第86回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会レポート

こんにちは
長い間更新が途絶えてしまい、楽しみにして下さっていた方々には大変申し訳ありませんでした。

秋シーズンも終え、競走部は三田祭オフ期間に入りました
帰省したり旅行に行ったりする部員、また普段と変わらずグランドで練習に励む部員など、オフの過ごし方は様々ですが、
オフ明けから本格的に始まる冬季練習にそれぞれ備えています

今日は先月行われた箱根駅伝予選会のレポートを行いたいと思います

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試合後の集合写真です

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今やお正月の風物詩となっている箱根駅伝、
10月17日(土)、その予選会が陸上自衛隊立川駐屯地~立川市街地~国営昭和記念公園を舞台にして行われました

今回の予選会は駒澤大学や日本体育大学など、例年予選会では見られない強豪校も出場するということで、大変注目が集まりました
去年と比べ、報道陣だけでなく観衆も多かったように感じます。

前日に立川入りし、立川駅近くのビジネスホテルに宿泊した選手たち。
予選会初出場の選手がほとんどの今年の慶大、
特に1年生からは緊張している様子が伝わってきました

また、この日に出場選手が発表されました。
出場したのは以下の12人です

成田光佑(総4)
樋口諒(環4)
金子隼輔(理3)
田島俊太郎(経3)
原田憲一(経3)
平塚知成(商2)
木下雄登(薬1)
斎藤大樹(総1)
坂井貴紀(商1)
鐵本智大(理1)
福島健介(経1)
松田昂大(理1)

樋口・金子・平塚以外は初出場です

予選会当日、
外に出てみると思ったよりも寒く、曇っていました

5時過ぎごろから朝練を終えた選手たちが続々と食堂にやってきて、朝食のお餅を食べます
みんな思ったよりもリラックスした様子で過ごしていました

その後、各自で昭和記念公園へ・・・

昭和記念公園に入ると補助員にあたっている部員たちが既に活動を始めていました
ここには屋根のある建物がないため、アップ場はゴール地点である”みんなの原っぱ”に程近い、屋外の草むら(林?)に取ります
この時間には空に広がっていた雲も取れ、去年と同じような秋晴れになりました

今年は去年より30分早まり9:00にレースがスタート
500人を超える各校の選手たちが一斉に走り出しました

一人一人の結果・走りをお伝えしたいと思います

成田 74″50
6月に中距離から長距離パートに移った成田にとって、最初で最後の予選会
自分のペースで20km走り切りました。
「めちゃくちゃきつかった」と言っていましたが、誰よりも大きい声援が成田におくられました
レース後、中距離の横田(真)が駆け寄って、ねぎらっている様子が印象的でした

樋口 66″02
去年に続き2回目の予選会、今年は勉強との両立が大変だったと思うのですが、
どんな状況でもしっかり走るところはさすがだと思います
樋口らしいスピードを生かした走りで前半慶應のトップを引っ張りました

金子 65″34
普段の練習でも安定感抜群の金子、学内のどの選手とも違うペースで刻みましたが、安定した走りで学内3位でゴールしました。
しかし、本人は目標の64分台には届かず悔しそうな表情。
地道に日々の練習を重ねている彼なら、この悔しさをバネに必ず来年納得のいく結果を残してくれるでしょう

田島 69″58
予選会初出場の田島、
前日に走ることが決まり不安もあったと思いますが、堅実な走りでチームに貢献しました。
結果は納得のいくものではなかったようですが、残り1年全力で頑張ってほしいと思います

原田 69″18
田島と同じく予選会初出場の原田、
余談ですが原田と田島は中学・高校(暁星)の同級生です
今季は腰を痛め、走れない期間が長かったのですが、夏の頑張りでここまで持ってきました。
中盤以降まで1年生の集団を引っ張った原田、普段から後輩たちの面倒見のいい彼らしさが走りに出ていました

平塚 64″00
チーム1の実力者の平塚。あまり故障をしない彼ですが、夏前の怪我の影響で予選会1か月前にやっとポイント練習ができるようになりました。
本番はそれを感じさせない安定した走りでチーム内2位となりました
ラスト100mで齋藤にかわされ、チームトップと5秒差でゴール
「来年はチームで箱根を目指します」と集合で語った平塚、予選会が終わった直後も彼の眼はしっかりと来年に向いていました。

木下 69″39
入学直後に足首を痛め、夏ごろまでほとんどジョグしかできなかったため、大学初レースが予選会になりました。
本人は20kmという距離に不安を感じていましたが、しっかりと走り切りました
次の目標は5000m14分台、年末の試合で記録を狙います

齋藤 63″55
1年生エースとして走った初めての予選会
予定通りの5km通過タイムからだんだんとペースを落としてしまいました。
しかしゴール前でのラストスパートはさすがでした
終了後の全体集合では「来年は本気で学連選抜を狙います」と力強く宣言しました
その時、来年Kマークで箱根路を走る彼の姿が目に浮かんだのは私だけではないはずです

坂井 71″59
スタート直前の、いつにも増してキリっとしていた表情が印象的でした。
10km過ぎまでは集団で走っていましたが、落ちてからは苦しい走りとなりました
翌日、地元新潟で行われた駅伝に「来年に向けてのスタート」として走った坂井。
これからの活躍が期待されます

鐵本 66″07
当初から考えていたという前半抑えて後半勝負するというレース運びは、初出場の1年生とは思えないほど落ち着いていました
しかし、「上には上がいることを知った」という言葉がとても印象的でした。

松田 71″39
夏は齋藤・金子らと一緒に練習をこなすなど絶好調だった松田ですが、
故障の影響で練習が積めず、調子を落としてしまい、予選会本番は苦しい走りとなりました。
理工学部で忙しいながらもいつも遅くまで残って練習している松田、必ずこの経験を来年に生かしてくれると思います

福島 72″54
前日に一番緊張していたのは彼だったのではないでしょうか
しかし初の予選会を堂々と走り切りました
高校時代は800mを専門にしていたスピードランナーの福島、
これから1年生皆で切磋琢磨していってくれると思います

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総合タイム 11:18’11(インカレポイント適用後 11:15’26)
総合順位  28位

今回はタイムでは去年を上回ったものの総合順位は下げてしまい、選手たちは本当に悔しそうでした。

確かに選手にとって、結果が全てかもしれません。
しかし私達マネージャーは、それが彼らの全てでは無いことを知っています。
彼らがどんな状況にあっても、家族・OBの方々・桜井さん・合宿所の寮母さんへの感謝の気持ちを忘れず、学業と両立しながらも、ひたむきに練習する姿を近くで見ているからです。

これからもそんな選手たちの様子を皆様に紹介していきたいと思います

最後になりましたが、当日応援に来て下さったOBの皆様に御礼申し上げます。
これからも応援よろしくお願いいたします

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