室伏重信氏(中京大名誉教授)記念講演

こんばんは、投擲ブロック4年・主務の加賀見です。

6月17日(土)慶大日吉キャンパスにて、義塾と読売新聞社共催の室伏重信氏による「人の可能性について」の記念講演がありました。室伏氏は”アジアの鉄人”とも呼ばれる日本陸上界レジェンドで、ハンマー投75m96の日本歴代2位の記録を持つ、室伏広治選手の父でもあります。

今回の講演は体育研究所所長の石手先生にご紹介いただいたもので、競走部員以外にも多くの横浜市民の方がこの講演を楽しみに会場に足を運んでいました。講演はトークショーをあわせて2時間ほどでしたが、室伏氏自身の生い立ちから、今の日本陸上界・スポーツ界が強くなる為に必要なこと、70歳を過ぎてもなお強靭な肉体を維持し続ける秘訣等、どれも非常に興味深いお話しであっという間に時間が過ぎてしまいました。最も興味深かったのは、体の全ての力は丹田(タンデン)というお臍の3cm程下の部位から生み出すことが、エネルギーを最大限発揮するコツだということです。室伏氏曰く、強い選手でもこの丹田を使いこなせていない場合が多く、ハンマー投でいえば腕の力を抜きつつもハンマーにしっかりと力を伝えるにはこの丹田が活きてくるとのことです。残念ながら半人前の私にはこの感覚を理解できませんでしたが、明日から早速意識してみたいと思います。そして講演後は熱心に競走部員の質問にも一つひとつお答えくださり、記念撮影にも笑顔で応じてくださいました。


講演後の室伏氏を囲んで(後列左から:安部(2商)・掛村(3商)・加賀見(4法)・安保(3経)・室伏氏・松島(2法)・内藤(3経)・今野(1経)、前列左から:佐藤智(1総)・佐藤悠(1総)・原田(1文))

その後は日吉キャンパスの施設紹介ということで体育研究所の先生方とともに陸上競技場の見学に。先生方のお取り計らいもあり、なんと室伏氏直々にご指導いただけることになりました。はじめは少しだけということでしたが、やり・砲丸・円盤・ハンマー全てでご指導いただき1時間近くも見ていただくことができました。

円盤・砲丸の指導をされる室伏氏(左から:加賀見・室伏氏・内藤・亀苔(三四会/1医))

やりの指導をされる室伏氏(左から:室伏氏、中野敬(1法))

レジェンド直々の指導ということで、はじめは皆緊張していましたが室伏氏のジョークで場も和み、良い雰囲気の中で練習をすることができました。室伏氏の指導は、感覚的なものというよりは物理やスポーツ科学に基づく論理的なもので又それを簡単な言葉で説明してくださるので、すんなりと頭に入ってきました(それを体で実現するのは勿論別問ですが)。今回貴重な講演、指導をしてくださった室伏重信氏、体育研究所の先生方に厚く御礼申し上げます。

また翌日の18日(日)にはS63年卒のウィンストン・コイケさんが、シンガポールから遥々投擲ブロックの指導に来てくださいました。コイケさんは砲丸投14m08の塾歴代6位の記録をお持ちで、現在もマスターズで陸上競技に取り組んでいらっしゃいます。お忙しい中ありがとうございました。
砲丸ピットにて(左から:本(体験3年)・今野・コイケさん・加賀見・内藤・佐藤(2法))

砲丸の指導をされるコイケさん(左から:内藤・コイケさん)

 

 

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