一般入試:今西優太

プロフィール

  • 氏名:今西優太
  • 学部学年:文学部英米文学専攻3年
  • 出身校:北摂三田高校(兵庫)
  • 所属パート:中距離
  • 自己ベスト:400m 49″06 800m 1’53″58

慶應を選んだ理由

私が慶應に進学を決めた理由は二つあります。一つ目は教育設備の充実です。広大なキャンパスを活かした大規模な施設が他にはなく、心惹かれました。特にメディアセンター(図書館のことです)には数多くの文献や資料が用意されており、申し分ない学習環境であると当時の私は感じました。二つ目は強い縦(OBOG)と横(学生同士)のつながりです。他大学と比べこの点における慶應の強さは私にとってとても魅力的でした。学生同士で協力し助け合う風土があり、4年間で多くの素晴らしい仲間に出会えるのではないかと感じました。加えて、OBOGの方々の手厚いサポートも慶應の特徴です。自分のこれからのキャリアを考えていくうえで頼れるOBOGの方がいてくださることは進学を決めたうえで非常に大きい要素でした。

入試対策

私は1年間の浪人期間を経て入学をしています。現役時代には慶應を受験していませんでしたので今回は浪人期間中の入試対策に焦点を当てます。
一般的に難関校に位置づけられる慶應ですが、基礎の徹底は非常に重要です。特に私が最初に重点的に取り組んだのは英単語と文法です。英単語はシステム英単語とリンガメタリカを何種も繰り返しました。文法はネクストステージを使用していました。一般的に英文法の出題が少ないと言われる慶應ですが(早稲田も少ないですね)、長文内で文法事項を問われるケースが多いので文法対策は必須です。基礎事項にめどがついた段階で長文問題(やっておいたいシリーズなど)にとりかかりました。9月になると赤本と英作文専用の参考書を使用し、慶應の出題傾向に合わせた対策を行っていました。慶應は英語の配点が高いので英語は得点源にしておくべきでしょう。この英語の対策プロセスに関しては日本史も同様のことを行いました。
国語も最初に現代文のキーワードの理解や古文の助動詞の確認などの基礎を徹底しました。慶應の受験科目に国語はありませんが、慶應のみを受験するわけにもいかないでしょうから入念に対策することを推奨します。また、後に述べる小論文対策において教養を高めることは非常に重要ですので、国語の対策として多くの現代文の文章に触れ、知識の蓄積をすることは無駄にはならないでしょう。加えて私は毎回の現代文の文章の200字要約を意識的に行うようにしていました。文章の内容を本質的に理解できるようになるためです。
小論文は慶應独自の科目であり対策に悩む受験生は多いのではないでしょうか。しかし、入学後、多くの学生に聞いてみたところ私含め小論文に時間を割いた対策をしていたというような人はほとんどいませんでした。書き方のテクニック等は重視すべきでなく赤本の解答を参考にする程度で問題ないでしょう。(読書感想文にならないように不安な人は最低限のルールは確認すべきですが)
小論文において重要なのは教養と自分の考えを文章化する能力です。受験生の皆さんは世の中の様々な出来事に何が問題になっているかなどの関心を持ち、そこに自分なりの意見を抱く習慣をつけることです。強いて言うならばこれが小論文対策でしょう。多くの時間を割く必要はありません。教養を高める参考書でいうと、長尾達也著『小論文を学ぶ』をオススメします。(少々難解ですが力はつきます)
長々とした内容になってしまいましたが、このような日々の学習の積み重ねが重要です。

慶應競走部の魅力

競走部の魅力はその長い歴史と部員の多様性でしょう。競走部は創部100年以上の歴史の中で山縣さんや小池さんなど世界レベルの選手を数多く輩出しました。このような先輩方が袖を通したユニフォームを着て競技できる環境は魅力的です。部員の多様性に関してですが、競走部には陸上競技はもちろん様々なバックボーンを持つ部員が在籍しています。国際経験が豊富な者や個人で陸上教室を開いている者など、様々な人と触れ合うことで自己を高めることができる環境があります。

受験生に向けてメッセージ

受験というのは遊びなど我慢しなければならないことが多く、成績の浮き沈みなどもあり、楽しいこと以上に辛いことの方が多いでしょう。特に私は1年間の浪人を経験していますので受験生の気持ちは2年分(笑)理解しているつもりです。しかし受験という壁を乗り越えることは自身の今後の人生の中で大きな自信となることでしょう。努力して何かを成し遂げたという経験は非常に重要です。とにかく頑張ってください!
そしてもし受験を終えて慶應義塾大学を選んでくれるようなことがあれば私はとてもうれしいです。その際にはぜひ競走部の見学に来てみてください。

受験に関するお問い合わせはこちらまで
受験担当:向吉未来也 manager.keiotf@gmail.com

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