第8回関東インカレ特集 男子400m 廣瀬英行
最終回は、男子400mで優勝を果たした廣瀬英行です。
廣瀬は10日より行われている第95回日本選手権に出場しております。
11日に行われました予選では46.51をマークし、予選1位で決勝へ進んでおります。
決勝は本日の16時15分からです。
応援の程よろしくお願い致します。
エース廣瀬 圧倒的な走りで頂点に
「熱意」「執念」「覚悟」各選手が持つ自らの思いを最大限にぶつけ合う舞台、関東インカレ。それゆえに単純な実力のみが勝敗を分けず、優勝へ辿り着くためには速さよりも強さが求められている。廣瀬英行(環境4=佐賀・佐賀北)も同様に頂点に立つ実力は有していたが、関東インカレでは過去3年間の順位は5位、3位、3位と未だ頂に立ったことはなかった。しかし、今年こそ悲願の優勝を勝ち獲るべく廣瀬は4年間溜めてきた熱い志を胸中に秘め、決戦の舞台に臨んだ。
予選1組に登場した廣瀬は自分の走りを確かめるように、彼が持つのびのびとしたストライドの走りで他の選手を引き離し、そのままフィニッシュ。2位の選手に1秒以上の差を付ける47″20で決勝進出を果たす。
万全を期して向かえた決勝のレース。やれる準備はやってきた廣瀬からは一寸の迷いも焦りも感じなかった。そしてスタート前、誰もが息を飲み、静まりかえる競技場。それとは対照的に選手の体を貫く強風のだけが静寂の競技場に響いていた。フライングもなく8人は勢いよく飛び出し、向かい風を突き破りながら足を前へと進める。廣瀬は序盤、一群から飛び出し後続を突き放していく。勢いそのままに先頭でホームストレートに入り、更にそこから残り100mでスパートをかけ差を更に広げる。終始、他を寄せ付けない圧巻の強さを見せ、ゴールまで走り抜けた広瀬は46”16で悲願の優勝を果たす。その彼の背中には慶應のエースとしての貫禄が刻まれていた。
万全を期して向かえた決勝のレース。やれる準備はやってきた廣瀬からは一寸の迷いも焦りも感じなかった。そしてスタート前、誰もが息を飲み、静まりかえる競技場。それとは対照的に選手の体を貫く強風のだけが静寂の競技場に響いていた。フライングもなく8人は勢いよく飛び出し、向かい風を突き破りながら足を前へと進める。廣瀬は序盤、一群から飛び出し後続を突き放していく。勢いそのままに先頭でホームストレートに入り、更にそこから残り100mでスパートをかけ差を更に広げる。終始、他を寄せ付けない圧巻の強さを見せ、ゴールまで走り抜けた広瀬は46”16で悲願の優勝を果たす。その彼の背中には慶應のエースとしての貫禄が刻まれていた。
動画のポイント
廣瀬は今回の決勝のレースの感想を「最初の100mは良かったです。それとは別に100~200mはまだ改善の余地ありです。200以降の走りも周りの様子をうかがってしまったのは反省点ですね」とした。彼が走動作中で心がけているのはいかに楽に走れるフォームを意識し、そのフォーム(意識)をラスト100でもう一度切り替えることだという。その意識が動画中でも随所に表れていることが見て取れる。
今後の目標は「世界陸上に個人で400mに出場すること。また金丸さん(大塚製薬)に勝ち、歴代二人目となる44秒台に突入したい」と話す。4年間の集大成を見せる廣瀬の活躍に今後もご期待ください。