2017冬季練特集! ~最近の短距離~

こんにちは!
3年マネージャーの村上です

大学の授業も冬期休業になり、街はめっきり年の瀬一色ですね。
年末になると毎年、朝電車やバスに乗っていても遠征や練習試合に出かけるであろうチームジャージ姿の中高生が目立ちます。自分の学校へなのか、よその学校なのか、はたまたどこかの自然公園や砂浜へ向かうのかは分かりませんが、いま自分自身もきつい冬季練真っ最中の選手たちを間近で見ている分、そんな光景に出合うと心の中でささやかに応援したくなります。

 

さて、冬季練真っ最中と書きましたが、各ブロックともいまはスピードをやや落とし、長い距離を踏んだり、心肺機能を高めるようなつらい練習を重ねているところです。自分もかつて、「冬練に派手さを求めてはいけない。地味できつい。これが当たり前だ」と口を酸っぱくしてコーチに言われたのを思い出します。
中距離の冬季練のもようは前回お伝えしましたが、短距離ももちろん様々な冬季特製メニューをこなしています!
最近の短距離の練習のようすで取り上げたいことはいくつもありますが、今回は12月24日(日)と28日(木)に行われたものをご紹介したいと思います。

 

まずは世間はクリスマスイブ、24日に行われた短短・短長合同リレーです。
聖夜の華やかさもどこ吹く風、短短ブロック・短長ブロックから総勢26名がバトンをつなぎました。
メニューとしては、(220+120walk+60)x4というもの。
220を各走者とばして相手を引き離したとしても120walkでその差は埋まってしまうため、「競らないときがない!」という短距離泣かせのリレーでした。
それでは、そのようすをお伝えします。

 


永田(短短3、主将)からメニューの説明を受ける短距離部員

 



前走者を待ち受ける選手たち

 



カギを握るバトンの受け渡し

 


女子は20秒走をがんばっていました!!

 

今回のリレーでのポイントはたくさんありました。
マイルを意識したバトンの受け渡し、220のペース配分と駆け引き、乳酸が溜まってきたところでの60というショートスプリント、後半セットをどうフォームを崩さず乗り切るかなどなど…。
実力者の200通過タイムをマネージャーから知らされて、明日は我が身と刺激を受けている選手もいました。
しかしメニューが進行するにつれて当然のように選手たちの口数は減っていきます。最後のセットはある部員のスピーカーから流れるマライア・キャリーの「All I Want for Cristmas Is You」で何とか気分を上げて、見事みんなで各バトンをつなぎ切りました。


長かったリレーを終えた短距離陣とトレーナー
南(短長2)、金子(トレーナー1)、高橋(短長2)、藤田(短長2)、坂内(短短3、短短ブロック長)

 

つづいて28日の短短・短長合同坂51本走り納め!
メニューは……
坂30×5+50×5+80×10+100x5x2+120×5+150×5+200×11です!
昨年末も坂で走り納めをしましたが、そのときは計50本・4420mでした。対して今年は、計51本・5750mと距離の激増ぶりを見せています。

このような、距離がどんどん増していくメニューの性質上、レストの際にうっかり残りの距離を計算してしまって絶望することがあります。
100を5本終えたレストの時点で本数としてはほぼ半分終わっています。しかし、距離としてはまだ30%に達していないことに気づいてしまった部員は悲鳴を上げていました……。


レスト中の、ピクリとも動かず疲労回復に努める選手たち

普段300や400などの練習に慣れている選手が多いとはいえ、坂でこれだけの本数を重ねると乳酸はどんどん脚に蓄積していきます。脚を一歩出したいのに出せない、ももをもっと高く上げ、膝をより前に出して走りたいのにそれができないもどかしさ。100も後半に差し掛かろうというあたりから、そういったことにどれだけ抗い、抑制の走りができるかに、選手たちは心血を注いでいた気がします。

ぼくもマネージャー3年目ですが、正直これだけきつそうな短距離の選手を初めて目にしました。
スタート地点に戻るときに手すりを掴んで、這うようにゆっくりゆっくりと身体を運ぶ選手。1本ごとに雄たけびを上げ、声で疲労を紛らわそうとする選手もいました。
どんなにきつくても、たとえ前のセットで脚がつっていたとしても緩めたりせず、なんとしても51本走り切りたいという気持ちの強さ。参加選手全員で声を出して励まし合うその光景を間近で見られて、本当に気持ちが引き締まったと、一緒に帯同してくれた後輩トレーナーは言っていました。ぼくも心からそう思います。


走り納め達成後の記念撮影です!
朝10時に集合したはずがもう暗い……?

 

ではこのあたりで失礼いたします!
よいお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いいたします。

しかし!
箱根駅伝に出場する根岸の特集記事はまだ続きますのでぜひご注目ください!

最後までご覧くださりありがとうございました。
失礼いたします。

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