全日本インカレ第四日目!!
四日間続いた全日本インカレも最終日を終え、ついに閉会となりました。選手、応援、全員が最後の力を振り絞り、大会最後の勝負に挑みました。
谷口、惜しくも決勝進出ならず
本日最初の出場種目は男子200m。見事な走りで難なく昨日の予選を突破していた谷口(経・3)に決勝進出への期待がかかりました。
アップでは体が動いていたと語ってくれた谷口、勢いよくスタートを切ると、良い位置でコーナーを抜け出しました。しかし、いつもはラストの直戦で強さを見せる谷口に今日は疲れが見えました。後半持ち前の伸びが見られず、組4着でフィニッシュしました。全日本インカレ前の捻挫で走り込めなかったのが響いたという谷口。最後まで体力がもたなかったのが敗因と悔しさをにじませました。
秋の大きな目標にしていたという今回の全日本インカレ。来年のこの大舞台では、個人そしてリレーでリベンジをしてくれるはずです。
笹村が二年連続で入賞 第6位!
男子800m決勝には笹村(法・3)が出場。昨年のこの大会では5位、今年5月の関東インカレでは6位と大舞台での勝負強さをみせてきたました。決勝進出を決めた後には、表彰台への意気込みを語ってくれ、慶應最後の出場者に大きな声援が送られました。
昨日の疲れが残っていたものの、変わらず表彰台を狙っていた笹村。スタート前、応援に応えるその姿には緊張の色は見られませんでした。理想的な展開だったと序盤3位で集団につくと、ラスト一周に勝負をかけました。序盤の疲れか、一時は8位まで順位を落としましたが、ラストのスパートで底力を見せると二人を抜き去り、見事6位でゴールしました。
去年に続く入賞で実力を知らしめた笹村。順位こそ一つ落としたものの、来年につながる結果だったと笑顔で語ってくれました。
来年の関東インカレ、全日本インカレでの表彰台入りに期待が膨らみました。
応援が選手の力に
公式戦の度に選手の話を聞きますが、必ず出てくるのが「応援が力になった。すごく勇気づけられた。」という言葉です。今回の全日本インカレでも選手全員が、応援席からの熱い声援に励まされたことだと思います。特にこの4日間は猛暑の中の試合となり厳しいコンディションでしたが、上級生から下級生まで声を張り上げ、喉を枯らして最後まで応援してくれました。選手、応援、サポートとチーム一丸となって戦えたといえる大会だったでしょう。
応援を取り仕切る応援統括長を務めた松田(理・4)からコメントをもらいました。
「今回僕は選手になれませんでしたが、4年生としてチームで戦う姿勢を見せたくて統括長に志願しました。嬉しいことに後輩も積極的に応援統括に参加してくれ、暑い中でも慶應一丸となって戦えたと思います。多くの選手から応援が励みになったと感謝の言葉をもらい、最後まで皆で頑張れて良かったと感じています。試合に出れなかった後輩たちが、応援を通して何かを得て、今後の陸上生活につなげてくれればと思います。」
悔しさを抱えながらも、切磋琢磨してきた仲間を全力で応援した4日間でした。きっとあの応援席の中からは、今後の大舞台で活躍してくれる選手が現れるはずです。
現役生以外でも、OB、OGの方々をはじめ、競走部を応援してくれた多くの方々がいらっしゃいました。
4日間、長い戦いでしたが本当にありがとうございました。
後日、改めて入賞者の特集を組む予定ですので是非ご覧下さい。