合格体験記ー藤木健人ー

藤木健人 商学部2019年度入学

プロフィール

学部学年: 商学部

出身校: 桐朋高校

所属パート: 短短

高校時自己ベスト: 100m:11"02/200m:21"84

入試形態: 一般入試

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慶應を選んだ理由

 自分は中学から陸上を始め、中学時には全中にあと一歩で及ばなかったり、高校時には怪我が多く都大会止まりと言ったように、満足のいく結果を6年間で得ることができませんでした。そういった中で必然と、大学でも陸上をやりたいと思うようになりました。中高では得られなかった満足のいく結果、いうならば満足のいく集大成を大学に求めた部分もありますが、一番は中高時代に期待してくれた同期、顧問に対して成長した姿を見せたかったというのが大きかったと思います。中高の部活の雰囲気はメニューも自分達で考えたりと自主性が強い面があったので、大学も同じような環境でしたいと考えていた時、慶應の自主性を重んじる環境に惹かれ、受験することにしました。

入試対策

 自分はA方式で受験をし、受験科目は英語、数学、日本史を選択しました。部活を引退したのが5月で、そこから徐々に受験に対して本腰を入れ始めました。部活をやっている間は勉学を真面目に励んできたといえない状況だったので、最初は基本的なことを重点的に取り組んでいました。時間もあまりなかったので時間の効率にはかなりこだわっていたと思います。家と塾の移動時間に英単語の復習や日本史の問題を解いたり、生活のリズムを崩さないために食事の時間や起床、就寝、昼寝の時間までもきっちり決めていました。
 科目別としての対策は英語は文法、標準的な単語を覚える事を優先し、受験期終盤は慶應の志望学部以外の入試問題を扱ったりするなどして英長文に慣れたり、単語の引き出しを増やすことができました。日本史は自分の苦手科目だったのであんまり時間を割きたくなかったので、単語帳をただひたすら読み返して、たまに資料集を読む程度でした。そして数学は得意科目だったので、得点源にするべく、学校から配布された問題集を問題文を読んだだけで解答を頭の中で導けるレベルまでやり込んだり、難易度の高い東大や京大の問題にも取り組んでいました。

慶應競走部の魅力

 慶應義塾大学競走部は、ほかの強豪校の様に全国のレベル高い人達が部員のほとんどを占めているわけではありません。中には陸上初心者で入部した人もいます。競技力がバラバラにも関わらず、慶應義塾大学競走部は一つのチームとしてまとまり、生き生きとしています。それは各々がしっかり自分の目標を定め、それに向かって日々突き進んでいるからだと自分は考えます。部員同士で異なる目標を共有することで互いに刺激を受けることが非常に多いです。そういった様々なニーズに応えることができる環境があるという事も慶應義塾大学競走部の魅力だと思います。

受験生に向けてのメッセージ

 大学に入ってからも部活として陸上を続けていく、または始めることに不安を頂く人もいるかと思います。ただ、大学の四年間において必死に打ち込めるもの、もがいて、挫けて、泣いて、それでも立ち上がってまた頑張れるものはそう簡単に見つかるものではありません。こういった貴重な経験は自分のこれからの人生において大きな糧となるものです。慶應義塾大学競走部はそれを与えてくれるきっかけになると思います。ただ、「きっかけ」といったのは自分自身が全力で取り組まないと意味を成さないからです。やるからには全力で。全力でやれば絶対に後悔はしません。興味があればぜひ、練習を見に来てください。一緒に練習できる日を心待ちにしています。