第4回下半期特集「同志社戦」

 11月5日(土)同志社大学京田辺校地陸上競技場にて「男子60回・女子2回慶應義塾大学・同志社大学対校陸上競技大会」が開催されました。
我が競走部は男子慶應36点-同志社27点・女子慶應25点-同志社14点にて、男女共に勝利を致しました。
 同志社戦という舞台で勝負するにあたり、各人がどのような気持ちで臨んだのか、優勝した選手たちに話を聞きました。

男子100m優勝 谷口文也

Q.同志社戦は何を目標に臨まれたのか教えて下さい。
A.今季は100mをあまり走っていなかったのですが、来季は狙っていきたいと思っています。同志社戦ではそこにつながる走りを目指しました。

Q.シーズン終盤の試合でしたが、本番の走りはいかがでしたか?
A.練習時の感覚は良かったので全体的には良いコンディションだったと思う。本番は力んでしまい、思い通りの走りはできませんでしたが、悪くはなかったですね。

Q.来季の目標をお聞かせください。
A.勝負は200mだと思っています。関カレ、全カレの決勝に残り、しっかり走りたいです。記録的には21”20を切りたいです!

男子400m優勝 茅田

Q.出場するにあたって、目標は何でしたか?
A.シーズンの締めくくりなので、しっかり走って気持ちよく終わりたいと考えてました。

Q.走った感想をお聞かせください。
A.上手く走れず、納得はしていません。とりあえず優勝して3点を獲得し、チームに貢献することができよかったです。

Q.手堅く勝った印象があるのですが、走りながら優勝を確信した瞬間はありましたか?
A.いいえ。勝ったと思って、最後に抜かされた苦い経験があり、それからはそういう事は考えないようにしています。

Q.来季につながるものはありましたか?
A.いい走りではなかったですが、手応えはありました。来年は400とマイルで塾記録更新を狙いたいと思います。同志社戦では、今年と同じく優勝、あとは慶應で上位独占をしたいです。

男子円盤投げ優勝 秋本壯樹

Q.同志社戦にはどのような思いで臨まれましたか?
A.今年最後の公式戦ということで、シーズンの集大成として臨みました。一緒に出場した堀内とキアラシの3人で1位から3位を独占して、しっかり6点を取ろうと話していました。

Q.専門以外の種目に出られるにあたり、準備はうまくいっていましたか?
A.あまり円盤は投げていませんでしたが、10月からメイン種目の砲丸投で回転投げに挑戦していて、その延長で投げることができましたね。

Q.本番の感想をお聞かせ下さい。
A.コンディションは良くありませんでした。その中で、ファールをしないように記録を残しにいった一投目で2m以上自己ベストが出て、自分でもびっくりしました。その後は欲が出て記録をさらに狙いに行き全て失敗投擲になってしまいましたが。

Q.今後も円盤投に出られると思いますが、練習はどうされますか?
A.私のメイン種目は砲丸投ですが、早慶戦、同志社戦、六大学対抗では、円盤投で結果を残さなくてはいけないと考えています。砲丸を回転投法で練習していますので、動きに通じるものがある円盤投の練習は砲丸投の練習の負担にならないと思います。これからも継続的に行っていこうと考えています。

Q.最後に来年の円盤投についての目標をお聞かせ下さい。
A.公式戦で得点します。昔は記録を意識し過ぎて、よくサークル上で派手にコケて恥ずかしい思いをしました(笑)自分の場合、円盤で記録を狙うとろくなことがないので、得点することだけ考えます!

男子棒高跳び優勝 杉本侑嗣

Q.シーズン終盤の試合でしたが、どういう目標を持って臨まれましたか?
A.自分は記録的に普段活躍することができないので、点を稼げそうな同志社戦は自分の中ではとても重要な試合でした。相手に一人強い選手がいたので、吉田と二人合わせて三点取ることが最低限の仕事だと思っていました。記録的にはベストタイは出したいと考えていました。

Q.実際に出場された感想をお聞かせください。
A.マークしていた相手の選手が記録なしだったので、吉田との勝負だと思いました。お互いに3m80でするつもりでしたが、どちらも落としてギリギリ僕が勝ったという感じでした。あっさり終わってしまった印象がありますね。優勝できたことより、点を取れたことが良かったです。反省点だらけですが、もっと攻める試合、積極的な試合を目指したいと思いました。

Q.最後に来シーズンの目標をお願いします。
A.関カレB標の4m60を跳ぶことです。冬季中に空中動作など技術練習を重ねて、実力をつけたいと思います。公式戦で点を取れる選手になれるよう頑張ります!


[写真]棒高跳で優勝した杉本選手

男子4×200mR優勝 古賀友矩‐谷口文也‐八木維信‐野村隆太

(古:古賀選手、 谷:谷口選手、 八:八木選手、 野:野村選手)

Q.チームの目標は何でしたか?
A.古:塾記録のタイムは狙えないかなと思い、チームの目標としてとりあえず勝つことに専念しました。

Q.走った感想をお願いします。
A.野:僕は一走でしかもアウトレーンだったので、絶対に抜かれないことは考えていました。あとは内側の同志社が見えないので自分の走りに専念しました。
谷:僕はあまり「競っている」と感じることなく走ることができました。
八:そうですね。僕も競っているという感じでは無かったので楽に走れました。
古:同志社と良い勝負になるかなと思っていたのですが、谷口と八木がいつも通りの走りをしてくれたおかげで、3走の時点で同志社と10mほどの差がついており、勝負はついたなと。気楽に走りました。

Q.シーズン終盤でしたが、コンディションはいかがでしたか?
A.野:トレーナーの坂本さんにケアをしてもらい、万全のコンディションでした。前半は良く走れましたが、後半失速した感はありますね。
谷:結構良かったです。よく走れていたと思います。ただ、外側だったので前半あまり突っ込む事ができませんでした。もっといけたかもしれないという気はします。
八:対抗戦100mで1,2,3フィニッシュを収めていたので行けるだろうと考えていました。コンディションも良かったです。
古:110mHや槍も出場していたので、正直コンディションは良くはなかったです。結構緊張していたのでゴールした時はホッとしました。

Q.最後に八継チームとしての今後の目標をお願いします。
A.古:山縣も入れて日本記録を更新したいな。
谷:日本記録いけると思いますよ。
八:早稲田の記録ですし、一人0.2秒ずつ縮めてやりましょう!
野:日本記録更新しましょう!


[写真]1走を務めた野村選手

女子100m・400m優勝 志比菜津実

Q.同志社戦にはどのような気持ちで臨まれましたか?
A.今期後半は上手く走れたレースがなくて、試合に対して不安を感じていました。しかし今期ラストレースでしたし、男女総合優勝のためにも出場種目全てで優勝したいと考えていました。

Q.100m、400mを走った感想をお願いします。
A.まず100mは、スタートが苦手なので後半伸びるレース展開を想定していましたが、隣のレーンの人とほぼ変わらず出ることができ、後半もしっかり伸びて気持ち良くゴールできました。大学に入ってから、初めてのベスト更新なので嬉しかったです。400mは専門種目なのでなんとしても優勝したかったですね。自分が去年出した大会記録を更新したいという気持ちもありましたが、100mや四継との兼ね合いもあったので、とにかく優勝だけを意識して走りました。前半を抑え過ぎて、レースとしては失敗しました。

Q.振り返って良かった点、反省している点などはありますか?
A.良かった点は、総合優勝できたこと、出場種目全てで優勝できたこと。また、気持ち良くシーズンアウトできたことです。悪かった点は、どの種目でも大会新を出せなかったこと。試合に対する恐怖心もあり、こなすのに必死でした。

Q.来年の同志社戦への意気込みをお願いします。
A.大会記録更新で優勝。女子の連続優勝を更に繋げます!

Q.最後に来季の目標をきかせてください。
A.強くなって、自分の見えている世界を変えたいです。強くなります!

女子1500m優勝 土岐芙美子

Q.好調という印象がありましたが、同志社戦での目標は何でしたか?
A.優勝して点を取るつもりでした。事前の分析の結果から、絶対に勝てる自信があったので気負わず自分の走りに集中しようと思っていました。一週間前の試合でシーズンベストを出していたので、特にあの時は自信がありました。あとは去年自分で出した大会記録を更新できればいいと思っていました。

Q.どのようなレースになりましたか?
A.最初の400mでとばしたら、後ろの足跡が聞こえなくなったので、600mあたりでは勝利を確信しました。それからは楽に走れて、大会記録だけを狙いました。

Q.レースを振り返って感想をお願いします。
A.久しぶりに自分が先頭に立つレースで、気持ちよく走れました。いいレース展開ではなかったと思いますが、一番で走れて楽しかったです。周りを気にしなかったので、自分らしい走りができたと思います。反省としては4分40秒を切れなかったことですね。一人で走るときもペースを意識して、いつでも40秒を切れるようになりたいと思いました。

Q.最後に来季の目標を教えてください。
A.関カレなどの大きい試合でも、今回の試合くらい余裕をもって走れるようになることですね。どんな試合でも自分の走りができればと思います。タイムとしては、1500mで4分24~25秒です。1500mでタイムを伸ばして、相乗効果で800mも伸びればいいと思っています。800mでは高校ベストを抜きたいです。

女子走り幅跳び優勝 平井優季

Q.専門種目ではない幅跳びへの出場でしたが、どのように臨まれましたか?
A.シーズン最後の試合だったので楽しもうと思っていました。2週間前から疲れがたまっていて、練習も直前になってしまったのですが、点を取らなきゃという意識がとても強かったです。女子ミーティングで話しあった結果、ぎりぎりで勝てるかどうかだったのでリレーも含めて部に貢献したいと思っていました。
5m20~30cmくらいで、同じくらい跳ぶ人がいたので、気を抜かずに挑みました。その選手も三段跳びの選手だったので、幅跳びでも負けたくないというのがモチベーションになりました。関カレ標準も狙っていたのですが、甘くなかったですね。

Q.来年の同志社に向けて一言お願いします。
A.同志社戦というのが女子にとってはなかなかない対抗戦になっているので、やはりそこで勝ちたいという思いがあります。ぎりぎりではありましたけど、今回勝利できたので、来年もまた勝ちたいですね。

Q.今年塾新記録を更新されていますが、来季はどんなシーズンにしたいですか?
A.関カレ、全カレ、日本選手権のすべてに出場できることが決まっているので、全部の試合で満足した結果を残すことが目標です。今年いい感触を得られたので、来季は悔いを残さずに大学最後のシーズンを終えたいと思っています。 

女子4×400mR優勝 志比菜津実‐眞田詩穂‐平井優季‐町野あかり

(志:志比選手、眞:眞田選手、平:平井選手、町:町野選手)

Q.同志社戦という対抗戦に出るにあたって、チーム目標は何でしたか?
A.眞:できれば48秒台で走って来年につなげたいと思っていました。でも何よりもまず勝って三点取ることが絶対の目標でした。四継に団体としての勝敗かかっていたので。

Q.個人的にはどのような目標を持って臨まれましたか?
A.眞:一走だったので、いいスタートを切ることだけに専念しました。
町:個人的に関カレ、全カレ入賞が見えるような走りが出来ればと思っていました。でもまだ遠かったですね。
志:私は三本目のレースだったのですが、その日一番の走りをしようと思っていました。
平:私はとにかく足をひっぱらないことでしたね。あとはめったに出ない四継だったので、緊張して固くならないことを意識しました。

Q.バトン練習やメンバー争いなど、同志社戦に向けてうまく準備できましたか?
A.町:優季さん(平井)とのバトンパスは上手くいっていたので何の心配もなく本番はいけました。
眞:自分はリレーを走れるか微妙な位置でしたが、選抜で思った以上の力が出たのはよかったです。バトン練習については私が試合で地元に帰っていたので、日にちを積んだとは言えませんが、少ない練習の中でよくできていたと思います。
平:私はあかり(町野)とは問題なかったのですが、私がリレーに不慣れなせいで出だしにムラがあり、なっちゃん(志比)は大変だったかと思います。
志:トライアルで一緒に走って決めたメンバーでしたし、オフ日にも集まって練習して準備していたので、私は何も不安はなかったですね。

Q.女子として点が絡む唯一の公式戦でしたが?
A.町:同志社戦前の点数予想でぎりぎりでリレー次第というところがありました。そのおかげで頑張らなきゃという気持ちになりチームのまとまるキッカケになったかなと思います。
眞:私もそう思います。リレーで点数が大きく左右されるということで、みんなリレーに向かってまとまれていたと思う。個人的にも、初めての公式戦で絶対勝ちたかったので。
志:あと戦力として実際に勝利に絡めるのはやはり嬉しいですよね。早慶戦も、いつか女子対抗ができるといいなと思います。
平:私も自分の点で勝ち負けに絡むのは、危機感が出ていいなと感じました。関カレの男子の緊張感が何となくわかった気がしました。

Q.みなさんいくつか種目を兼ねていたと思いますが、コンディションはどうでしたか?
A.眞:種目を兼ねる人も多かったですし、私は怪我が完治していなかったので、みな万全ではなかったと思う。その代わり、気持ちの部分でカバーできたと思います。
町:そうですよね。チーム力でなんとか走れましたね。
平:私も種目を兼ねていましたが、みんなと走れて特に疲れを感じませんでした。
志:シーズンラストレースの人ばかりだったので、全員気合いが入っていて良い状態だったと思います。私も疲れてはいましたが、リレーだから走れたと感じています。

Q.最後に女子四継チームの来季の目標をお聞かせください。
A.町:関カレ標準を切っているので、入賞をめざしたいですね。
志:そうですね。関カレ入賞です。
平:そのためにも個人が各々の目標を達成していくことが大事だと思いますね。そうすればチームの底上げになって、結果は付いてくると思っています。
眞:47秒前半で塾記録を出さなければ入賞は不可能だと思いますし、いまの力では厳しいと思います。それでも出場するからには、実力をつけて入賞目指して取り組みます。