TOPIXお知らせ
2013.9.24
第89回早慶対抗陸上競技会
こんにちは。
3年マネージャーの齋藤です。
昨日、早稲田所沢キャンパスで行われました早慶戦の報告をさせて頂きます。
対抗戦の前に行われたのはOP種目。
100mや走幅跳などに選手が出場しましたが、最後に行われたのが女子の4x400mR
全カレの失格により無効となってしまった10月末に行われます日本選手権リレーのA標準を切るべく望みました。
(4年生の志比から町野へのバトンパス)
結果は3’43″31
全カレに全てをかけて取り組んできたからこそ、早慶戦までの2週間はモチベーションを保って調整するのが大変な中、マイルメンバーは必死に練習してきました。
一人で走るレースにも関わらず、全カレに引けをとらないレース展開。
幻となった選手権リレー標準も塾記録も、今度こそ自分たちの手で掴み取りました
彼女たちの力強い走りに会場は魅了され、慶應・早稲田関わらずトラックの各地点から声援が飛び交っていました。
この試合がくれたいい雰囲気で、早慶対抗戦は始まりました
(レース終了後、喜ぶメンバーたち)
19年ぶり勝利を目指して臨んだ今大会。
各種目で優勝や好記録が続出しました
ここではその一部をご紹介したいと思います。
冬季からしっかりと練習を積んで確実に成長してきた楠木。
春先に見つかった病気と闘いながら、自分にあった投げ方を模索してきました。
あきらめないで努力してきた結果の自己ベストは多くの選手を勇気づけたはずです。
110mH 15″47(+1.1)PB!!
&関カレ2部A標
6位 加藤秀彬(商1)
(写真左)
1年生のイケメンハードラー、加藤。
フライングの警告ミスにより再レースとなった110mHでしたが、
追い風の中先輩たちに引っ張られ見事自己ベストを更新しました。
来年の関カレでの戦力になってくれるのが楽しみです!
100m 10″31(+1.4) 優勝
山縣亮太(総3)
(写真中央)
全カレから試合が続き、万全の状態ではなかった山縣。
しかし、慶應のエースとしてしっかりと優勝をもぎとってきました。
昨日をもって競走部主将となった彼の強さに今後も期待が高まります。
棒高跳 4m00PB!!
3位 杉本侑嗣(文4)
今大会で引退となる杉本さん。
棒高跳の強い後輩が入ってきても、常に自分と向き合い練習を重ねてきました。
皆の見ている早慶戦で長年叶わなかった自己ベストを出してくれました。
バーを越えて、3年川島と抱き合う姿がとても印象的でした。
棒高跳 4m60 優勝
川島優(環3)
5m20の塾記録を持つ川島。
しかしその記録ももう2年半前のもの。長い間、怪我に苦しんできました。
4m60をふわりと浮いて臨んだ5m00でしたが、惜しくも成功はなりませんでした。
ですが、最近は順調に練習ができています。副将として、パートチーフとして、
彼にとって最高の1年が始まる予兆としての優勝にしてほしいです。
円盤投 38m56PB!!
&関カレ2部A標
3位 キアラシダナ(環3)
本来は砲丸投の選手であるダナ。
今回の対抗戦は砲丸投がないため、円盤投に出場しました。
少ない時間で練習をしてきましたが、しっかりと自己ベストと関カレ標準、
そして3位に入り込んでくるのは今シーズンのダナの勝負強さが現れた結果だと思います。
円盤投 47m75ベストタイ 優勝
堀内隆太(環4)
あと30㎝に迫った塾記録更新を目指して出場した堀内さん。
早稲田のディーン元気さんとの優勝争いの中で自己ベストタイ記録を出し見事優勝しました。
塾新記録は惜しくもなりませんでしたが、投擲ブロック長のプライドを見せつけてくれました
走高跳 2m05PB!!
&関カレ2部A標
優勝
仲村将太朗(経3)
大学から陸上を始めた仲村。
その抜群のセンスを認められ、2m00は跳べると言われ続け練習でも何度も越えてきたにも関わらず、
試合では結果を残せない、そんな日々が本当に長い間続いてきました。
そして今日、ついにふわりと余裕をもって2m00を越えると、続く2m05も3回目での跳躍で成功。見事優勝を果たしました。
2m11すらも越えるかと思わせる跳躍を見せた彼に今後もご期待ください!!
4×200mR 1.23.53塾新記録
2位 岩見隆裕(理3)―山縣亮太(総3)―谷口文也(経4)―八木維信(総3)
最終競技を残して対抗得点は27-27。8継次第での勝敗が決まる形となりました。
そんなレースに臨んだのは、全カレ4継3位のメンバーに、前8継塾記録メンバーの八木が加わったメンバー。
結果は惜しくも2位、1位の早稲田は日本記録・アジア記録を更新する走りでしたが、
慶應も見事2年前の早慶戦で出した塾記録を更新しました。
緊張感と応援につつまれた雰囲気の中バトンをつないだ彼らの走りは多くの感動を与えたと思います。
今回の早慶戦、対抗得点は、慶應27-30早稲田という結果となりました。
4年生最後の公式戦、勝つために選手たちは全力を尽くしました。
陸上は結果が全て。ですが、私はやはり負けたからといって今回の早慶戦が悪いものだったとは思えません。
各種目での選手たちの活躍、応援席から休むことなく聞こえる歓声、会場を包んだ高揚感や緊張感、
部員たちの想いがつまった嬉し涙も悔し涙も、全て私は覚えていたいと思います。
今回、対抗選手の中にもここに名前を挙げることができなかった選手はたくさんいます。
普段このブログでなかなか取り上げる機会の少ない部員も多くいます。
ただ、そうした人たちのこともあと1年、見ていたいと思います。
マネージャーは速く走ることはできません。それなのに、こうして選手と同じように陸上に感動することができるのは何よりも選手のおかげです。
どんなお礼の言葉よりも、選手たちの結果を出して嬉しそうな笑顔を見て一緒に喜べるのが一番です。
あと1㎝、あと0.01秒、もしかしたら力になれるかもしれない。
そう信じてこれからもまた、選手たちと一緒に頑張っていきたいと思わせてくれた早慶戦でした。
4年生には本当にお世話になりました。
そしてこれからもよろしくお願いします。