・はじめに

私たち慶應義塾大学競走部は、創部100年の永き伝統を持ち、日本選手権・インターカレッジなどで優勝者・上位入賞者を数多く輩出するなど、「陸の王者・慶應」として、総合力でその名を轟かせた名門であります。

私たちは、慶應義塾大学がその建学の精神からスポーツ推薦制度を有していない中、今なお学生陸上界において確固たる地位を保っています。

慶應義塾に学び、競走部で競技する私たちは、文武を両立させた学生競技者の模範たるところであるところは社会周知のとおりであり、文武に秀でた前途有望な貴君が、慶應義塾への興味を深めていただければ幸いです。

・競走部について

「慶應義塾体育会競走部」というと、ずいぶんと堅苦しく聞こえ、皆さんのなかには、いわゆる体育会的な不合理な規則や厳しい上下関係などをイメージする人もいることでしょう。

しかし、慶大競走部に関しては、そのような心配は全くいりません。私たちは、慶應義塾の精神である「独立自尊」にのっとり、学年や競技力に関係なく、強い信頼関係で結ばれています。その結果、従来の体育会にありがちであった不必要な負担をかけることなく、非常に自由な雰囲気の中で陸上競技を純粋に楽しむことができるようになっています。これは、慶大競走部が100年の歴史をかけて創りあげてきた良き伝統のひとつであると自負しています。

また、学問に対しても真剣に考えている者が多く、落第(留年)する者は皆無であります。これは、理工学部生や大学院生が多数在籍していることからもおわかりいただけると思います。私たちは、次の年間6試合を公式戦と定め、個人として記録向上を目指すことはもちろん、慶大競走部として公式戦に全勝利することを目標に部一丸となって競技に取り組んでいます。