新幹部所信表明

前主将からのメッセージ

前主将の本橋秀章(経・4)から新体制の競走部に一言もらいました。
『元主将の本橋秀章です。
今年1年間、本当にありがとうございました。競走部に関わった全ての方にお礼を申し上げます。
私はこの一年間、1自主的に動くチーム、2風通しのよいチームを作りたいと考えてきました。学生が運営する競走部で上記の2点は公式戦勝利という部の目標、そして年間目標である関東インカレ男子総合入賞、早慶戦勝利、人間的成長を達成するにあたり必要不可欠であると考えたからです。
自主性に関しては、競走部の伝統である「自ら考え行動する」ことを部員同士で手助けしあいながら実行できたと思います。風通しに関しては、他パートの後輩が主将の私に意見をぶつけてくるなど、縦の風通しはよくなったと感じています。しかしながら横の風通しは各学年に任せきりだったので、これについては反省しています。また、自主性、風通しの良さは度を越えた自由、馴れ合いと紙一重ですので、この点は神経を使いました。
さて、1年間主将を務めた感想ですが、正直に言うとものすごく大変でした。それは自分の不甲斐なさからくるもので、競技面で引っ張れなかったことや、物事を抱え込みがちで同期には多くの迷惑をかけました。反省点もやり残したこともたくさんあります。しかし後悔はしていません。いろいろなことがありましたが、主将という立場を通じて大きく成長できました。真剣に取り組んだ結果だと思います。
新主将の谷口は真剣に取り組むこと、仲間を信頼することの2つを意識して下さい。なにもしなくても部は進んでいきます。一方で主将だけでできることは限られています。幹部も同じです。そんななかで運営に限らず部での生活に大切なことは物事に真剣に取り組むこと、同期、部員を信じて頼ることだと思います。そうして部員全員で競走部を作っていってほしいです。
競走部は上の代が下の代の幹部を決めるという伝統があります。今年も運営の反省から始まり、体制の在り方、幹部の役割まで、四年生で議論を重ねて、主将以下幹部を選びました。
これは四年生の総意です。君たちなら必ずできると四年生全員が確信しています。
競走部を宜しくお願いします。』

新体制発表

慶應義塾体育会競走部は幹部交代が行われ以下の様な新体制となりました。
主将:谷口文也(経・3)
主務:國島大河(経・3)
副将:笹村直也(法・3)
    重村有亮(環・3)

新幹部の新体制への意気込み、理想を語ってもらいました。

・谷口文也
伝統ある競走部の主将を任されて光栄に思います。
来年度は「関東インカレ総合入賞以上」、「東京六大学優勝」、「早慶戦勝利」を部の目標の3本の柱にして、公式戦勝利を目指します。
自分の役目は、常に自らの競技に打ち込むと共に、部員全員が高い意識を持って妥協せずに練習する雰囲気を作ることだと認識しております。今年の関東インカレにおいては、僅か数人の主力選手の欠場により二部落ちギリギリまで追い込まれ、チームの脆さが露呈する結果となってしまいました。今後他の有力大学と渡りあっていくためには、チーム全体のレベルの底上げが必要です。そのためには、部員一人一人が競技力関係なく部の公式戦勝利という目標に向かい、主体性を持って日々練習に取り組む姿勢が重要であります。私はそのことを先導して行う存在として皆を引っ張り、呼びかけていきたいと考えております。
今後の慶應競走部の活躍に期待して下さい。

・笹村直也
私が目指す部は3つあります。1つ目は、チームのために何ができるかを自分で考えて行動できること。2つ目は、他人の喜びを自分のこととして受け止められること。3つ目は、競技者として、常に上を目指す姿勢を持つことです。自ら選んで競走部の門をたたいているわけなので、その選択が間違っていなかったと自分で思えて、かつ他人に思われないといけないと私は思います。全員がそうなるような部を実現できる環境を整えることが、私の大きな役割だと考えています。持ち前の発信力を生かし、部としてどういう方向に行くのか、何を目指すのか、というビジョンを明確に示し、そこに向けて強いリーダーシップを発揮していきたいと考えてます。それと同時に、部員ひとりひとりにしっかりと目を配り、対話をし、全体を巻き込んで部のダイナミズムを生み出していけば、おのずと公式戦勝利という目標を達成できると思っています。

・重村有亮
副将に任命されたにあたり、一番の目標は強いチームを作り、公式戦勝利を目指すことです。
これを達成するためには、部の理念である「自由」という伝統を守ることが大切だと思っています。しかしそれは難しい理念であると同時に、勘違いしがちです。
「自由」を主体とする組織であっても、ある程度の「理不尽」がないとまとまることはできません。チームが主体性を持つ上で「理不尽」が必要だから、一年生集合であったり、内規その物があるのだと考えています。
また競走部が定義する「自由」とは、目標の「自由」や、結果に自己満足するという「自由」ではないと思います。
「自由」な環境の中で、部員全員が一つの目標である公式戦勝利を目指すことが「理不尽」であると同時に、強いチームを作ることに必要不可欠だと思っています。
チームで掲げた目標を達成し、また部員全員がベストなパフォーマンスが出来る環境をつくっていくことが副将の仕事だと感じているので、これからよろしくお願いします。


新体制となった慶應体育会競走部にご期待ください。

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