全日本インカレレポート
こんにちは
秋シーズン最初の公式戦、全日本インカレが終わって1週間が経ちました
総合順位にも注目が集まった、全カレのレポートをしたいと思います
9月3日(金)
男子4×100mR予選
寺尾-後藤-九嶋-本橋 40″42
関東ICのメンバーから1人代えて臨んだ全カレ、
朝一番のレースだったためか「動かなかった」と振り返るメンバーもいましたが、この大舞台でそれぞれの役割が発揮できたレースでした
今回初Kマークとなった4走の本橋秀章(経1)
公式戦デビューが全カレということで、レース後に感想を聞いてみると、
緊張はしませんでしたと笑顔で話してくれました
ただ、各校のエースが揃う4走とあって、動きが固くなってしまったと振り返っていました
自己ベストタイとなる10″84を8月に出している本橋。これからの活躍が楽しみです
————————————————————
女子400m予選
原知穂 58″37
全日本インカレ初出場ということもあり、レース前はいつになく緊張している様子が伝わってきました
故障の影響で思うように練習が積めず、本来の力は発揮できずに終わりました。
今回故障者が相次ぎマイルを棄権という選択をした女子チーム。
この悔しさは来年必ず晴らしてくれるはずです
————————————————————
男子1500m予選
樋口諒 4’19″51
樋口はこの日志望している大学院の入学試験が午前中にあり、召集時間ギリギリの到着、ウォーミングアップも不十分な状態でのレースとなりました。
悔しい結果となりましたが、決して万全とは言えない状態ながらも序盤から集団に食らいついていく樋口の走りに、応援席からは大きな拍手が贈られました
————————————————————
男子100m予選・準決勝
後藤乃毅 10″45 10″33
朝行われた4×100mRも含めこの日3本のレースをこなした後藤。
レースの合間はアップ場でリラックスした様子で過ごしていました
予選は中盤では横を見て位置を確認するという余裕のレース
準決勝では追い風参考ながらも好タイムで決勝進出を決めました
————————————————————
男子400m予選・決勝
廣瀬英行 46″97 46″94優勝
春シーズンに連戦が続いた上、夏にユニバーシアード・世界陸上と海外遠征をこなした廣瀬、
予選2着で決勝進出を決めましたが、レースのビデオをチェックすると、持ち味である後半が思うように伸びなかった様子。
決勝までゆっくり身体を休めます
決勝では廣瀬らしい後半の粘りで、初の全国タイトルを手にしました
2日目のマイルが終わった後に話したところ、予選の後が一番(足が)きつかったと振り返っていました
世界陸上の時差ボケもまだ残っていたという廣瀬、万全の状態でない中での優勝はさすがです
9月4日(土)
女子三段跳決勝
平井優季 12m22(+0.2)
朝早くからアップ場に現れた平井、初めての全カレでかなり緊張しており、
応援席にいる仲の良い同期の元へ行って緊張をほぐしていました
惜しくもベスト8には残れませんでしたが、堂々とした跳躍で応援席を沸かせてくれました
まだ1年生、これからが楽しみです
————————————————————
男子100m決勝
後藤乃毅 10″35(+1.2)第3位
決勝前、アップ場では同期の宇佐美(混成)や原将(110mH)らと談笑し、リラックスしつつも集中を高めていました。
混戦だった決勝のレース、去年と同じ3位という結果になりました。
2年連続の表彰台ですが、優勝を狙っていた後藤は悔しそうな表情でした
————————————————————
男子110mH予選・準決勝
原将人 14″38(+1.5) 14″48(+0.2)
朝一番に行われた予選、スタートで少し出遅れながらも後半に追い上げを見せ、
ベストタイ記録で準決勝にコマを進めました
朝の4時起きだったということで、準決までの時間は談笑したり横になったりとリラックスして過ごしていました
準決勝では抜群のスタートで序盤トップ争いを演じましたが、5-6台目で足を痛め、ゴールするのが精一杯でした。
悔しい結果にはなりましたが、確実に力がついたことが分かるレースでした
しっかり足を治してからの、次のレースが楽しみです
————————————————————
男子走幅跳決勝
宮岸暖 7m17(+0.4)
陸上では初めての全国大会だという宮岸(スキーでは国体に出場経験があります)、
アップ前、いつも以上に集中を高めていました。
ファールが2本ということでとても悔しい結果に終わりましたが、
2本目の試技でスクリーンに宮岸の姿が大きく写し出された時は、とても頼もしく感じました
————————————————————
男子4×400mR予選
小島-廣瀬-三浦-大野 3’12″44
全カレは4回目となる小島(総4)、400mで優勝した廣瀬に、全カレ初出場となる三浦(経2)、大野(環1)を加えた4人で臨んだマイル、
小島がトップに次いでバトンを渡すと、廣瀬でトップに立ち三浦へバトンパス
アップ前かなり緊張した様子をみせていた初出場の三浦・大野もそれを感じさせない積極的な走りで応援席を沸かせてくれました
マイルチームは10月末の日本選手権リレーで記録を狙います
今から楽しみです
————————————————————
女子七種競技
宇佐美菜穂 4390点
15″18(-0.7) 818点 関カレ標準突破 PB(自己ベスト)
1m60 736点
7m58 372点
27″38(+1.6) 681点 PB
5m35(-0.2) 657点
27m69 433点
2’30″00 693点 PB
全カレ初出場の宇佐美、関カレでも宇佐美の付き添いを務めた同じ混成の浮氣(商4)と共に、元気よくアップ場を後にしました
1日目、得意な走高跳は残念な結果でしたが、2つの自己ベストをマークしました
2日目、走幅跳ではベストに近い記録を残しましたが、やり投げで以前から違和感があったという肋骨付近を痛め、テーピングで固めて800mを走り、自己ベストで締めくくりましたました。
かなり悪い状態だったにもかかわらず、最後まで最も過酷な種目である七種を常に笑顔でやり遂げた宇佐美に、応援席から大きな拍手が贈られました
男子総合得点7位(14点)で2日目を終えた慶大
創部以来初(?)となる総合入賞も見え、順位争いにも注目が集まりました
9月6日(日)
男子800m予選・準決勝・決勝
横田真人 1’51″40 1’51″02 1’49″21優勝
1年生の時は優勝したものの、昨年・一昨年とリレーとの兼ね合いやアクシデントもあり2年間優勝から遠ざかっている横田。
今年の全カレには特別な思いで臨みます。
5日の予選・準決勝と危なげない走りで決勝進出を決め、
最終日。念入りにアップを行い、集中を高めていきます
4年間一緒に練習してきた成田(総4)に付き添われ、アップ場を後にしました
決勝のレースは終始横田が引っ張り、ラストで後続を離す圧勝
日本チャンピオンの貫禄を見せつけました
————————————————————
男子砲丸投
秋本壯樹 15m54第7位
公式戦で、ここぞという時に力を発揮してきた秋本、
全カレでも2回目に40cm以上自己ベストとを更新する投擲で、見事入賞を果たしました
試合前、一緒に砲丸投に出場する、OBで塾記録保持者の對木さん(新潟大)に勝ちたいと話していた秋本、その目標も達成しました
砲丸投ピット付近に集まった、フィールドパート員たちの大声援に応える姿が印象的でした。
最終日を終えて、男子総合は24点(10位)
惜しくも入賞はなりませんでしたが、横田主将が最後の集合で言っていたように、
来年からのチームの目標がまた一つできました。
3日間熱戦が繰り広げられていた裏で、多くの1・2年生が朝早くから競技終了まで半日以上、学生審判や補助員の仕事をこなしてくれました。
彼らの働きなしには全カレは成り立ちません。
また、副務の梶原(環3)により、公式HPにどこよりも早い試合速報が載せられていました。
それを見て下さっていた方も多いかと思います。
最後に応援に来て頂いたOBや父兄の方々、遠くから応援して下さった方々、
本当にありがとうございました
次は今の代で戦う最後の公式戦、早慶戦です
(毎年早慶戦で代替わりがされています)
応援よろしくお願いいたします