一般入試:金子大将

プロフィール

  • 氏名:金子大将
  • 学部学年:環境情報学部4年
  • 出身校:明治大学附属中野高校(東京)
  • 所属パート:長距離
  • 自己ベスト:5000m:15′18″08 10000m:31’13″43

慶應を選んだ理由

「陸上競技に取組める環境」が最大の決め手です。高校の実績は都大会出場止まりですが、大学でも陸上競技をやりたかったため、「陸上競技に取組める環境」は私の中で大学選びの大きな軸でした。私の高校は明治大学の付属で、内部進学も可能でした。高校生の時は、大学で特段勉強したいと思っていたことはありませんでしたので、何が勉強できるのか?ということは大学選びではほとんど重視していませんでした。そのため、陸上競技抜きで考えれば、大学はどこでも良かったです。しかし、陸上競技という軸に立ち返ると、明治大学は箱根駅伝常連の超名門。私の高校の実力では活躍できないどころか、入部すら難しいことは目に見えていました。そんな中、縁あって慶應競走部の練習に参加した際、長距離ブロックの雰囲気や先輩方の人柄の良さに惹かれました。何より、私のような平凡な選手でも活躍できるチャンスがありました。それをきっかけに、慶應を目指しました。

入試対策

SFCには入試科目に日本史などの社会科目がなく、英語・数学・英語+数学・情報のいずれかを選択し、小論文と合わせて2科目で受験できます。多くの人が数学や英語で受験する中、私はSFCで導入されたばかりの「情報」を利用しました。

【情報科目】
 高校の情報の教科書内容に加え、プログラミングの基礎や、基本情報技術者試験の内容など、幅広いIT素養が問われます。とはいえ私自身、決して高校時代にバリバリのIT人材だったわけではありません。部活三昧で、プログラミング未経験、パソコン操作も苦手で「情報」には縁もゆかりもない学生でした。
私は慶應のAO入試に秋頃に不合格になり、受験勉強も世間の受験生から大きく遅れていたため、秋から英語や数学を勉強しても、自分がAOの準備に没頭していた時期に塾の夏期講習で沢山勉強していた受験生に太刀打ちするのは難しく思っていました。
そこで見つけたのが情報科目です。0からのスタートでしたが、世の中のライバルの少なさと、計算・知識をバランスよく効率的に勉強できる点でこの科目を選び、SFCにフォーカスして対策を進めました。
勉強には、慶應やセンター試験の過去問、情報系資格のテキストを活用しました。特殊だと思いますが、このような受験戦略もあることをご紹介しました。

【小論文対策】
 書店には沢山の参考書がありますが、正解がある科目ではないため、必勝法はありません。そのため私はとにかく数をこなし、1995年以降の小論文の過去問は全て演習しました。その中で出題傾向や、自分なりに納得できるアイディア、文章構造を確立するとともに、1500文字の制限字数を書き切るスピードを鍛えました。私は塾で添削指導をやってもらいました。皆さんも学校の先生など、客観的に評価してくれる人にしっかり自分の答案をみてもらい、改善点を見つけるようにしてみましょう。

慶應競走部の魅力

 一生懸命な人には一生懸命に応えてもらえる部活です。一生懸命に練習に取り組めば、必ず誰かがその姿勢を見てくれています。誰よりも選手を見ているマネージャーやトレーナーには、必ずその姿勢は伝わるはずです。昨年の箱根駅伝予選会の前日には、長距離だけでなく普段LINEをしない同期たちからも沢山の応援メッセージを貰いました。一生懸命に練習に取り組んだ結果、自己ベストを更新できればもちろん嬉しいですが、このような形で応援してもらえたことは、今までの自分の取り組みをちゃんと見てくれている人がいたのだと実感でき、競走部3年間の中でも大きなやりがいを感じる瞬間でした。頑張ることを惜しまない人には最高の環境だと思います。

受験生に向けてメッセージ

 慶應競走部は大学で本気で陸上競技をやりたい学生に対して、常に門戸が開かれています。高校時代に全国で活躍した選手もいる一方、高校では目立たなかった選手が大学で急成長を遂げるケースも沢山あります。私の所属する長距離ブロックは大半の選手が高校時代にインターハイの経験はありませんが、昨シーズンには約8割のメンバーが高校ベストを更新し、多くの選手が関東インカレ標準記録を突破しました。「入部当初の実績以上に、大学での成長を大切にするチーム」だと、私は3年間の競走部生活の中で感じています。今は伸び悩んでいても、高校で競技を引退するには諦めきれないという人は、ぜひ慶應競走部という選択肢を検討してみてください!

受験に関するお問い合わせはこちらまで
受験担当:向吉未来也 manager.keiotf@gmail.com

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