早慶戦5日前!4年生特集①

こんにちは(ゝω・)
3年マネージャーの村上です。

やっと街のそこここに秋が足音をたててやって来ようとしています。
矢上川のほとりを自転車で駆けっていると、あるいは綱島街道を歩いていると、ふっと金木犀が香ってくるような、そんな時季が間もなく訪れます。
ぼくたちの夏が終わってしまう。それは、早慶戦が終わってしまうということでもあります。

本当についこの間、我らが小池主将の勇姿に沸き、日吉では部室を、トレ室を、グラウンドを歓声の渦に巻き込んだばかりに思えますが、はっとまばたきをするうちに早慶戦が開催されます。
早慶戦をもって、長距離・サポート以外の4年生は競走部を引退します。各自陸上人生の幕引きとする大会は差がありますが、部としての引退試合はこの早慶戦です。
ぼくは今回引退される4年生の一つ下として、競走部での多くの時間をともに過ごしてきました。
それほど多くの方と関われたわけではないけれど、優しく接して下さった先輩には本当に感謝をしたいと思います。
4年生の方々も、競走部で陸上と真剣に向き合い、辛酸をなめたこと、憂き目を見たこともあまたあったでしょうが、それでも、一人ひとりが誰かにとってはかけがえのない大切な先輩です。

春、もし思い立ったら、関カレの会場へ足を運んで、声援を届けてほしい。
夏、もし元気があったら、青々とした草いきれの底のような競技場を思い出して、寄ってみてほしい。
秋、もし時間があったら、黄葉の茂る立川で長距離の努力の成果、変革を見届けてほしい。
冬、もし気が付いたら、テレビの中の鶴見中継所で精一杯に奮闘する1年生を見守ってほしい。そして、何年かの後、箱根路をひた走る長距離部員を激励してほしい。

正直まだ全く実感が湧きませんが、早慶戦が過ぎ去って数日したところで、ふとその実感が漣のように押し寄せてくる。過去2年間もそうでした。
本日からのマネブロでは、今回引退される4年生の特集と早慶戦に出場する選手の紹介を並行して行いたいと思います。

4年生特集のお題は恒例となってしまいましたが、「競走部での4年間を一言で表すと?」です。
各々の4年間がギュッと凝縮した言葉をお送りします。

 

〇中島瑞樹(短短・理工)

『継続できれば力なり』
陸上のみならず、様々な技芸について、「継続」することの大切さが説かれます。諸事情によって長く競走部を休部していた中島さんは、砂浜をさらう波のような途方もない「継続」の重みをこれでもかというほど噛み締めたはずです。
今年の春に専門の110mHでベストを出したのがじつに4年ぶり。それまで波乱な道を辿ってきましたが、本当にようやくといった安堵の表れた表情が印象的でした。
中島さんは1人で行うときは淡々と、仲間といるときは本当に楽しそうな様子を見せ、めりはりをくっきりとつけて毎日のハードルの練習に向かっていました。確かに大学競走部の前半は「継続」の難しい状況におかれていましたが、いまは十分力を発揮できるだけの「継続」が積めていると感じます。

 

〇鈴木喜成(跳躍・跳躍ブロック長・商)

『跳躍前の助走』
とにかく意識のあるうちは朝な夕な、砂場の主となって練習に打ち込んでいた喜成さん。とりわけ「走り」へのこだわりは別格で、短距離顔負けのダッシュ練の積み重ねを見せていました。最近では日課のように坂ダッシュを重ね、1本1本丁寧に走りを検分していたのが印象的です。
誰もが期待する、15mの大台へあと1cmに迫った専門の三段跳。たかが1cm、されど1cmを見せつけるかのような喜成さんの努力は、跳躍ブロックのみならず全部員が知っているはずです。個性の強い跳躍ブロックをまとめあげつつ、跳・走・心と鍛えていくのは並大抵のことではなかったと思いますが、引退のこの瞬間までブロック長としての役割をしっかり果たそうとする背中には感銘を受けます。

 

〇水野敬介(短長・理工)

『日進月歩』
日ごとに進み、月ごとに歩む。そんな4文字では語れないほど、水野さんの陸上人生は起伏に富んでいた気がします。
実直すぎるともいえるその性格は多くの人を惹きつけ、慕われる一方、思い悩んでしまうことも多々ありました。今年の関東インカレで叩き出したベストにも満足せず、もがき続けたこの半年。個人での全カレ出場がかなわなかった水野さんはしかし、マイルの4走として福井の地でバトンを繋ぎました。
最後に全カレを走れて最高だったと話す水野さんの表情。蛇行もあった、回り道もあった、それでも多くの後輩に勇気を与える力走を見せたその表情はどこか晴れやかで、長い道のりを進み歩いてきた集大成を思わせます。それが陸上の終着点になるのかはまだ決めかねているようですが、これからも応援したいと思わせるようなそんな表情でした。
「全カレの舞台で悔いなく走れた」そんな言葉が聞けて、それだけで満足です。
レースの2時間前に決定したというアンカーの大役、お疲れさまでした。

 

〇上野佑太(短短・副将・環境情報)

『ヒエラルキー』
ハードルは他の種目に比べてヒエラルキーが低い、とは上野さんがよくぼやいていたことです。ぼくは全くそんなことはないと思いますが、心のどこかで上野さんは引っかかりを覚えていたのでしょう。
ハードル種目といえば、とにかくかっこいい。空中を切り裂くような動作に、8台のハードルのガシャンと乾いた音が選手とともに流れていく疾走感。特に上野さんのような鋭利で美しいハードリングだとそれらは際立ちます。
人を引き付けるには、面白いことと、かっこいいことがあれば十分です。ハードルは見ていて面白いし、上野さんの最高にクールなハードリングのおかげで、ハードラーのヒエラルキーはかなり高い位置にいるのではないでしょうか。

 

〇菊池直輝(短短・経済)

『挑戦』
高校で思うような結果が出なかったけれど、大学競走部でもう一度陸上を志そうという「挑戦」。アメリカに1年間渡り、そこでも速くなる秘訣を探ろうという「挑戦」。4年間を通して、好きなことに向かって突き進んでいこうという「挑戦」。
菊池さんの競走部での生活は挑戦に満ちていました。
人は皆、何かに挑んでいる。他人には言えないことや、あるいは人とともに挑むものだって。そんな若く、弾力のある心が抱ける挑戦の気持ちを、数年数十年経ってもぼくが持っていられるかは分からないですが、菊池さんには常に何かに挑み続ける姿勢で人生の次のステップへ踏み出していってほしいと思います。

 

以上、今回は5名の4年生を紹介しました。
皆さんの一言はどれも切実で、ぼくがコメントを付けるのはおこがましい限りですが、撮影に協力してくださった先輩方、ありがとうございました。
あと数日間ですが、最後まで駆け抜けてください!(^^)v

今回はこの辺で失礼します。 
明日から続々とマネブロが更新されます。
そして、今回の企画で昨年の早慶戦からマネブロ100回更新が実現しそうです。この1年、怒涛のようにしたためられるマネブロにお付き合いくださりありがとうございます。
これからもよろしくお願い致します。

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