四年生が塾新記録樹立!!
部は三年生主導の新チームへと変わりましたが、昨シーズン最後まで選手として戦っていた四年生がいます。
そして、2選手が遂に塾新記録を樹立しました!!
☆塾新記録☆
上尾ハーフにおいて門出康孝(理・4)が65’12の塾新記録、日体大記録会の円盤投げにおいて堀内隆太(環・4)が49m66の塾新記録を達成しました。円盤投げの塾記録更新は実に30年ぶりとなりました!
四年生二人に塾新記録樹立のコメントをもらいました。
>「 塾記録更新を達成されましたが、お気持ちをお聞かせください」
堀内隆太:9月の早慶戦で4年生の多くが引退しましたが、自分はあと30cmまで迫った塾記録がどうしても諦められず、シーズン最後の試合まで挑戦することを決めました。
シーズンを通して、”会心の投げ” がなかなかできませんでした。試合を終えるたびに「こうすればもっと投げられた」という感覚が残っていて、でもその感覚をうまく円盤の飛距離に繋げられなくて。筋力的にも技術的にも過去最高の状態にあった反面、試したい技術・感覚の多さに迷い、 焦り、自分の投げの軸とも言える部分が定まりませんでした。11月頭の同志社戦までそうした試行錯誤を延々繰り返していたのですが、シーズンの終わりが近づき残りの試合数が 少なくなるにつれ、投げの技術についてあれこれ考えないようにしました。というのも、最後は「気持ちで投げる」、そういう投擲をしてこそ悔いなく終われると思ったからです。結果、考えないことが功を奏したのか、それまでにない思い切りのよい投げで自己記録を大きく更新することができました。(49m66cm) あの投擲の、あの瞬間の円盤が手を離れた感覚は一生忘れません。念願の塾記録更新を果たし、言葉では表せない達成感と喜びを感じています。30年ぶりの塾記録更新ということで、嬉しさもひとしおです。
4月 からは社会人となりますが、50mと日本選手権入賞を目指して競技を継続したいと思います。現役部員の刺激となるべく頑張ります。
この場を借りて、これまでお世話になったすべての方々にお礼申し上げます。4年間ありがとうございました。
門出康孝:今年は昨年と違い合宿から怪我なく来れていたので力自体は大分ついてきていました。予選会の段階で腹痛がなければ61分台で走れる感覚があったので立川より走りやすい上尾では記録が狙えると考え、予選会後から標準を合わせました。
レースは予選会同じように腹痛があり一時はどうなるかと思いましたが、そこで無理せずリラックスして休めたことが最終的な結果に結びつきました。
これまでの長距離塾記録は亀田先輩が独占していたので、一つではありますがその牙城を崩し新しい歴史を作ることができたのは個人としてだけではなく長距離ブロックとしても非常に良い結果になりました。
僕自身は高校時代から名の知れた選手ではなかったので、今力が無い人にとってこの結果が少しでも希望になるのであればタイムが出たこと以上に意味のあるレースになるのではと思います。
最後の最後まで自分自身の目標に向かって、諦めずに挑み続けた四年生の有終の美と言える塾新記録でした。
引退される先輩方に刺激をもらい、その偉大な先輩を来春超えていくためにも現役部員は冬季練習に励んでいます。
塾記録更新を期待できる選手も多くいますので、応援の程よろしくお願いいたします。
今年の競走部にもご期待ください。