいかに楽に終えて、質の高い練習に繋げていくかっていうのは大切なことだと思う。
冨田:次に、この間行われた10000mTTは自分の中でどんなイメージで走ったのか、それが自分の納得のいく走りとなったかどうかを教えてください。
榎本:4年生ということもあって、何としてもメンバーに入りたいという気持ちがあったから、とことん勝負にこだわって走った。自分より力のある選手達がいることも知っているけど、その人達に勝たないと予選会のメンバーには選ばれない。そこで自分の強みである今までの経験と実戦の勘を活かしてその人達に勝とう!と思って走ったら、そこそこの結果が残せた。でもラスト1000m失速してしまったので、そこは予選会までに修正したいと思う。
永井:10000mTTは一つの質の高い練習というイメージを持って走った。最近調子が良くて、最初の1000mの3分10秒ペースを余裕をもっていけたことで、20kmを3分10秒で押していく感覚がわかった気がするし、キレも戻ってきたと思う。
榎本:この時期、走りすぎないのは一種の練習の仕方ではあるよね。
永井:いろんな考えの人がいるから一概には言えないけれど。
榎本:どうしてもメンバーに入りたい4年生と、下級生が切磋琢磨したことがチームにとっては良かったかな。
冨田:合宿でも先輩後輩で仲良しな中でも練習では刺激を与え合っていたように感じます。さて、お二人は2年ぶりの予選会出場です。今までの予選会の走りをどのように修正して今年の予選会に臨もうとしていますか?
永井:とにかく駐屯地を楽に抜けられるかどうかが鬼門!5000mの通過がどれだけ余裕かが大切かな。
榎本:ある程度走れた先輩の話を聞くと、10km地点までは余裕が無いと絶対走れないって言ってるよね。自分は2年生の時、5km地点でキツくなってしまったから、今年は最後しっかりまとめて走りたい。自分のポジション的にもまとめて走るってことが求められているし、10kmまでは余裕をもったペースで。公園内に入ってからは応援が力になります!
永井:紋別合宿の20kmも16kmまで余裕を持っていけたからこそ納得のいくタイムが出せたからね。
松本:どうやって2年ぶりに予選会まで戻ってこられた…というか、何を意識して予選会に出られなかった1年を過ごしてきたのか聞きたい。
永井:やるべきことをしっかりやることですかね。あと怪我しない。継続した練習が大事だから。
榎本:体育会としてやっている以上当然ではあるんだけど、皆はやっぱり走れている人のことをよく見ている傾向にある。そんな中で自分が走れていない時に、いかに負け犬根性でかじりついて練習できるかっていうのが大切。
冨田:最後に意気込み等ご自由にどうぞ!
松本:目標タイムは?
永井:65分台。
榎本:実際永井は65分台より上を求められているよね。僕は66分30秒かな。10番目の選手のタイムがそこまで来れば、ランクが一つ上がって、慶應史上最強のチームに…塾記録を狙えると思う。僕は絶対にそのラインを下回らないような走りをする。
松本:端から見ていて、今年の長距離は何かやってくれそうなのを感じてる。長距離の雰囲気良いなーってずっと思ってたし。だからこの1年間ワクワクさせてくれたのをそのままに、レースでもワクワクさせてほしい!!
永井:今の一言は嬉しい!絶対長距離喜びますよ。意気込みは…走れなかった4年生の分までしっかり走ります!
榎本:他の4年生と一緒に走っているような感じで走りたい!
インタビューは以上です。榎本さん、永井さんお忙しい中ありがとうございました。
左後方:永井、右後方:榎本、左前方:前山(環2)、右前方:松本
次はそんな2人への応援メッセージを紹介します!
【榎本悠希へ】
◎宮岡淳(理4)より
4年間振り返ってみると、練習の組み立て方とか調整の仕方とか何も知らなかった入部当初の自分に1から色々教えてくれたのって榎本だったんだよね。走れるようになったらこうすると良いよ、って榎本が言ってくれたから1年生のとき辞めずに続けられたんだと思う。
だから最後に一緒に予選会走れないのは残念だけどみんなの分も頑張ってくれ。2浪に耐えたとは思えないほど榎本はメンタル弱いけど(笑)、練習のやり方や調整は誰よりも上手いはずだから自信持って走ってきてね!
キツくなっても最後まで諦めちゃダメだよ!!!
◎三山千香(マネージャー・文4)より
まずは、私がいうのも変だけど、予選会の舞台におかえりなさい。笑 去年の夏頃から色々苦しんでたのを知ってるだけに、榎本のメンバー入りは同期としても、マネージャーとしても嬉しいです。
榎本がゼミでやってる研究は難しすぎて正直理解できないし(ごめん)、たまに話してるアニメもよくわかんない(ごめん)けど、そんな榎本の最後の予選会が悔いなく終われますように。今や現役最年長の意地、見せてください。私も全力で応援します。
私は当日5.20km地点にいます。声聞こえて余裕があったらこっちみてね!笑
【永井翔へ】
◎松本岳大(第99代目主将・総4)より
最初で最後の応援メッセージが永井になるとはなあ(笑)
予選会のあとちゃんと覚えとるか暗唱させるから、ちゃんと読めよ!笑
何かを変えるっていうのはとても怖いことで、とても勇気がいることやと思います。んで、俺は永井はそれができる人間やと思ってます。
今年の納会のとき俺に泣きつきながら長距離を強くしたいってギャーギャー言うてきたこと俺は覚えるで(お前は結構酔っ払ってたから覚えとるか分からんけど笑)。
で、実際普段の言動からもその思いっていうのはビシビシ伝わってきてました。
何より自分を変えようとして一人で何本も200走ったり、ビデオを見ていろいろ試行錯誤したり、そういう姿はほんまに格好良かったし、同じ競技者として尊敬してます。
そんな永井に2つの言葉を送ります。
まず、『信汗不乱』という言葉です。まあこれは俺の中学校のときの先生の言葉なんやけど。簡単に言えば、自分がやってきた努力は裏切らんって意味です。
それともう一つ、『日々進化』という言葉です。これは俺が好きな言葉なんやけど、意味は文字通りです。
変えよう、変わろうと思っても、上手くいかんかったり苦しいこともあったと思う。でもそんな日々の中にもきっと成長してる部分って絶対あると思う。というか、そう思わんかったらやってけへんし(笑)
んで、いよいよ本番が近づいてきたわけやけど、本番っていうのは今まで自分がやってきたことを出すだけやと思うのね。
2年前の予選会から確実に力はついたと思います(俺が言うことでもないかもしれんけど)。だから、自分が今までやってきたこと信じて、自分の持ってる力を信じてゴールまで全力で走ってほしい。それができれば結果も絶対ついてくるはずやから。
あとはとにかくレースを楽しむこと。今年の、2016年の予選会っていうのは最初で最後なわけで、今年のチームで走る予選会、4年生と走る予選会も今回限りやから、悔いが残らんようその1秒1秒を楽しんでほしい。
そんでもってゴールした後、笑顔100%の永井と会えるのを楽しみにしてます!
長くなったけどちゃんと覚えたかな?笑
まあレース中トイレ行かんかったら暗唱は免除してやるわ!笑
以上!
◎前表幸作(経3)より
永井は今回の予選会で走るのが2回目だね。でも前回走ったときより格段に強くなってるよ。全く走れない時期もあり、苦しい時を乗り越えてきたからだ。自信をもってほしい。永井が納得のいく走りを見してくれ。ガンバレ永井。
私は紋別合宿に帯同して長距離の選手達が練習に励む姿を見てきたこともあって、長距離ブロックへの思い入れは強いものがあります。普段はとても仲の良い長距離ブロック。そのブロック内の良い雰囲気そのままに、走らない部員も含めて全員で予選会の塾記録を更新してほしいです!明日も予選会インタビューを更新します。お楽しみに(*^^*)