一般入試:畦地将史

プロフィール

  • 氏名:畦地将史
  • 学部学年:法学部法律学科3年
  • 出身校:東葛飾高校(千葉)
  • 所属パート:投擲
  • 自己ベスト:やり投げ:71m14

慶應を選んだ理由

3点ある。
①自分自身が弁護士を目指していたため、法学部を志望していたこと
➁受験科目の適性があると感じたこと
➂その上で陸上ができる環境にあること

①については、法という「社会のルール」に興味を持ったからというのと、仮目標として弁護士を設定することで、学業の成果が得られると思ったからである。
➁については、苦手意識のあった数学を避けられるということと、高校の入試形式で作文が課されていて比較的文章を書くということに苦手意識がなかったということ、英語や日本史は得意科目であったということだ。
➂については、独自の競技場があって機材も揃っていること。

上記より、慶應は理想的な環境であった。

入試対策

慶應の法学部を第一志望に据えて研究した者の1つの意見として受験生には利用してもらいたい。
まず前提として、慶應法学部の試験突破のための勉強とは「覚えること」がその実だ。そしていかに「長期にわたって反復して適切なことを行えるか」が、間違いなく勝敗を決する。
そして実質英語、日本史の2科目である点にも留意したい。
私自身は塾には行っていなかったので、独自に勉強を進めていきたいと思っている方には特に以下の方法をお勧めしたい。

〈英語〉以下勉強法で達成した点数:7~8割程度(2018年度入試)
配点比率からすると最重要科目。ここで得点を荒稼ぎして日本史はボーダーを超えるというのが正攻法。私の場合は高校2年の夏頃から対策は始めていた。対策といっても英単語を覚えるとか文法を覚えるとかだったが、この基盤固めが後に非常に役に立った。塾に通っていなかった私は、主に武田塾のユーチューブで言及されている参考書等を参照しながら、スタディサプリの授業と並行して取り組んでいた。順序は、単語・文法→短文の精読→長文の精読→過去問対策。単語、文法は分からなくなったらその都度戻る拠点にしていたため、受験期直前まで欠かさなかった。過去問については秋以降取り組んでいたが、最初に形式をつかむという意味で取り組んでからはしばらく触れなかった。各大問ごとに癖がある問題が並ぶので、各大問に対して対策をしていくという方が良いと感じ、個別に対策できるような参考書を購入し取り組んだ。長文までのこういった特殊な問題でいかに時間を使わないかが鍵となる。あまり早い時期に過去問に手を出すと現状位置が知れる反面、解けなさ過ぎて絶望することが多々あるので注意していた。

〈日本史〉以下勉強法で達成した点数:7割程度(2018年度入試)
日本史は1周目をいかに早く終えるかが鍵。ざっくりとでいいので概要をつかんでから詳細を詰めていく。1周目を終えたのは、夏休み明け程度だった。英語に比べ優先順位は高くないが、確実な得点源とするために着実に進めた。スタディーサプリで通史・文化史を一通り抑え、わからない部分の穴などを埋めながら東進の一問一答を紙が破れるまでやりこんだ。私は冗談抜きで200周はした。参考書を多種類使いすぎない方が良いと思う。山川出版社の日本史用語集、Z会の実力をつける日本史100題はどちらも必携。過去問については秋の終わり辺りから20年分くらいをやっていた。同形式が含まれていて難易度の劣る商学部の過去問などもやっていた。福沢諭吉に関連する事項が出題されやすいことにも注意していた。
問題形式上、すでに用語は羅列されているので、漢字が書けるかという部分は重視して勉強する必要はない。選択肢の中からある程度まで絞り出し、どれが正解になるのかを導き出せる力の方が明らかに重要なので、似たような語句の違いを比較する形で覚えていくと効率がいいと感じた。

〈小論文〉以下勉強法で達成した点数:???
小論文の対策を始めたのは冬頃。英語、日本史ともにボーダーを超えた受験者のみ採点対象になるので、優先順位は低いと判断した。正直秋終わりまであまり触れていなくても大丈夫と思う。学校の先生や塾の先生などに添削してもらうのが理想的だが、なかなか問題自体が質の高い文章を扱っているため、指導者の能力が求められることには注意したい。私の場合は同学部受験経験のある高校教員に添削してもらっていた。過去問を使っていけば十分と感じた。

慶應競走部の魅力

・優しい人が多いこと
・合理的な人が多いこと
・今後のキャリアを考えるうえで必ずプラスになるということ
・平和なこと
・自由が利くこと
・いい意味で體育會色がそこまで強くないこと

受験生に向けてメッセージ

コロナウイルスに伴う自粛の影響で、文化祭やスポーツ祭、インターハイなどが軒並み中止になっていることには、つい3年前まで高校生だった身として胸が締め付けられる思いです。
そんな環境にある皆さんに頑張れなどというのは無責任ですが、どうか自分の手で未来を創っていってほしいと思います。皆さんが慶應に入学し、競走部に入ればきっと素晴らしい環境と出逢いの下で自己目標の実現に精一杯取り組むことができるはずです。我々競走部員もそんな皆さんが無事に入学を果たし、部の一員として活躍してくれることを心待ちにしています。
我々在校生も精一杯サポートします。是非質問や分からないことがあれば、ツイッター等で「畦地 将史」と調べてコンタクトを取ってみてください。

受験に関するお問い合わせはこちらまで
受験担当:向吉未来也 manager.keiotf@gmail.com

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