FIT入試:坂口天城
プロフィール
- 氏名:坂口天城
- 学部学年:法学部法律学科3年
- 出身校:福岡高校(福岡)
- 所属パート:短長
- 自己ベスト:400m:47″56
慶應を選んだ理由
私は福岡県の公立の進学校に通っていたのもあり、周りと同じように国立大学を第一志望として日々勉学に励んでいました。しかし、高校2年生の春に慶應競走部のOBの方から声をかけていただいたことをきっかけとして、全く選択肢になかった慶應を自分の進学先として考えるようになりました。そこから、競走部のホームページを見たり、自分で慶應について調べたりしているうちに慶應に進学したいという思いが募っていきました。私のような地方の人間からすれば、慶應の名前やそのブランド力というのは憧れの対象でありましたし、競走部に関しても練習環境やOBの方々の実績などとても魅力的で惹かれるのにそう時間はかかりませんでした。
入試対策
高校3年生の春にFIT入試の存在を知り、受験を決意しました。ただ、実際に入試対策を開始したのは8月だったため入試対策の期間はかなり短かったと思います。
私の受験したFIT入試のB方式は1次が8月中旬締め切りの書類選考、2次が9月中旬に実施の小論文と面接という方式でした。そもそもFIT入試は評定平均4.0以上というのが受験の最低ラインが設けられています。ですからそこをクリアした上で、1次に必要となる高校の調査書、自分の経歴について書く志願者調書、それから2000字の志望理由書を提出します。そして1次を通過できれば2次は三田キャンパスで小論文2題と10分程度の面接を受けます。以上で FIT入試はすべて終了し、2次を通過できた者が晴れて合格ということになります。
ここからは私自身の入試対策ですが、まず1次試験についてです。1次では、志願者調書と志望理由書を作成し、国語の先生に放課後の時間をいただいて添削指導をしていただきました。取りかかりから締め切りまで2週間弱しかなかったのもあり、毎日ご指導をいただいては持ち帰って推敲し、次の日に見せるといった感じでした。最後の最後まで推敲を重ね、締め切りギリギリに出した記憶があります。次に2次試験についてです。2次の小論文2題はかなり独特な内容で、問題については対策しようがないと考え、特に対策はしませんでした。ただ、小論文の書き方のみ本で軽く勉強しておきました。また、面接の対策も特には行わず、自然体で臨むことを意識しました。ひたすら志願者調書と志望理由書を読み込み、自分の考えを深めておくことにのみ徹底したといった感じでした。1次の合格発表からさほど時間はありませんでしたが、行うことを絞っていたこともあり、焦ることはありませんでした。
慶應競走部の魅力
競走部の練習環境は本当に素晴らしいと思います。こんな環境で日々練習できる大学はそうそうありません。全天候400mトラック、トレーニングルームも完備、さらにはマネージャーさんやトレーナーさんの手厚いサポートを受けられたりもします。そして部員ひとりひとりが個性的であるため多様な価値観や考え方に触れることができ、それまで知らなかった新たな世界を発見することもできます。また良い意味で自由であり、自分自身でやりたいことに工夫を凝らしながら取り組むことができるため、この点も慶應競走部の大きな特色だといえるでしょう。體育會と聞けば、とても大変で勉強やプライベートの両立ができないのではないかと不安になるかもしれません。確かに簡単なことではありません。しかしそれらをどうにかして乗り越え、両立させていくことで更なる人間的成長を望めるのではないかと私は思います。競技面だけでなく、人間としても大きく成長させてくれる、それが慶應競走部なのです。
受験生に向けてメッセージ
慶應に入学するというのはどういった入試方法であれ、簡単なことではないでしょう。しかし慶應を受験するという挑戦を決意し、今ひたむきに努めているみなさんには絶対に合格して慶應に入学してほしいと切に願います。入学してからでないとわからない良さ、魅力を知ってほしいと思います。険しい道だとは思いますが、この慶應には受験勉強という時間を投資するのに十分な価値が大いにあります。どうか最後の最後まで頑張ってください。心から応援しています。
最後になりますが、ぜひ入学できた暁には競走部に入部していただきたいです。競走部員として過ごした大学生活がきっとかけがえのないものになることは間違いありませんから。
この競走部でみなさんと一緒に競技できることを心から楽しみにしています。
受験に関するお問い合わせはこちらまで
受験担当:向吉未来也 manager.keiotf@gmail.com